働き方改革
働き方改革は「残業をへらす」だけでは不十分!本当に必要な改革とは?
日本の労働者は仕事に忙殺されたり、長時間残業によって健康を害したりすることも少なくありません。 毎日、効率よく働くためには、どれほどやりがいのある仕事であっても …
オフィスで働く人にとって、ランチは午前中の疲れを取って、午後からの集中力を高めるための大切な時間です。
社食がオフィスに設けられている場合は、一旦デスクから離れ、同僚とコミュニケーションをとりながらランチタイムを過ごすことで、気分もリフレッシュできるでしょう。社食で栄養バランスの良い食事が取れれば、従業員の健康増進にもつながります。
では、オフィスに社食が設置されていない場合はどうでしょうか。
外食するためにオフィスを出れば、気分転換にはなりますが、混雑していればランチ難民となる可能性があります。コンビニで買ったパンやおにぎりをランチにすれば、食べながら仕事を続けてしまったり、健康的ではないメニューになったりして、気分転換にはほど遠いランチタイムとなるでしょう。
そこで本記事ではオフィス内でコストや費用を抑えつつ、簡単にランチ環境を充実させる方法「設置型社食」を紹介します。
目次
理想的なランチタイムの過ごし方は、健康的なメニューにより栄養補給をして、仕事から少し離れて気分転換ができるような、心身共にリフレッシュができるようにすることです。
オフィスで働く人は、そのようなランチタイムを過ごせているのでしょうか。
2022年3月30日付けの朝日新聞デジタルに『働く人の3割、「勤務日にランチ抜き」の経験 食品値上げでさらに…』という記事が掲載されました。
働く人の懐事情が厳しいため、ランチが節約の対象となっていることが明らかとなったのです。
国税庁が公表している「民間給与実態統計調査結果」によれば、給与所得者の給与平均額は1997(平成9)年の467万3000円がピークで、その後は微増減を繰り返し、2021(令和3)年は、前年よりも増えたものの443万円で、ピーク時から24万円減となっています。
近年は、追い打ちをかけるように物価高の影響を受け、食事にかかるコストも上がってしまったため、理想的なランチにはますます遠ざかってしまう環境におかれているのです。
オフィスに社食がない場合、従業員のランチの選択肢は、弁当などを購入して自席で食べるか、外出して食事をとるか、あるいは弁当を持参するなどの方法になるでしょう。
従業員がランチの内容を自由に決められるのはいいことだと思われがちですが、実は、従業員がどのような選択をするかによっては、経営的な課題につながる場合もあります。
ランチによって、どのような課題が生じる懸念があるのか、確認していきましょう。
ランチをさっと済ませたいために、簡単で準備の時間がかからないカップ麺や菓子パンなどをランチにしがちな方がよく見られます。
外食するよりも安価で済ませることができ、オフィスにいながら食事がとれるため、手軽な方法ではありますが、栄養バランスは偏りがちです。
栄養補給ができない状況が続くと、体調が優れなくなることは誰もが知っていることでしょう。
従業員の体調が悪化してしまうと、仕事の生産性が下がってしまいがちになるため、実は従業員の食事内容は、経営課題に直結しているともいえます。
オフィスに社食がなく、時間がなければ、オフィス内で仕事をしながらランチをとる人が出てきます。
デスクで食事をとると、リラックスできないため、食事の消化も悪くなる可能性があるようです。これは、脳がデスクを「仕事に使うもの」と認識しているため、食事中もストレスを感じてしまうからです。
さらに、ずっと座った姿勢でいることで、肩こりや腰痛の原因にもなります。
自席で「ながら食べ」することは、心身共に良いことがないのです。
また、仕事をしながら食べると上司や同僚と会話をする機会も減ってしまいます。
それぞれがデスクで仕事しながらランチをしてしまうと、コミュニケーションの機会が減ることにもつながるのです。
オフィス周辺に飲食店がある場合は、外食を選択する従業員も多くいることでしょう。
しかし、とくに混雑するオフィス街の場合は、食事をとることができない、あるいは満足に食事をとることができない「ランチ難民」の問題が常につきまといます。
企業のランチタイムの多くは正午からのため、多くの企業の従業員が外出する時間が重なってしまうのが原因です。
