社食(社員食堂)

 公開:2024.11.29

 更新:2025.05.30

設置型社食サービスの利用にかかる費用とは?おすすめ6選を比較

昨今、食の福利厚生のなかでも「設置型社食サービス」が注目を集めています。

個性的なメニューやサービス内容をもったさまざまなサービスが登場しており、これから導入を検討する場合は、各サービスの違いや特典を理解したうえで、自社にあったものを選ぶ必要があります。

サービスを比較する際に重要となるのが「費用」です。今回は、各設置型社食サービスの利用にかかる費用とおすすめ6選について詳しく解説します。

【1品100円〜】継続率99.2%の福利厚生
置き型健康社食の『OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)』

設置型社食サービスとは

設置型社食サービスとは、オフィス内に専用の冷蔵庫や電子レンジ・自動販売機などを設置し、企業が従業員に提供する食の福利厚生のひとつです。

この設置型社食は、従来の社員食堂のように食事を提供するスタッフや厨房、机・椅子などを用意する必要がありません。

そんな手軽に始められるところが、各企業からの注目を集めています。


設置型社食の導入費用の内訳と相場

設置型社食サービスを導入する際に発生する費用は、初期費用・月額費用・商品代金および配送料の3つに大別されます。費用のかかり方はサービスや規模によって異なるため、各項目をしっかり理解しておくことが大切です。

初期費用にかかる項目

導入時に必要な初期費用には以下のような項目があります。

項目内容
設備費冷蔵庫・棚などの設置
工事費電源や配線工事(必要に応じて)
設計費レイアウト変更や内装工事(希望する場合)

多くの社食サービスでは、初期費用が無料もしくは1万円未満に抑えられているケースが一般的です。導入のハードルは低く、試験的な導入にも向いています。ただし、冷蔵庫や棚の追加設置を希望する場合には、最大で70,000円程度の初期費用がかかることもあります。レイアウト変更や空間演出を伴う導入を行う場合は、別途費用が発生する可能性があるため、あらかじめ確認が必要です。

月額費用

社食サービスの運用には、月額で発生する固定費があります。これはサービス利用の基本料金として、次のような内容を含みます。

・冷蔵庫のレンタル費用(貸出が有料の場合)

・管理システム利用料

・定期補充や在庫管理に伴うサービス料

一般的な月額費用の目安は5,000円〜50,000円程度で、利用人数や設置規模、商品バリエーションによって大きく変動します。また、最低契約期間(6ヶ月~1年)が設定されているケースもあるため、短期導入を検討している場合は契約条件の確認が欠かせません。

商品代金・配送料

社員が実際に支払う商品代金と配送料も、導入時の重要な検討項目です。商品価格の目安は、1食あたり100円〜550円程度と幅広く、軽食から本格的な食事まで対応しています。

料金にはあらかじめ送料が含まれているケースが多いものの、一部地方エリアでは別途送料が必要となることもあります。配送頻度や契約内容によっても変動するため、以下のような点を確認しておくと安心です。

・送料込みか別途発生するか

・地方配送の可否と追加料金の有無

・商品単価の調整が可能かどうか

適正な商品価格の設定と送料条件を把握することで、利用者の金銭的負担を軽減しつつ、長期的な運用がしやすくなるでしょう。

【費用を比較】おすすめの設置型社食サービス

物価高騰が続いているなか、設置型社食を導入する際は、各業者の費用をじっくり比較検討したうえで決断したい企業も多いでしょう。

そこで、この章では、おすすめの設置型社食サービス6選とその費用について紹介します。

OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)

オフィスで野菜

「OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)」は、株式会社KOMPEITOが運営し、2つのプラン「オフィスでやさい」と「オフィスでごはん」を提供する設置型社食サービスです。

最近は、「健康経営」の一環として導入している企業も多く、2024年2月時点で10,000拠点以上、サービス継続率99.2%の利用実績を誇っています。

本サービスは、オフィス内のフロアに専用の電子レンジと冷蔵庫を設置すれば、手軽に始められるのも特徴です。

冷蔵庫は無料で貸与され、メンテナンスも不要です。社員が自由に選んで購入でき、現金だけでなくキャッシュレス決済にも対応しています。

ハンディサイズでサラダやフルーツを中心とする「オフィスでやさい」と、栄養士が監修・考案した電子レンジで加熱すればすぐに食べられる「オフィスでごはん」は、健康意識の高い従業員からも人気があります。

