福利厚生制度

-2020.03.27.Fri

【シャッフルランチとは】社内のコミュニケーションを活性化する方法

近年、働き方が見直され、社員の労働生産性の向上が求められています。

そこで多くの企業は福利厚生の制度を見直し始めています。福利厚生が豊かなものになると、社員のやる気アップやモチベーション向上につながるためです。

中でも特にモチベーションが上がるものとして、食の福利厚生があります。

ランチ時には仕出しお弁当を頼めたり、社員食堂を導入している企業も多いでしょう。

社員数人でランチに行ったりすることも多いと思います。

今回は、ランチを福利厚生の一環として行う「シャッフルランチ」という制度をご紹介します。

シャッフルランチとは何か、企業はどのように導入していけばよいのか、メリット・デメリットなども併せて紹介していきます。

 

シャッフルランチとは?

ランチで仕事仲間と談笑する様子

シャッフルランチとは、普段関わりのない他部署、他支店、先輩や後輩と社員同士でランチに行き、コミュニケーションを促進する制度です。

シャッフルランチに行く頻度は企業によって異なりますが、月1回くらいの頻度で開催されるところが多いそうです。

そのランチ代は基本的には企業が負担します。

無料か格安でランチが楽しめる嬉しい福利厚生です。予算は企業によって異なりますが、1,000円からが多く、2,500円くらいまで支給される所もます。

普段あまり行かないお店や、豪華なランチが楽しめ、仕事のモチベーションも上がりますね。

 

シャッフルランチが生まれた背景

社員が数人からスタートしていた時は、社員同士のコミュニケーションも取りやすく、個人個人の仕事の効率も上がっていたことでしょう。夜には飲み会にみんなで行き、そこでもコミュニケーションを取りやすかったと思います。

しかし、社員の数も多くなってくると、必然的に他部署とのコミュニケーションも少なくなり、近くの社員としか交流がなくなり、仕事がマンネリ化したり、効率も落ちていってしまします。

また、最近の若者の飲み会離れも背景にあります。夜の飲み会は就業時間外であり、お酒が飲めない、好きではない人は参加することを躊躇してしまいます。

そのような背景があり、近年では、就業時間内に美味しいご飯を食べながら、誰もが気軽に参加し交流できるシャッフルランチが人気になっています。

 

シャッフルランチのメリット・デメリット・実施のポイント

ランチのイメージ

シャッフルランチが人気だから、福利厚生に取り入れよう!と、安易に導入を進めてしまうのはやや危険です。

ここからは、シャッフルランチのメリット・デメリット、また実施する際のポイントを紹介していきます。

 

シャッフルランチのメリット

◎普段関わりのない社員と繋がることができる

シャッフルランチの「シャッフル」は、メンバーをシャッフルするという意味なので、今まで接点がなかった社員と顔見知りになれるということです。

他部署、先輩後輩など、さまざまな社員とコミュニケーションが深まります

廊下ですれ違ったことがある程度の関係から、仕事の話をしたりプライベートの話ができるようになるかもしれません。

美味しいご飯を食べながら、会話に花がさき、より良い関係が築けるでしょう。

 

◎仕事中も話しかけやすくなる

シャッフルランチによって、関りがなかった社員と繋がることができると、仕事中に聞きたいこと、お願いしたいことがある時に、スムーズに聞けるようになります。

誰かにお願いするということがなくなるので、それだけで仕事の効率があがります。

 

◎自部署の社員への気づき

自分と同じ部署のメンバーでも、チームが違ったりするとあまり話したことがないかもしれません。

シャッフルランチによって話すきっかけが持て、仕事の幅も広がるかもしれません。

 

◎会議などで発言しにくいことも話せる

会議などの堅苦しい場所では発言しにくい、提案しにくい内容でも、食事をしながらであれば話しやすくなることがあります。

発言したかったことを相談するだけでも、他の人の意見をもらうことで考えがブラッシュアップされ、会議などの機会でも伝えやすくなるかもしれません。

 

