福利厚生制度

-2024.03.25.Mon

クリニックでスタッフに喜ばれる福利厚生とは?導入のメリットや事例を紹介

クリニックでスタッフのにこやかな笑顔を見ると、安心するという方も多いでしょう。

だからこそ、クリニックの経営者は治療技術や患者へのサービスだけでなく、スタッフの働くコンディションにも配慮しなければなりません。

平等に利用できる福利厚生でスタッフをサポートすれば、チームとしての志気も高まり、よりよいサービスを患者に提供できるでしょう。

今回は、クリニックでスタッフに喜ばれる福利厚生や導入するメリット、実際の導入事例について紹介します。

福利厚生の重要性とは?

福利厚生の重要性とは、スタッフの働くモチベーションを高め、クリニックで働くことへの満足度の向上を図ることにあります。

福利厚生は、クリニックの実績や運営方針・ポリシーなどのように、売上に直結するものではありません。

しかし、福利厚生を充実させればスタッフの生活は安定・向上し、生き生きと働けるようになるでしょう。

労働生産性も高まるため、福利厚生はクリニックの業績に間接的に関わる重要な要素といえます。

福利厚生の主な種類

福利厚生の主な種類は、法的に義務化されている「法的福利厚生」と、事業者や企業が独自に制定できる「法定外福利厚生」の2つです。

「法定福利厚生」とは、健康保険・厚生年金・雇用保険・介護保険、労災保険など社会保険料の費用負担で、児童手当拠出金などもこれに含まれます。

一方、「法定外福利厚生」は、クリニックなどの事業者や企業が自由に設定できる福利厚生です。

クリニックが福利厚生に力を入れるメリットとは?

福利厚生に力を入れると、クリニックには次の4つのメリットがあります。

優秀な人材が集まる

求職者は、福利厚生が整っているかどうかをチェックします。ほかでは取り扱っていないサービスや、魅力的なサービスを導入しているクリニックはスタッフ定着率も向上し、優秀な人材が集まりやすくなります。

労働生産性が高まる

福利厚生を充実させると、スタッフのクリニックに対する満足度や仕事へのモチベーションが高まり業務を集中して進められるため、労働生産性が高まります。

社会的な信頼が向上する

スタッフが生き生きと働いているクリニックは、患者も安心して通院できます。患者からのSNSなどの口コミや評価が増えれば、社会的な信頼も向上します。

節税対策になる

内容にもよりますが、法定外福利厚生の3つの条件「スタッフ全員が対象である」「社会通念上妥当な支出金額の範囲である」「社内規定が整っている」を満たしていれば、経費として計上できます。

クリニックで提供される福利厚生の例とは?

クリニックが福利厚生を提供する場合は、スタッフから人気のある法定外福利厚生を選ぶとよいでしょう。

ここでは、クリニックにおすすめしたい8つの代表的な法定外福利厚生を紹介します。

1.食事
2.住宅
3.医療費
4.健康診断・人間ドック
5.休暇
6.育児・介護の支援
7.学会や研修
8.資格取得

食事に関するもの

食事に関するものは、クリニックでも提供しやすいでしょう。

たとえば、社内食堂やカフェの設置、社食サービスの提供などです。

特に、クリニック近辺にコンビニや飲食店が少ない場合は、毎日利用できる食事関連の福利厚生はスタッフから喜ばれるでしょう。

実際、企業で働く従業員を対象とするアンケートでも、食事関連の福利厚生は第1位を獲得した実績もあります。

食事関連は、患者のケアで忙しいスタッフを体力面・健康面から支えるものとしておすすめの福利厚生です。

住宅に関するもの

住宅に関する福利厚生を導入しているクリニックもあります。

具体的には、社宅や寮の提供や住宅ローン・家賃の補助などです。

特に、家庭を持っているスタッフや一人暮らしのスタッフの場合は、住宅ローンや家賃の一部を福利厚生として負担すれば経済的に楽になるでしょう。

医療費に関するもの

クリニックにおすすめの福利厚生には、医療費に関するものもあります。

スタッフやその家族が、クリニックを受診した時の費用を一部還付するサービスです。
家族が利用できるよう配慮すれば、小さいお子さんのいらっしゃるスタッフからも喜ばれるでしょう。

