福利厚生制度
クーポン型の福利厚生とは?メリットや注意点と代替案も紹介
福利厚生を充実させたいと考えていても、「どの制度を導入すれば従業員に使ってもらえるのか」「自社の規模に合う制度は何か」と悩む企業は少なくありません。その中で選択 …
福利厚生制度
公開:2026.05.29
更新:2026.05.29
夜勤やシフト勤務の現場では、深夜帯に利用できる飲食店が限られたり、勤務中に外へ買いに行きづらかったりするため、スタッフの食事環境が課題になりやすいです。社員食堂や食事券などの制度があっても、夜勤スタッフの勤務時間に合わず、日勤者との間で福利厚生格差が生まれる場合もあります。
また、物価上昇によって従業員の食費負担が増える中、食事補助の重要性は高まっています。令和8年4月1日以後に支給する食事から、食事補助の非課税限度額が月額7,500円へ引き上げられたことも、制度を見直すきっかけになるでしょう。
本記事では、夜勤で起こりやすい食事の課題や、食事補助が夜勤スタッフ支援に向いている理由、非課税条件や上限額の考え方、設置型社食がおすすめの理由について紹介します。
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目次

夜勤勤務では、生活リズムが日勤とは異なるため、食事面でも独自の悩みが生じやすくなります。医療・介護・物流・製造・警備・コールセンターなど、24時間稼働する現場では、スタッフの健康維持や働きやすさを考えるうえで食事環境の整備が欠かせません。ここでは、夜勤で起こりやすい代表的な食事課題を紹介します。
夜勤では、一般的な朝食・昼食・夕食の時間帯と勤務時間がずれるため、食事のタイミングが不規則になりやすくなります。例えば、出勤前の夕方に食事を取ってから勤務に入り、深夜に軽食を取り、朝方に帰宅してから再度食事をするような生活になるケースがあります。休憩時間が一定でない職場では、日によって食事時間が大きく変わる場合もあります。
食事時間が乱れると、空腹状態が長く続いたり、反対に就寝前に重い食事を取ったりしやすくなります。夜勤明けは疲労感も強く、食事内容を整える余裕がないまま簡単なもので済ませてしまう人もいるでしょう。
また、交代制勤務では勤務時間が週や月によって変わるため、食生活のリズムを一定に保ちにくい点も課題です。夜勤スタッフの食事支援では、決まった時間に食事を提供するだけでなく、スタッフが自分のタイミングで利用できる環境づくりが重要になります。
深夜帯は、日中と比べて利用できる飲食店が大きく限られます。都市部であっても、深夜営業をしている店舗は一部に限られ、郊外や工業地帯、病院・介護施設の周辺では選択肢がさらに少なくなる場合があります。
その結果、夜勤スタッフの食事はコンビニや自動販売機に頼りやすくなります。もちろんコンビニでも食事は購入できますが、毎回利用すると費用がかさみやすく、メニューが偏る可能性もあります。
深夜帯で起こりやすい食事事情
深夜帯は「食べられるものがあるか」だけでなく、「健康を意識して選べるか」も大切です。選択肢が少ない状態が続くと、スタッフ個人の努力だけでは食生活を整えにくくなります。
夜勤帯は、日中より少人数で現場を回す職場も多くあります。そのため、急な対応やトラブルが発生すると、予定していた休憩時間に入れない場合があります。医療・介護・警備・物流などの現場では、利用者対応、緊急対応、配送状況の変動、設備トラブルなどによって、休憩が後ろ倒しになるケースも考えられます。食事を用意していても、落ち着いて食べる時間が取れないまま勤務が終わる人もいるでしょう。
食事を抜く状態が続くと、集中力や体調面への影響が懸念されます。夜勤では眠気や疲労との付き合いも必要になるため、無理なく食事を取れる環境を整える意味は大きいといえるでしょう。
企業が福利厚生として社員食堂や食事補助を用意していても、夜勤スタッフが同じように利用できるとは限りません。例えば社員食堂が昼のみ営業している場合、夜勤スタッフは制度の恩恵を受けにくくなります。日勤者は昼食を安く食べられる一方で、夜勤者は自分で購入する必要があると、不公平感につながる可能性があります。また、食事券や外部店舗の利用補助も、夜勤では使いづらい場合があります。対象店舗が深夜に営業していなければ、制度としては存在していても実用性が低くなります。
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夜勤勤務の課題に対して、企業が取り組みやすい施策のひとつが食事補助です。食事は毎日の勤務に関わるため、従業員がメリットを実感しやすい福利厚生でもあります。給与や手当の見直しには大きなコストがかかる場合もありますが、食事補助は制度設計によって段階的に導入しやすい点も特徴です。ここでは、夜勤スタッフ向けに食事補助を導入する主な理由を解説します。
