オフィス探訪
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農業専門の商社として、生産者と消費者を結ぶ架け橋に 日本各地の農家がそれぞれ出資し、農業協同組合を立ち上げました。その農家であり、会員である皆さんを支援する組織 …
福利厚生制度
-2021.07.30.Fri
近年テレワークの普及が進み、働き改革によりオフィスを取り巻く環境も刻々と変化していますが、依然オフィスで仕事をするという方は多いのではないでしょうか。
1日の大半をオフィスで過ごす人にとって、働く環境は非常に重要です。
今回は、快適に効率よく業務を進めるため、オフィスに最適な福利厚生をさまざまな分野からご紹介していきます。
福利厚生は、企業がコストをかけて自社の従業員に対して提供する給与以外のサービスのことをいいます。
保険や年金、各種手当や報酬などがこれに含まれ、福利厚生を充実させることで従業員が安心して働くことができ、従業員とその家族の健康や経済的安定につながります。
昨年の法改正により、正社員に加えてパートタイマーや派遣労働者もこの制度を利用できるようになりました。
福利厚生には大きく分けて「法定福利厚生」と「法定外福利厚生」の2種類があります。
法定福利厚生は法律で企業に義務付けられているのもので、健康保険、介護保険、厚生年金保険、雇用保険、労災保険、子ども・子育て拠出金の6種類があり、これらを総称して「社会保険」と呼びます。
一方、企業が独自に制定するものを法定外福利厚生といい、住宅手当や通勤手当、慶弔休暇・慶弔見舞金、スポーツクラブの利用料金補助、社員食堂、各種レクリエーションなどが該当。
近年は法定外福利厚生を通じて企業イメージを向上させるケースも多く、ユニークな福利厚生も増えています。
最近では法定外福利厚生を通じて企業イメージを向上させるケースが多く見られます。
福利厚生を充実させるのにはコストがかかりますが、従業員にとって働きやすい環境を提供し、モチベーションやパフォーマンスを向上させ、従業員の満足度を上げるためには欠かせません。
具体的にどういった福利厚生が人気なのかご紹介しましょう。
マンパワーグループが過去・現在において仕事をしたことがある18~60歳の男女972人を対象に実施したアンケート調査によると、「会社の福利厚生として良いと思うもの」の第1位は「住宅手当・家賃補助」が48.3%で最多で、「食堂、昼食補助」の33.9%、「人間ドックなど法定外の健康診断」の33.0%が続きます。
「実際にあった福利厚生でよかったと思うもの」では、「食堂、昼食補助」が最多で17.1%、次いで「住宅手当・家賃補助」が16.7%、「余暇施設、宿泊施設・レジャー施設などの割引制度」が14.5%という結果です。
上記から、「住宅手当・家賃補助」や「食堂、昼食補助」に対する福利厚生の人気が高いことがわかります。
ただし、オフィス内の環境に関係する福利厚生は、「食堂」や「社内リフレッシュルーム」などが挙げられますが、「あったら良い」「実際にあってよかった」と言う人はあまり多くないことがわかります。
近年、オフィス内の環境整備を目的とした福利厚生を充実させる企業も増えています。
福利厚生制度を充実させると、企業にとっても従業員にとってもさまざまな利点があるでしょう。
今やほとんどの企業が何らかの法定外福利厚生制度を取り入れていると言われますが、あえてコストをかけるメリットはどのようなところにあるのでしょうか。
福利厚生の一環としてオフィス内の環境整備を行うことは、従業員の働きやすさに直結します。
社員食堂、社内リフレッシュスペースなどの設置によって従業員がより良い環境で仕事できるようになると、働きやすいだけでなく、同時に健康増進も期待できるでしょう。
従業員が働きやすくなるよう、オフィスの環境を整えるための福利厚生を導入すると、ワークライフバランスが整いやすくなり、従業員の企業に対する満足度向上につながります。
また、優秀な人材の流出に嘆く企業が多い中、業務効率や働く意欲が向上し、離職率の低下が見込まれるでしょう。
充実した福利厚生は、対外的にも「安定した経営基盤を築いており、人材を大事にしている」というイメージアップを図れ、企業のアピールポイントとして採用活動においてもメリットとなります。
求職者は就職先を探す際、仕事の内容や給与面だけでなく、福利厚生も重要なポイントです。
福利厚生の充実、つまりオフィスの働きやすさや環境の良さをアピールすることで、他社と差別化を図り、採用活動を優位に進めることが期待できるでしょう。
マンパワーグループによる福利厚生に関するアンケート調査では、「住宅手当・家賃補助」「食堂、昼食補助」「人間ドックなど法定外の健康診断」などが人気を集めていました。
オフィスに関する福利厚生に注目する人は少ないようですが、実はオフィス内で充実させられる福利厚生も多数あります。