健康診断・人間ドックに関するもの

健康診断や人間ドックに関する福利厚生を導入するのもよいでしょう。

具体的には、健康診断や人間ドックの受診料の一部を還付するサービスです。

特に、人間ドックはオプションの追加で数万円程度の高額になることを理由に、なかなか受診できないというスタッフも多いでしょう。

家族の分も福利厚生として一定額を補助すれば、スタッフの職場への満足度も向上します。

休暇に関するもの

休暇に関するものも、クリニックにおすすめの福利厚生です。

たとえば、有給休暇や誕生日などのアニバーサリー休暇、一定の勤続年数を経たスタッフを対象とするリフレッシュ休暇や長期勤続休暇などが、これに該当します。

昨今は、失恋や結婚記念日などに取得できるユニークな休暇を福利厚生として導入している事業者や企業もあるようです。

日頃から肉体的にハードで忙しいスタッフにとって、休暇を取得しやすいクリニックは職場環境が良好であるため、定着率も高くなります。

育児や介護の支援に関するもの

育児や介護の支援に関するものも、スタッフに喜ばれる福利厚生です。

昨今は、ワークスタイルについても多様化が進んでいます。今後、ますます少子高齢化の進む日本社会は、状況に応じたワークスタイルを受け入れなければ成り立ちません。

育児や介護中に利用できるリモートワークやフレックス制度、時短勤務制度や法律規定以上の待遇を提供すれば、スタッフはプライベートの忙しい時期に仕事を継続できます。

育児や介護に追われている時期も、無理なく社会に貢献できるよう配慮しているクリニックは、スタッフのよい口コミから社会的信用も高まるでしょう。

学会や研修への参加に関するもの

学会や研修の参加に関するものも、クリニックのスタッフに人気があります。

昨今は、結婚・出産後も働きたい、家庭を持っても働きたいなど、意識が高くスキルアップ・キャリアアップを目指す方も少なくありません。

学会や研修の参加費を福利厚生として補助すれば、技術やノウハウに熟知したスタッフが増え、クリニックにとっても大きなメリットになるでしょう。

資格取得に関するもの

クリニックにおすすめの福利厚生には、資格に関するものもあります。

具体的には、資格支援や費通信講座の教材費・授業料を補助するサービスなどが、これに該当します。

業務内容によっては、スタッフが資格を取得すると業務範囲が増え、業務も効率的に進むでしょう。

資格取得は、「意識の高いスタッフになるべく長く働いてもらいたい」というクリニックにおすすめしたい福利厚生です。

クリニックで人気が高い「食の福利厚生」とは?

クリニックで人気の高い福利厚生は、食に関するものです。スタッフに元気がなければ、患者も不安になってしまいます。

食事は、生命を維持するために毎日とる必要があると同時に、生活の活力を得るために不可欠なものです。

働くエネルギーの源にもなる食を福利厚生で充実させれば、スタッフの働くモチベーションも高まるでしょう。

なぜ食の福利厚生が人気?

食に関する福利厚生の人気が高い理由は、クリニック特有の休憩時間の短さや健康的な食事をなかなかとれないという課題を解決できるからです。

受付時間のギリギリに患者が来院すれば、スタッフの昼休みはその分、短くなります。そんな状況下で、患者を気遣いながら体力を使う立ち作業も少なくありません。

スタッフが午後も仕事のパフォーマンスの質を高めるためには、昼食をしっかりとる必要があります。

患者に寄り添い生き生きと働けるよう、クリニックはスタッフの昼食の「質」にも気を遣うべきでしょう。

また、付近に飲食店やコンビニのないクリニックでは、通勤途中で昼食を購入するか、弁当を持参しなければなりません。

これらの課題も、食の福利厚生を充実させることで全て解決できます。

おすすめの提供方法は「設置型」

食の福利厚生のなかでも、休憩時間が短く外出時間をとりづらいクリニックにおすすめの提供方法は「設置型」タイプです。

設置型の社食サービスは、社員食堂やカフェのような広いスペースは必要ありません。

院内の一定のエリアに設置するだけで、スタッフは外出せずに食事をとることができます。

設置型の健康社食サービス「OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)」でクリニックのランチ環境を改善