ビル内のオフィスであれば、エレベーターになかなか乗れなかったり、飲食店が混雑して入れなかったり、入れたとしてもレジに行列ができて支払いに時間がかかったりして、貴重なランチの時間が削られてしまいます。
ランチの時間がわずかしか取れず、焦って飲み込むように食事をしたという経験を持つ方もいるのではないでしょうか。あるいは、ランチ難民になり、食事が取れなかったという方もいるかもしれません。
このように食べ物をお腹に入れるだけの作業になるようなランチでは、満足感も少なくなるでしょう。
ランチをとることもストレスとなってしまうと、常にストレス漬けの状態です。
仕事の成果を生み出せるような状況ではないことが分かります。
経済産業省が推進している「健康経営」は「オフィスのランチ事情」とも密接に関わっていることはご存知でしょうか。
ここでは「健康経営」と「健康経営に取り組むメリット」について詳しくご紹介いたします。
「健康経営」とは、従業員の健康増進と健康管理を企業の経営課題として戦略的に実践していくことです。
アメリカの臨床心理学者であるロバート・ローゼン博士により提唱された経営方針で、それまでは別々に捉えていた健康管理と経営管理を統合することで、従業員の健康増進が企業の業績向上に繋がるという考え方です。
日本でも経済産業省が推進したことにより、健康経営の取り組みが広がりました。
健康経営に係る各種顕彰制度として、平成26年度から「健康経営銘柄」の選定を行っており、平成28年度には「健康経営優良法人認定制度」を創設しました。
・健康経営銘柄
優れた健康経営を実践している企業を、東京証券取引所の上場企業33業種から、経済産業省と東京証券取引所が共同で各業種につき原則1社ずつ選定します。
・健康経営優良法人認定制度
健康経営に取り組む企業の見える化をさらに進めるため、上場企業に限らず、未上場の企業や、医療法人等の法人を健康経営優良法人として認定する制度です。
参考:https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/healthcare/kenko_keiei.html
これらに認定されると、「従業員を大切にしている会社」という印象が付き、企業のイメージアップにもなります。
企業による「健康経営」のための代表的な取り組みには、以下のようなものがあります。
・定期的な健康診断の実施による、従業員の健康管理
・定期的なストレス、メンタルヘルスのチェックを行う
・残業時間の削減や有給休暇の取得率アップなどを推奨
・運動をする習慣づくりのためのサポートや場の提供など
・健康意識、健康知識を上げるためのセミナーや勉強会の開催
・栄養バランスのとれたランチをオフィスで食べることができる社食サービスなど、食に関する提供
従業員が健康でいることは、企業としても様々なコストを抑えることができます。
健康経営を行うことは未来への投資といえるでしょう。
健康経営に取り組むことは、企業・従業員どちらにもメリットがあります。
【企業のメリット】
企業にとってのメリットには以下のようなものがあります。
・医療費のコストカット
従業員が健康であれば、病院にかからず、企業が負担する医療費が削減されます。
・労働生産性の向上
従業員が心身共に健康であれば、労働意欲や業務への向上心が芽生えることで、生産性が上がといえます。
・企業のイメージアップ
健康経営に取り組むことは、企業のブランドイメージアップに繋がります。
従業員の健康を考えているとアピールできるため、、就職活動をしている人材に良い印象を与えます。
【従業員のメリット】
従業員にとってのメリットには以下のようなものがあります。
・健康の維持、増進
健康経営に取り組むことで、従業員自身が健康について意識する機会が増えます。
健康に対する正しい知識が増えることは、食生活や生活習慣、生活習慣病などの予防・改善につながるというメリットが期待できます。
・より良い環境で働くことができる
健康経営には、社員の健康管理のみならず、オフィスの環境整備も含まれています。
リラックスやリフレッシュができる職場環境で働くことができれば、従業員のパフォーマンスアップが期待できるでしょう。
このように、健康経営導入のメリットは、企業にとっても社員にとっても、多くのメリットがあります。
食事は健康に大きく影響する要素ですが、オフィス内のランチ環境を整えるにはどんな方法があるでしょうか?