物価上昇の影響により、日々の食費負担は従業員にとって無視できない課題になっています。特に夜勤スタッフは、コンビニや深夜営業店舗を利用する機会が増えやすく、食費が高くなりがちです。
企業が食事補助を行えば、従業員は通常より少ない負担で食事を取れるようになります。毎日の食事に関する支援は、給与とは別の形で生活を支える福利厚生として受け止められやすいでしょう。特に夜勤では、勤務中に外出しづらい場面も多いため、「職場で手軽に食事を購入できる」だけでも負担軽減につながります。
食事補助は、単に食費を安くするためだけの制度ではありません。健康的な食事を取りやすくする点でも重要です。夜勤では、食事の時間が乱れやすく、炭水化物中心の食事や脂質の多いメニューに偏る場合があります。忙しいときは菓子パンやカップ麺だけで済ませる人もいるでしょう。企業が食事補助を通じて、野菜やたんぱく質を取りやすいメニューを用意すれば、従業員の健康維持を支援しやすくなります。特に夜勤スタッフは勤務時間が不規則になりやすいため、食事環境を整える意義は大きいといえます。
夜勤は生活リズムへの負担が大きく、採用や定着に課題を感じる企業も少なくありません。そのため、給与条件だけでなく、働き続けやすい環境づくりが重要になります。食事補助は、従業員が日々の勤務で利用できる福利厚生です。会社が夜勤スタッフの働き方に配慮している姿勢を示しやすく、満足度向上にもつながります。
また、採用活動においても「夜勤者も使いやすい食事補助あり」と伝えられれば、働く環境の魅力として打ち出しやすくなります。特に同業他社との差別化を図りたい企業にとって、実用性の高い福利厚生はアピール材料になります。
企業が従業員へ食事を支給する場合、一定の条件を満たせば、従業員側では給与として課税されません。ただし、条件を満たさない場合は、食事の価額から従業員負担額を差し引いた残額が給与として課税される可能性があるため、制度設計には注意が必要です。
食事補助を非課税で運用するには、主に「役員や使用人が食事代の半分以上を負担していること」「会社負担額が月額7,500円(税抜)以下であること」の2つを満たす必要があります。なお、この7,500円は消費税および地方消費税を除いた金額で判定します。国税庁でも、役員や使用人への食事支給について、従業員が食事価額の半分以上を負担し、会社負担分が1か月あたり7,500円以下であれば、給与として課税されないと示されています。
食事補助が非課税となる主な条件
| 条件 | 概要 |
| 従業員が食事代の半分以上を負担している | 会社の全額負担ではなく、食事価額の50%以上を従業員が負担する必要がある |
| 会社負担額が月額7,500円(税抜)以下である | 食事価額から従業員負担額を差し引いた会社負担分が、1か月あたり7,500円(税抜)以下である必要がある |
| 現物支給が基本である | 食事そのもの、社員食堂、設置型社食など、食事の提供として整理できる形が中心。食券・チケットを利用する場合は、利用範囲や運用方法によって税務上の扱いが変わる可能性があるため、事前確認が必要。 |
| 現金支給は原則給与扱いになりやすい | 例外を除き、現金で支給すると課税対象になる可能性がある |
例えば、従業員が1か月に利用する食事の価額が15,000円で、そのうち従業員が7,500円を負担し、会社が7,500円を補助する場合は、従業員が半分以上を負担しており、会社負担額も月額7,500円以下に収まります。
一方で、会社負担額が月額7,500円以下であっても、従業員の負担割合が食事価額の半分未満であれば、非課税の条件を満たしません。また、会社が全額を負担する場合は、従業員に対する経済的利益とみなされ、給与として課税される可能性があります。
そのため、設置型社食を導入する場合も、従業員の購入額と会社負担額のバランスを考えて運用する必要があります。税務上の扱いは制度内容によって変わるため、実際に導入する際は税理士や社労士など専門家へ確認すると安心です。
近年は、食材費や外食費の上昇により、従来の食事補助額では十分な支援になりにくい場面が増えています。特に夜勤スタッフは深夜帯に利用できる選択肢が限られるため、食費負担を感じやすい傾向があります。