オフィスで野菜

設置型のなかでも、クリニック特有のランチ環境の改善におすすめしたいのが健康社食サービス「OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)」です。

本サービスを導入すれば、次のような課題を解決できます。

・仕事がハードだから食事をしっかりとりたい
・短い休憩時間でもバランスのよい食事をとりたい
・添加物を控え、ヘルシーな食事をとりたい
・休憩時の外出や着替えやを控えたい
・繁忙期や昼食以外の時間帯にも利用したい

「OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)」は昼休みだけでなく、いつでも利用できるところもおすすめです。

導入時のプランは、「オフィスでやさい」と「オフィスでごはん」の2種類あります。

「オフィスでやさい」は、新鮮な野菜や果物を使用したスナックやサラダ類を中心とするプラン。

150個プランでの企業負担額は49,000円/月、従業員は1個あたり税込100円(税込)から利用できます。

一方、「オフィスでごはん」は、管理栄養士に監修された専用電子レンジで加熱して食べられる惣菜やサイドメニューです。

患者のサポートなどで体力的にハードなクリニックにおすすめのランチで、栄養バランスのよい食事をしっかりとれます。

本プランでは、80個セットを導入した場合の企業負担額は25,200円/月で、スタッフは1個100円(税込)から利用可能です。

「OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)」を導入すれば、クリニックで「健康経営」を実践しながら食生活も豊かになるでしょう。

クリニックにおける「OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)」の活用事例

この章では、クリニックにおける食の福利厚生「OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)」の活用事例を3つ紹介します。

イーライン矯正歯科

「舌側(裏側)矯正」の第一人者として知られる矯正歯科です。

スタッフにバランスのとれた食事をして欲しくて「OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)」の「オフィスでごはん」を導入しました。

本クリニックでは、ランチタイム以外の残業時間に活用することもあるそうで、レンジで温めればすぐに食べられ、多忙時や悪天候にわざわざ外出しなくてよいところも好評のようです。

今では、カップラーメンやコンビニ弁当の利用するスタッフも減り、導入担当者のメンテナンス・注文の手間やコスト負担もなく、スタッフの満足度も向上しました。

この事例の詳細はこちら

医療法人社団せいおう会 鶯谷健診センター

人間ドックなど、健康診断サービスを提供するセンターです。

経済産業省が認定する「健康経営優良法人(ホワイト500)」を目指し、他社とくらべてヘルシーで種類の多い「OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)」を導入しました。

その結果、2017年に五つ星評価で認定され、2021年度も引き続き認定されています。

クリニックの忙しい職業柄、コンビニ弁当を利用するスタッフも多かったそうですが、導入後は、デザート代わりにもなるカットフルーツが女性スタッフに人気があるようです。

「オフィスでやさい」の新商品の話題も、スタッフ同士のコミュニケーション活性化のきっかけになっています。

この事例の詳細はこちら

山田兄弟歯科 ウェルネスデンタルクリニック

大阪の心斎橋にある山田兄弟歯科グループの分院で、身体に優しい治療を運営方針にしています。

導入前は、忙しさもあってスタッフの多くがコンビニ食をランチにしており、クリニックの経営者は栄養面を心配していました。

ほかのサービスとの比較検討の結果、無添加を理由に「OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)」の「オフィスでごはん」を導入し、後に「オフィスでやさい」も追加しています。

当院では、「オフィスでごはん」をランチタイムに利用するスタッフが多く、「オフィスでやさい」のサラダやヨーグルトは、美意識の高い女性スタッフに人気があるそうです。

現在は、山田兄弟歯科グループの3つのクリニックで「オフィスで野菜」を導入し、お客様サポートの一貫としてスタッフの口腔ケアを実践しています。

この事例の詳細はこちら

まとめ

スタッフが生き生きと働いていれば、患者は安心してクリニックで治療や施術を受けられます。

患者に寄り添いながら忙しい毎日を送るスタッフが、心身ともに健康で働くためには食の福利厚生を充実させると効果的です。

無添加で栄養バランスに優れた「OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)」でしたら、専用のスペースに設置するだけで手軽に始められます。

クリニック特有のランチ環境を改善してスタッフの健康意識を高め、患者ファーストを心がけていきましょう。

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