オフィスのランチ環境を向上させる取り組みとして、野菜や栄養バランスが整った食事が撮れる設備をオフィスに置く方法や、宅配サービスを利用する方法があります。
従業員自身も、オフィスにいながら健康的な食事が取れる選択肢があれば、今まで以上に自分の健康を気遣うことができるでしょう。
従業員の健康や心の面も考えて、オフィスでよりよいランチにするための方法をご紹介します。
設置型社食とは、オフィスに設置した専用の冷蔵庫や冷凍庫に、さまざまな食事が配達されるサービスです。
利用はとても簡単で、冷蔵庫から好きな軽食や惣菜、フルーツなどを自分で取り出して購入するだけ。
会議や外出が続いてしまいランチタイムを逃してしまっても、常にオフィスの冷蔵庫に健康的な食事が置いてあるので、時間を惜しんで食事を抜いてしまうことを減らせるでしょう。
ランチタイムのさまざまな混雑を避けることができるため、時間の節約につながり、さらにお店で買うよりもお得に購入することができます。
品ぞろえは時期によって変わるので飽きづらく、利用方法も簡単なので様々な年齢層の従業員が利用できるでしょう。
また、災害時には企業の備蓄品にもなるので従業員を守ることにもつながります。
オフィスに訪問してお弁当を対面販売してくれるサービスや、毎日の予約に応じてお弁当を宅配してくれるサービスの活用も便利です。
外に出ることなくオフィス内で購入できるので、時間の無駄が少なくなります。
また、歓送迎会や季節のイベントなどでケータリングサービスを利用し、従業員を集めてランチをとるのも良いでしょう。他部署とコミュニケーション機会が増えるなど、さまざまな硬貨が期待できます。
ただし、宅配やケータリングサービスは、事前予約が必要など注文の時間制限があったり、利用する際の最低人数の制限があったりと、サービスごとに規定がありますので、その点はあらかじめ確認しておきましょう。
もしオフィス内の空間に余裕があるならば、休憩中はデスクを離れてリフレッシュできるようにリラックススペースを導入するのも、ランチ環境の改善につながる方法です。
ゆったりできる家具や自動販売機など、気分転換につながる様々な設備を設置すると良いでしょう。
一日中デスクに居続けるよりも、少なくともランチの間はいったんデスクから離れてリラックススペースで休憩することで、心も身体もリフレッシュし、午後の仕事の効率もあがることが考えられます。
また、リラックススペースを導入すれば、他部署の知り合いなどとも顔を合わせる機会が多くなり、コミュニケーションが増えるのではないかと思います。
コミュニケーションが増えると他部署の仕事内容を理解したり、新しい企画が浮かんだりと仕事にプラスの効果がもたらされるかもしれません。
ランチをとるタイミングは、決まった時間に全員同じタイミングでという企業も多いのではないでしょうか。
しかしそういったルールが、ランチ難民を作るきっかけになってしまうのです。
また、オフィス内の休憩スペースを利用しようと思っても場所が空いていこともあるでしょう。
休憩時間を個人のペースに合わせて柔軟に取得することができれば、業務で忙しくランチタイムを逃してしまっても、自分の都合に合わせて休憩を取ることが可能です。
他にも、ランチタイムの混雑を避けて休憩を取ることで、余裕を持ったランチタイムを過ごすことができるでしょう。
仲の良い従業員同士でランチに行くことや、親睦を深めるためにチームでランチに行くとことはよくあることかと思います。
最近では、ランチの場をより積極的に福利厚生のシステムとして活用する動きが生まれています。
そこで注目されている新しい福利厚生の施策が「シャッフルランチ」です。
これは、業務では接点がない従業員同士で会社から支給された費用でランチに行く制度です。
この制度は様々な企業で福利厚生や社内コミュニケーションの手段として徐々に広まって来ています。
シャッフルランチについて詳しくはこちらの記事にもまとめていますので、ぜひご覧ください。
【シャッフルランチとは】社内のコミュニケーションを活性化する方法
最後に、オフィスでいつも健康的な食事ができると好評の「OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)」をご紹介します。
「OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)」は、オフィスに設置した冷蔵庫(冷凍庫)に新鮮な野菜や果物、お惣菜などが届く設置型社食のサービスです。
導入拠点数は累計10,000拠点以上(2024年2月時点)、サービス利用率90%以上と従業員の満足度が高い点がポイント。
野菜不足のオフィスワーカーに、「しっかり食事をして、健康的に働いてほしい」という想いを込めて作られたサービスです。
Webからも申込ができ、サービスの導入を検討するにあたり、試食を行うことも可能です。
冷蔵庫、冷凍庫、電子レンジなどプランに合わせた必要設備が届き、配達員が新鮮で美味しいサラダやフルーツ、お惣菜を届けてくれます。