サービス名内容価格帯設備特徴
オフィスでやさいサラダ・カットフルーツなど1品100円〜専用冷蔵庫貸出健康志向の軽食が中心
オフィスでごはん惣菜・冷凍弁当など1個100円〜冷凍冷蔵庫貸出おかず中心の食事セットも提供

「オフィスでやさい」の初期導入費用は70,000円(税別)で、1ヶ月あたりの費用は下記の通りです。

・150個プラン:68,000円(税別)
・180個プラン:77,000円(税別)
・230個プラン:92,000円(税別)

従業員は商品1個につき100円〜200円で利用でき、レパートリーは毎月50種類以上。国産の無添加の食材を使用しており、栄養バランスにもこだわっています。

ちなみに、2021年に運営会社が実施した本サービス導入企業の従業員へのアンケートでは、企業満足度が90.8%、食事が便利になったとの回答が98.2%と高い数値をマークしました。

本サービスの継続率の高さから見て、各費用はけっして高いとはいえないでしょう。

また、今なら2ヶ月トライアルも実施中です。お気軽にお問い合わせください。

オフィスで野菜について詳しくはこちら


オフィス・デリ

「オフィス・デリ」は、有限会社大津屋が運営する設置型社食サービスです。

本サービスは、和・洋・中の主菜・副菜・スナック類など、常時80種類以上のメニューを組み合わせて利用できます。栄養士の監修のもと、なるべく添加物や保存料などを使わずに調理し、季節ごとのメニューも約20種類を常備しているため、飽きることもないでしょう。

「オフィス・デリ」の設置型社食は3つのプランから選べて、お気に入りのメニューをリクエストできるのも特徴です。

本サービスの費用は、各プランによって異なります。

<ライトプラン>(3~5名向け/アイテム数:最大120個)
・初期導入費用:60,000円(税別)
・月額費用:29,000円(税別)
・各商品費用:100~400円(税不明)/納品数

<ベーシックプラン>(5~10名向け/アイテム:最大300個)
・初期導入費用:68,000円(税別)
・月額費用:38,000円(税別)
・各商品費用:100~400円(税不明)/納品数
・追加お届け費用:8,000円(税別)

<プラチナプラン>(10~30名向け/アイテム:無制限)
・初期導入費用:90,000円(税別)
・月額費用:120,000円(税別)
・各商品費用:100~400円(税不明)/納品数
・追加お届け費用:無料

なお、「オフィス・デリ」は、従業員の利用状況に応じて追加納品も可能です。特に、プラチナプランでは追加お届け費用も無料で、お得感があります。

オフィスおかん

「オフィスおかん」は、株式会社OKANの運営する設置型社食サービスです。

毎月20種類の主食・主菜副菜などの社食がチルドで配送され、オフィス内のスペースに専用の電子レンジと冷蔵庫を設置すれば24時間利用できます。

本サービスの費用は、月額利用料が66,000円(税別)です。従業員は1商品100円から利用できます。

お惣菜はチルドで配送され、電子レンジの加熱時間も短くて済むため、出張など従業員の出入りが激しい企業に最適です。

パンフォーユーオフィス

「パンフォーユーオフィス」は、株式会社パンフォーユーが運営し、専用の冷凍庫をオフィス内に設置すると、24時間いつでも利用できる設置型社食サービスです。

各地から選りすぐったパン専門店から8種類を厳選し、賞味期限30日以上のパンをオフィスまで配送してくれます。

オフィスにいても、電子レンジで温めればまるで焼きたてのようなパンを食べられるでしょう。

本サービスの初期導入費用は無料で、従業員は1個100円(税不明)から利用できます。

パンに特化した設置型社食サービスですので、パン好きの従業員が多い企業で喜ばれるでしょう。

筋肉食堂Office

「筋肉食堂Office」は、テルウェル西日本株式会社の運営する設置型社食サービスです。

管理栄養士の監修のもとにグリルダイニング「筋肉食堂」のシェフが作る「高タンパク・低カロリー」の惣菜やお弁当は、バリエーションも100種類以上。

賞味期限は冷凍保存で約7ヶ月で、キャッシュレス決済にも対応しています。

本サービスの主な費用は、下記の通りです。

・企業負担費用:10,000円(税不明)/月
・お弁当:350円(税不明)
・単品:150円(税不明)