ここからは、人気の福利厚生やオフィスに最適な福利厚生をジャンルごとにみていきましょう。
福利厚生において根強い人気を集めるのが食事に関する福利厚生です。
社員食堂や昼食代補助、弁当販売、オフィスコンビニなど、食事関連とひとまとめに言っても複数のサービスがあります。
食費を抑えられたり、健康的で質の高い食事を従業員に安価で提供できたり、社員のモチベーションアップになったりと、オフィスにおける従業員満足度や健康増進にも多くのメリットがあるといえるでしょう。
従業員が働きやすいオフィスを作るために導入されるのが、休暇・リフレッシュ関連の福利厚生です。
近年は、働き方改革やテレワークの普及でオフィスのあり方も目まぐるしく変化しています。「やはりオフィスで仕事をしたい」「どうしても出社しなければならない」という方も多いのではないでしょうか。
昨今はオフィスに休憩室や仮眠室、リフレッシュルームやカフェテリアを設置するケースも増えており、こういったスペースの充実は、従業員の作業効率改善や社内交流の活発化といった効果も期待できます。
従業員の専門的な知識や、技術習得を支援する学習支援制度を設けている企業も多くあります。
資格取得や書籍購入費用補助のほか、社内に学習支援のための学習・知識関連の設備を導入する企業もあり、オフィス内で従業員自身の成長やスキルアップを図れると評判です。
優秀な人材確保に苦労する企業も多い中、会社・従業員の双方にとって有効な投資となります。
従業員の健康維持・促進を目的とした「ヘルスケア」に関する福利厚生を導入する企業も増えています。
「セルフメディケーション」がケガや病気の後に自身で治療する場合に使われるのに対し、自身の健康維持のために健康管理・予防を行うことを「ヘルスケア」と呼びます。
近年はメンタルヘルスの不調が問題になるなど、従業員のヘルスケアの重要性に対する意識の一層の高まりが見られます。
ヘルスケア関連の福利厚生には、人間ドックや生活習慣病検診の費用補助だけでなく、社員食堂やオフィスコンビニ、カフェテリアの設置、健康イベントやストレスチェックの実施などが有効です。
従業員の健康が維持・改善されることで、結果として健康管理の費用が削減され、従業員の定着や労働生産性の維持・向上が期待できるでしょう。
子育て世代からの支持が高いのは、育児関連の福利厚生です。
昨今は産休・育休の取得率の増加が認められるなど、子どもを育てながら働く女性・男性に対する理解や社会的関心が一層高まっています。
育児休暇や時短勤務制度、リフレッシュ休暇に加え、オフィスへ託児所を設置する企業もあります。
オフィスに託児所があると、出勤時に子供を預けやすいほか、何かあった際に駆けつけやすく安心感が得られるでしょう。
何かと忙しい子育て世代が働きやすい環境を整える企業も多く、キャリアプランやライフプランに役立てる人も増えています。
現在日本には、非常に多彩な福利厚生があります。人気の福利厚生制度についてお伝えしましたが、オフィスに最適な福利厚生のうち、具体的にどういったサービスの従業員満足度が高いのかご紹介します。
やはり従業員から圧倒的に支持されているのが食事関連の福利厚生です。
経済的負担が軽くなるだけではなく、健康増進やオフィス内コミュニケーションの活性化につながるとあって、外部サービスも豊富です。
従来型の社食等に比べて簡単かつ低コストで導入でき、近年注目を集めているのが設置型の社食サービス、オフィスコンビニです。
オフィスコンビニはオフィス内に専用の什器を設置し、そこからいつでも好きな時に商品を購入できるサービス。忙しくてオフィスから出られない時や、ちょっと小腹が空いた時に便利です。
数あるオフィスコンビニの中でも、安全で美味しい国産野菜を中心としたサラダやスムージー、サラダチキンやヨーグルトといったヘルシーな軽食や無添加のお惣菜、フルーツを中心に提供しているのが 「OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)」 です。
普段の生活ではつい不足しがちな野菜を、オフィスで手軽に好きなタイミングで食べられるため健康志向の方に特に人気で、社員の健康改善にもなるとして2,500以上の拠点で導入されています。
オフィスグリコは大手食品メーカーの江崎グリコが提供するオフィス向け置き菓子サービスの先駆けで、チョコレートやビスケット、スナック菓子、アイスクリームといったグリコ製品を100円〜購入できます。
「なんだか口が寂しいけれどコンビニに行くほどでもない」というときに、ついつい買ってしまう人が多いようです。
オフィスで仕事をする方に人気なのが、仕事中に一息つきたいときに嬉しいカフェサービスやリフレッシュスペースです。
1日のほとんどの時間をオフィスで座り続けるようなデスクワークだと、「集中力が切れて仕事が捗らない」「疲れたから少し休憩したい」という方も多いのではないでしょうか。