従業員は冷蔵庫から好きな時に、自分の好きな分だけお手頃価格で購入が可能です。
商品の決済は専用アプリまたは集金箱を利用してその場で支払ってもらいます。
プランには「オフィスでやさい」と「オフィスでごはん」の2つがあります。
それぞれご紹介していきましょう。
▼OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)について詳しくはこちら
「オフィスでやさい」プランは、オフィスに設置した冷蔵庫へ新鮮なサラダやフルーツ、サラダチキン、ヨーグルトなどヘルシーな軽食から、食事になるお惣菜までを幅広い商品が届きます。
オフィスへの配達は週1回、最大5回まで。「OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)」のスタッフが冷蔵庫へ補充をしてくれるので、従業員の負担は少なくすみます。
冷蔵庫内の管理から料金箱の集金までスタッフが行ってくれます。
「オフィスでやさい」は、サラダや食事的なお惣菜だけでなく、食べやすいサイズにカットされたざく切り野菜や旬のカットフルーツ、ジュースやスムージなどを取り揃えているので、ランチでの利用だけでなく、朝食や間食としても活躍します。
健康意識の高い社員には、サラダチキンや燻製たまご、飲むヨーグルトなども好評。
コンビニよりお手軽価格で、コンビニより健康的な商品を一つ100円から購入できるのも嬉しいポイントですね。
メニューは管理栄養士が監修しているので、食事内容が偏ってしまったり健康的なものが食べられないという心配もなくなります。
「オフィスでごはん」プランはオフィスに設置した冷凍庫へ月に1回から無添加や国産材料にこだわったお惣菜が届きます。
無添加コースと基本コースの2つから選ぶことが可能です。
無添加コースはもちろん添加物不使用で、国産商品を優先的に使用した国内製造の商品です。
管理栄養士がセレクトした唐揚げやハンバーグなどの人気メニューを取り揃え、野菜を使ったメニューも豊富で、毎月10種類のメニューのうち半分がリニューアルされています。
基本コースは添加物は極力使われておらず、基本的に国産食材を使用し、国内で製造されています。
お肉料理だけでなく、パスタや魚料理、さらにタニタが監修したヘルシーなお惣菜まで、毎月20種類程度のメニューから選ぶことが可能。
更に、メニューは毎月全種類リニューアルされるので、飽きる心配はありません。
一つ100円からのお手頃価格で、冷凍食品なので日持ちは2ヶ月以上です。
冷凍庫と一緒に電子レンジも設置されるので、温かいランチがオフィスでいただけます。
一ヶ月に80パックから注文が可能で、必要に応じて追加が可能です。
従業員がオフィスで健康的なランチを食べられることは、健康経営において重要な取り組みのひとつといえます。
「OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)」をオフィスに導入することで、ランチにおけるさまざまな課題を解決できます。
新鮮なサラダやフルーツはもちろん、ハンバーグやカレーといった手作りのお惣菜を食べることができます。
日本全国の産地直送の野菜や国産原料を優先して使用した商品ばかりなので、安心・安全で健康的なランチをすることができます。
冷蔵庫の近くにリラックススペースを作ることで自然と人が集まるようになり、コミュニケーションが増えることが期待できます。
また、季節ごとに新しい商品が追加されるなどラインナップも豊富なので、「新しい商品が入っていたよ!」「これ美味しかった!」などコミュニケーションが生まれやすくなるでしょう。
社内でランチを購入することが可能になることで、コンビニへわざわざランチを買いに行ったり、外食でランチ難民になることも減るでしょう。
健康的なランチをオフィスでストレスなく食べられくことは、休憩時間を有意義に使えることは業務のリフレッシュにもなりますね。
興味のある方は、導入を検討してみてはいかがでしょうか。
働き方が多様化してきているなかで、朝・昼・夜すべて栄養バランスの良い食事を摂ることはなかなか難しいでしょう。
仕事に疲れはつきものですが、オフィスで1日1食でもランチの時間に栄養バランスの良い食事が食べられれば、身体にも心にも余裕が生まれるのではないでしょうか。
健康でいるためには自分に合った食事量を知り、栄養バランスの良い食事を一度ではなく長く続けていかなければなりません。
自分で準備することはなかなか難しいですが、栄養バランスのとれたランチがオフィスで食べられることは、従業員にとっても嬉しいことなのではないでしょうか。
オフィスでのランチを充実させることで従業員が健康になり健康経営につながっていきます。
設置型社食は冷蔵庫が置けるスペースさえ準備すればコストも抑えられ、すぐに導入できます。
混雑を避けながら、オフィス内で有意義なランチタイムを過ごしてみてはいかがでしょうか。
社員の健康改善につながる新しい社食
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