なお、このほか導入費用およびサービス利用料が別途かかります。詳細については、公式サイトにてお問い合わせください。

 冷凍社食サービス(ダイオーズ)

 冷凍社食サービス「ダイオーズ」は、福利厚生アプリ「Daiohs」をダウンロードして活用するタイプの設置型社食サービスです。管理栄養士の監修のもと、「筋肉食堂」のシェフが提供する冷凍ランチの保存期間は、なんと6ヶ月以上。

本サービスは、低カロリーだけでなく、グルテンフリーや低糖質のメニューも提供しています。

また、小腹が空いた時に利用できるワンハンド・スイーツやパンのラインナップもあるため、女性従業員からのニーズも高いでしょう。

プランは4種類で、費用は下記の通りです。

<ライトプラン>(ランチ20食・パン類20食)
・月額基本料金:32,800円(税別)
・商品代金:10,000円(税別)

<スタンダードプラン>(ランチ45食・パン類15食)
・月額基本料金:43,800円(税別)
・商品料金:20,000円(税別)

<プレミアムプラン>(ランチ50食・パン類30食)
・月額基本料金:52,800円(税別)
・商品料金:30,000円(税別)

<エンタープライズプラン>
・別途相談

このほか、別途必要になる初期費用の詳細は、公式サイト等にてお問い合わせください。

費用無料でお試しできる設置型社食サービスは?

タイミングにもよりますが、費用無料で設置型社食サービスをお試しするなら、トライアルやキャンペーンの活用もおすすめです。

毎日のことだからこそ、費用だけでなく、実際にどんなサービスやメニューがあるのかも知っておいたほうがよいでしょう。導入する設置型社食サービスの候補をある程度絞ったら、無料でお試しできるかどうかを問合せてみてください。

OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)ではキャンペーンを実施中

ご紹介した設置型社食サービス「OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)」は、初期導入費用無料の「他社サービスからの乗り換え割キャンペーン」を実施中です。

月額利用料の無料トライアルもありますので、現在利用している設置型社食サービスの変更や新たに導入を検討している企業は、詳細を公式サイトにて詳細をお問合わせください。