そんな時に従業員が休憩できるスペースをオフィスに設置すれば、リフレッシュしながら業務効率改善にもなり一石二鳥です。
オフィスコーヒーサービスの中でもよく知られているのが「ネスカフェアンバサダー」です。
コーヒーマシンが無料でレンタルでき、定期的にコーヒーの専用カートリッジがオフィスに送られてくるので、いつでも気軽に、低コストで本格的なコーヒーを楽しめます。
仕事中に少し休憩したいという時にぴったりで、コーヒーを通して従業員同士の会話が増えたという声も多い人気のサービスです。
オフィスにリフレッシュスペースを設置する際は、利用する人がくつろげるような工夫が必要です。
同じオフィス内でも普段仕事をしているスペースから少し離れたところにあること、観葉植物やソファを配置し、リラックスできるようなインテリアにすること。
コーヒーマシンや雑誌などを置いて、各々が気分転換できるようにすることの3点に留意すると良いでしょう。
働き方改革によって自分の時間が増え、学習や読書を始めたという声も多く聞かれます。新たに何かを学びたい、読書をしたいという方にとっておきのサービスをご紹介します。
食育マルシェは、オフィスへの訪問講座に加えてウェビナー形式の開催も可能な、テレワーク時代におすすめの食育に関する福利厚生です。
月替わりの食育をテーマにした参加型のセミナーを受けられ、申し込めばセミナーに登場した野菜を実際に食べられるサービスとなっています。
栄養士や調理師、野菜ソムリエが講師となり、クイズなどを楽しみながら野菜について学んだり、食生活の改善や健康づくりを行ったりできます。
「読書の機会を増やしたい」「読書を人材育成に役立てたい」という方には、オフィスに本を毎月お届けする「オフィス書店」がおすすめです。
企業にそれぞれ担当がつき、定期的なヒアリングを行いながらその企業に合った本を届けてくれるので、オフィス内の少ないスペースで常に新しい本との出会いを提供し、従業員のスキルアップを図ることが可能です。
スキルアップ支援プログラムの一つとして、独自に書籍購入支援制度を設けている企業もあります。
ビジネス書、自己啓発本など従業員の自己成長に役立つ書籍の購入費を補助する制度で、「書籍購入の経済的負担が減った」「読書量が増えた」「業務改善につながった」など、双方にとって嬉しいメリットがあるようです。
在宅ワークが増えたり、ジムに行く機会が減ったりして、運動不足に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。そのような方におすすめなのが、ヘルスケア関連の福利厚生です。
スポーツクラブの法人会員は以前から人気の高い福利厚生です。近年人気なのは、Office de Fitness。スポーツインストラクターが直接企業を訪問し、お昼休みや終業後にフィットネス教室を開催してくれます。
目的・種目ごとにさまzまなインストラクターがおり、多彩なプログラムから人数や設備に合わせて自由に選べるので、「従業員の健康づくりを支援したい」「社内のコミュニケーションを活性化させたい」場合におすすめです。
一風変わったヘルスケア関連の福利厚生が「オフィスお風呂」です。
職業別、企業別にお風呂診断を実施・現状分析することで、従業員一人一人が改善ポイントやおすすめの入浴方法を知ることができ、オフィスにある置き入浴剤を持ち帰って自宅で自分に合ったお風呂に入れるというプログラムです。
疲れ方は勤務先やその人その人で違います。その人の悩みに合った入浴剤を使用することで、効率よくリフレッシュできます。
育児関連の福利厚生というと休暇制度がイメージしやすいですが、子育てをしながら働きたいという従業員をより手厚くサポートできるサービスをご紹介いたします。
Relo育児コンシェルジュは、仕事と子育てを両立させる従業員を応援するトータルサポートサービスです。「育児応援サイト」「育児相談窓口」、保育園への入園をサポートする「保活コンシェルジュ」、育児から職場復帰まで毎日相談できる「常駐対応」など、子育て世代の悩みをプロに相談できるサービスが揃っています。
育児中も安心して働くことができ、スムーズな復職までサポートできるので、優秀な人材の確保にも役立ちます。
今回はオフィスに最適な人気の福利厚生制度を様々なジャンルから見てきましたが、いかがでしたでしょうか。
福利厚生がいくら充実していても、従業員に利用されなければせっかくの投資も無駄になってしまいます。
時にはヒアリングや見直しを行い、本当に必要とされる福利厚生サービスを提供することで、より働きやすく、多くの従業員に満足してもらえるような環境づくりに取り組んでいきましょう。
コストを抑えて福利厚生を充実!新しいオフィスコンビニ
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