◎様々な状況の社員と繋がれる

子育て中のママ・パパや、家族の介護をしている社員など様々な状況に置かれている社員がいます。同じ状況の社員同士、仕事の話や相談ができたり、子育てをしながら、介護をしながら両立することの話ができたりと悩みを共有できます。

夜間の集まりには参加しづらい人も、ランチであれば参加しやすく、話す機会を得やすいのではないでしょうか。

 

シャッフルランチのデメリット

◎メンバーの組み合わせ・マッチングの難しさ

シャッフルランチで重要となるのは、どのようなメンバー構成のグループを作るかです。

ランダムにメンバーを決めるのか、意図的にメンバーを組み合わせていくのかなどをしかっり決めなくてはなりません。

 

◎お店のマンネリ化

お店のチョイスもシャッフルランチを何回も行っていくと、同じお店になったりとマンネリ化してしまいます。

会社近くの人気店、女性が好きそうなメニューがあるお店、メニューが豊富にあるお店など、その時のメンバーに合わせてお店選びをするといいでしょう。

メンバー同士で決めてもらうのもいいかもしれません。

 

◎コミュニケーションが苦手な社員への配慮

シャッフルランチに参加する社員は全員話が大好きとは限りません。人見知りな人、話したくてもなかなか話せない人もいます。もしも全員が人見知りだと会話も弾まず、暗いランチになりかねません。

その為、あらかじめ話す話題を何個か決めておいたり、質問カードを用意したり、会話が上手な人をメンバーを置き、楽しく会話ができるようにするのもいいでしょう。

 

シャッフルランチを運用する際のポイント

シャッフルランチの時のランチ代は基本的には企業が支給するため、多くの社員が積極的に参加するでしょう。

しかし、ただ楽しかっただけのランチにしてしまうのはもったいないことです。

実施した結果どうだったか、アンケートを実施するといいでしょう。

こんなところが良かった、ここは改善したほうがいいなど、次回開催する時に参考になります。

そして、アンケート結果を社内に共有することで、今まで参加を躊躇していた社員が参加してくれたり、何回も参加してみたいと思う社員も出てくるかもしれません。

より有意義なシャッフルランチになるよう改善していくことも大切です。

 

シャッフルランチを導入した場合の進め方とは

シャッフルランチのスケジュールを検討する様子

いざ我が社にも食の福利厚生を!とシャッフルランチを取り入れようと思っても、まずは何をしていいか分かりませんよね。

うまく導入できなければ、ただ企業が支給したランチ代で、無料のランチをして終わりになってしまいます。

何回かシャッフルランチをし、円滑に回らなくなるとそのうち自然に制度がなくなってしまうかもしれません。

そのようにならない為に、これからご紹介する方法で進めていくのをお勧めします。

 

制度の意義を共有する

シャッフルランチを開催すると決まったら、あらかじめ解決したい問題などを明確にしておくとよいでしょう

その後、社内に発信し、シャッフルランチ制度を知ってもらわなければなりません。

社内に発信の仕方は様々です。

社内報を使ったり、掲示したり、社内のSNSに投稿したりと、主催者側のやりやすいやり方で発信します。

その際、なぜシャッフルランチを開催するのかを明確にしていきます。

例えば「他部署など普段関りのない社員とのコミュニケーションの活性化」といったものです。目的が明確なら、共感した社員が参加しやすくなります。

 

コアメンバーを集める

シャッフルランチには中心となって運営を行うメンバーが欠かせません。

その際、複数人を集めて「コアメンバー」という形にして、チームで各種運営業務を担っていくのがよいでしょう。

目的の達成のためによりよいシャッフルランチ制度が実現できるよう、チームで意見を出し合ったり、運営業務を分担したりしながら進めていきましょう。

 