※キャンペーン内容は変更・終了している場合があります。詳しくは以下のサービスページよりご確認ください。

「OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)」について詳しくはこちら


設置型社食サービス導入のメリット

ここまでは、費用を中心に各業者ごとにサービス内容について紹介しました。

この章では、設置型社食サービスに共通する4つの導入メリットを説明しましょう。

手軽に導入できる

まず1つ目のメリットは、手軽に導入できることです。

多くの設置型社食は、サービス業者が専用の電子レンジや冷蔵庫・冷凍庫を設置してくれます。

社員食堂のように、膨大な費用をかけて全従業員が利用するための敷地の確保や、栄養士をはじめとするスタッフの手配、食材の仕入れなどは必要ありません。

オフィスの一定のスペースに専用の電子レンジや冷蔵庫を設置し、コンセントの電源を入れればすぐに始められます。

時間を問わず使いやすい

時間を問わず使いやすいのも、設置型社食サービスのメリットのひとつです。

コロナ禍以降、ハイブリッドワークを導入している企業も多いと思います。

また、営業職や会議の多い部署、出張の多い経営層などは、いつも同じ時間帯に昼食をとれるとは限りません。

なかには、朝食を食べ損ねたり、月末や年度末などに残業したりする従業員もいらっしゃるでしょう。

その点、電子レンジや冷蔵庫・冷凍庫を設置するタイプの設置型社食なら、24時間いつでも利用可能です。

空腹時に時間を選ばず活用できれば、従業員の仕事のパフォーマンスの質も向上するでしょう。

管理に手間がかからない

多くの設置型社食サービスは、食品の在庫チェックや補充を全て業者がやってくれます。

会計も、キャッシュレス決済に対応している業者が増加している傾向です。

従って、設置型社食なら前日までに各部署の注文を確認したり、従業員の利用料金を毎月計算したりする管理の手間がかかりません。

健康増進やコミュニケーション活性化の効果も

設置型社食サービスには、健康増進やコミュニケーションを活性化する効果もあります。

2017年に経済産業省が「健康経営優良法人認定制度」を制定して以降、健康経営を実践している企業も多いようです。

栄養バランスやカロリーに配慮したメニューの多い設置型社食を導入し、従業員の健康増進に配慮すれば、離職率の低減や労働生産性の向上にもつながるでしょう。

また、ここ数年のコロナ禍でコミュニケーション不足を実感している企業も多いなか、設置型社食のエリア周辺には必然的に従業員が集まるようになります。

従業員同士のコミュニケーションが活性になれば、課題解決や新規アイデアの創出も期待できるでしょう。

導入前に検討すべきポイントと注意点

設置型社食サービスは便利で多くの企業が注目していますが、導入を成功させるためには事前の検討と準備が欠かせません。ここでは、導入前に確認すべき重要なポイントを4つに分けて詳しくご紹介します。

従業員数や利用率の見積もり

設置型社食サービスの導入効果を最大限に引き出すには、適切な利用者数の見積もりが欠かせません。利用が見込まれる従業員の数や想定される利用頻度をあらかじめ把握することで、必要な商品数や補充頻度を適切に設定できます。

導入前には、簡単なアンケート調査の実施がおすすめです。たとえば以下のような項目を盛り込むと効果的でしょう。

アンケート項目例意図
利用したい時間帯補充や在庫管理の目安になる
よく食べるジャンル商品の種類を選定する指標
1週間あたりの想定利用回数商品量の見積もりに有効

こうした事前調査を行えば、品切れのリスクや余剰在庫の無駄を抑えることができ、導入後の満足度も高まります。

従業員のニーズの調査

加えてアンケートでは、従業員の食の好みや生活スタイルに関する質問を盛り込むことで、ニーズに合ったサービスを選びやすくなります。この場合、以下のような質問が有効です。

調査項目目的
冷たい食品と温かい食品、どちらを好むか設置設備や商品選定の基準になる
軽食が多いか、しっかりした食事をとるか商品構成の比率に影響
食物アレルギーや食事制限の有無安全なサービス運用のために重要

社員のライフスタイルに寄り添った商品ラインナップを選ぶことで、実際の利用率が高まり、導入効果が明確になるでしょう。

導入後の運用体制

設置型社食は設置して終わりではありません。日々の運用がスムーズに行えるよう、明確な体制づくりが求められます。特に以下の点を事前に確認しておくと、トラブルや混乱を防げます。

・商品の補充はどの頻度か(毎日・週数回など)

・補充や設置を行う担当者は誰か

・企業側の費用負担の範囲(全額補助・一部補助・完全自己負担)

・購入代金の回収方法(現金・電子マネー・専用アプリ等)

サービスによっては補充作業や管理を全て事業者が担ってくれる場合もありますが、一部業務を社内担当者が受け持つ必要があるケースも存在します。無理のない運用を行うには、手間が少ないサービスを選ぶことも重要なポイントです。

設置場所の確保と設備

社食サービスを快適に運用するためには、適切な設置場所の確保と設備の準備が欠かせません。商品を保存する冷蔵庫・冷凍庫の設置スペースだけでなく、利用者がスムーズに商品を取り出し、食事できる環境づくりも大切です。

設備備考
冷蔵庫無料貸出が一般的。サイズ確認は要事前相談
電子レンジ自社で用意するケースが多い。一部貸出対応サービスも存在
コンセント電源容量に注意。複数口必要な場合もあり

より効果的な設置のために、以下のポイントにも注意しましょう。

・人の動線を妨げない場所に設置する

・混雑を避けるスペース設計(複数人が同時に利用できる広さ)

・利用者が目に付きやすい場所に配置し、自然に立ち寄れる雰囲気を作る

また、社員の導線を意識した配置やレイアウトを工夫すれば、食事以外の時間でもコミュニケーションの活性化につながる場として活用できます。

まとめ

設置型社食サービスを導入する際、企業が重視すべきは費用対効果です。

しかし、せっかく導入しても、従業員が利用しなければ意味がありません。

いくつか候補を決めたら、導入前にキャンペーンやトライアルを積極的に活用しましょう。

「百聞は一見にしかず」ともいうように、メニューのクオリティや費用とのバランスは、実際に目で見て舌で味わったほうが納得できます。

「OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)」など、健康経営の一環としても定評のある設置型社食サービスを導入し、従業員の企業満足度の向上を目指しましょう。

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