目的に沿ってグループを決定

続いては、シャッフルランチの肝となるグループ決めです。

会社の規模や雰囲気にもよりますが、完全にランダムに決めるのもいいですし、目的に合わせてグループメンバーの選定を行っていくのもよいでしょう。

例えば、同じ働くママ・パパ社員、介護中の社員、趣味などが一緒の社員、地元が近い社員、仕事上で関りがありそうで今まで話していない社員などでマッチングさせると、良き相談相手にもなり、より良い関係が築けるかもしれません。

話題がある程度一緒だと、全くの初対面でも話がしやすかったりもします。

また、もしも話が弾むかどうか心配な場合は、話が上手な司会的な社員をグループにおき、会話をリードしてもらうのもいいでしょう。

 

ランチの様子を共有するのも効果的

シャッフルランチに参加するのを迷っている社員に対するフォローも欠かせません。

その際方法としては、ランチの様子を写真や動画で撮り、社内で共有するといいでしょう

社内SNSなどにアップし、今回はこんなメンバーで開催したと紹介し、どこのお店でこんな料理だった、どんな内容を話したのか、載せるとイメージも湧きやすくなるでしょう。

参加したメンバーの感想なども載せると、次は参加してみたいなとメンバーがどんどん増えるかもしれません。

Facebookに載せたりする企業も多いそうです。

社内の掲示物や社内広報などいろいろな場所で共有していきましょう。

 

実施の効果をチェックし、改善を重ねる

楽しいシャッフルランチの後は、必ず参加者にアンケートをとりましょう

メンバーはどうだったか、コミュニケーションはとれたか、お店のチョイスはどうだったかなど感想を聞きましょう。

その中で得られた回答をもとに、次回のシャッフルランチのやり方を改善しメンバーを飽きさせることなく続けていければ、シャッフルランチが社員みんなに浸透し、福利厚生の一環として定着できることでしょう。

 

コミュニケーションの活性化、他にも方法が

ここまでは、シャッフルランチという、今まで関りのなかったメンバー同士でランチをしコミュニケーションの活性化を図る方法を紹介してきました。

仕事が円滑に進む為にコミュニケーションは大切なので、各企業で様々な方法を使っていると思います。

最近ではコミュニケーションアプリなども出ているようです。

部活を作ってコミュニケーションの活性化を狙っている企業も多いでしょう。

ここで一つ、福利厚生の一環として取り入れられ、コミュニケーションの活性化を図れるものを紹介します。

 

おすすめは「OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)」

OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)というサービスを聞いたことがあるでしょうか。

その名前の通り、オフィスで野菜が簡単に食べられるんです。

導入するとオフィスに冷蔵庫(冷凍庫)が設置され、その中に野菜・フルーツ・惣菜などが補充されます。

ランチタイムに外のコンビニなどに買いに行かなくても、オフィス内で健康的な食事を手に入れることができます。

社員は、一つ100円~というお手頃な価格で購入できます。コンビニなどで買うよりコストを抑えることができます。

ランチや休憩中にオフィス内で購入できれば、外にいかなくて済むので、自然と社員はオフィス内の休憩スペースなどで食事をするようになります。ここで様々な社員と話す機会が増えれば、シャッフルランチ同様、コミュニケーションの活性化につながるのではないでしょうか。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

最近は、お一人様ランチ、お一人様焼肉、お一人様カラオケなど、一人でも楽しめるものも増えてきました。

「気軽に一人で!」も、とても良いですが、人と接することで、今まで発見出来なかった事、知らなかった事などたくさんの気づきが生まれます。

最初は難しいかもしれませんが、シャッフルランチ制度を使って、いつも関わらない人と話してみると、意外な発見が出来て、どんどん話すのが楽しくなるかもしれません。

仕事中にも話しかけられる関係になると、新しい取り組みが生まれたり、相談相手になってくれたりするかもしれません。

コミュニケーションをとることが少なくなってきている今こそ、シャッフルランチを導入し、美味しく楽しく、より良い関係を作ってみませんか。

 

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