こうした状況を受け、令和8年4月1日から食事補助の非課税上限額が引き上げられました。制度変更のタイミングは、企業にとって既存の食事補助を見直す良い機会です。見直しの際は、単に補助額を増やすだけでなく、次のような観点も確認しておきましょう。
食事補助は、金額だけでなく利用しやすさも重要です。特に夜勤現場では、日中の勤務者向け制度をそのまま適用しても、十分な支援にならない場合があります。上限額の見直しに合わせて、提供方法そのものを再検討する視点が大切です。
出典:国税庁「食事の現物支給に係る所得税の非課税限度額の引上げについて」
食事補助は、原則として現物支給が基本です。食事そのものを提供する、社員食堂を利用できるようにする、食券を配布するなどの方法が一般的です。一方で、深夜勤務者に夜食を現物支給できない場合には、例外的に1食当たり650円以下の金銭を支給しても、給与として課税されない取扱いがあります。
現物支給できないケースとしては、深夜勤務で社員食堂が営業していない、近隣に利用できる飲食店がない、業務上の都合で食事を提供しづらい場合などです。ただし、現金支給は給与扱いになりやすいため、安易に導入すると税務上の問題が生じる可能性があります。現金支給を検討する際は、次の点を整理しておく必要があります。
| 確認項目 | 確認したい内容 |
| 対象者 | どの勤務形態の従業員に支給するか |
| 支給額 | 1食あたり650円(税抜)以下 |
| 支給理由 | 深夜勤務に伴う夜食を現物で支給できない理由を説明できるか |
| 運用方法 | 勤務実態と支給内容が一致しているか |
なお、残業または宿日直を行う際に食事を支給する場合は、無料で支給しても給与として課税しなくてよいとされていますが、深夜勤務時の金銭支給とは扱いが異なるため、分けて考える必要があります。

夜勤向けの食事補助には、社員食堂、食事手当、食事券、宅配弁当、設置型社食など複数の方法があります。ただし、深夜帯は利用できるサービスや店舗が限られるため、日勤向けの制度と同じ考え方では使いづらい場合があります。ここでは、おすすめの方法を紹介します。
夜勤スタッフ向けの食事補助としておすすめの方法のひとつが、設置型社食です。設置型社食とは、職場の休憩室や共有スペースなどに冷蔵庫・冷凍庫・専用什器を設置し、惣菜や軽食、飲料などを提供するサービスです。従業員は勤務中の休憩時間などに商品を選び、電子レンジなどで温めて食べられます。
一般的な社員食堂とは異なり、調理スタッフを常駐させる必要がなく、営業時間に左右されにくい点が特徴です。夜勤スタッフが深夜や早朝に利用しやすいため、シフト勤務の職場にも導入しやすい仕組みといえます。
設置型社食の特徴
夜勤では、休憩時間が予定通りに取れない場合もあります。その点、設置型社食であれば、決まった営業時間に合わせる必要が少なく、自分のタイミングで食事を取りやすくなります。
夜勤向け食事補助を検討する際は、設置型社食以外の方法とも比較しておくと、自社に合った制度を選びやすくなります。
| 方法 | 特徴 | 夜勤での使いやすさ | 注意点 |
| 社員食堂 | 温かい食事を提供しやすい | 営業時間が合えば便利 | 深夜営業には人件費や運営負担がかかる |
| 食事手当 | 給与とあわせて支給しやすい | 勤務時間を問わず支援できる | 給与課税の扱いに注意が必要 |
| 食事券・チケット | 外部店舗で使える | 店舗が営業していれば利用可能 | 深夜帯は使える店舗が限られる |
| 宅配弁当 | まとまった食事を提供しやすい | 時間が合えば利用しやすい | 受け取り時間や最低注文数の調整が必要 |
| 設置型社食 | 職場内で商品を選べる | 深夜・早朝でも利用しやすい | 設置スペースや補充体制の確認が必要 |
社員食堂は、温かい食事を提供できる点が魅力です。しかし、夜勤向けに深夜営業を行うには、人員配置や設備管理の負担が増えやすくなります。利用者数が限られる場合、費用対効果の面で導入が難しいケースもあるでしょう。
食事手当は制度として導入しやすい一方で、現金支給になるため税務上の扱いに注意が必要です。また、実際に食事へ使われるとは限らず、健康支援としての効果は見えにくくなります。
食事券やチケットは日勤者には使いやすい場合がありますが、夜勤では対象店舗の営業時間が課題になります。深夜に営業している店舗が近くにない職場では、制度の利便性が下がります。
宅配弁当は、決まった時間に食事を届けてもらえる点がメリットです。ただし、夜勤では休憩時間がずれるケースもあり、受け取りや保管の方法を考える必要があります。
これらと比べると、設置型社食は深夜帯でも職場内で利用しやすく、勤務時間が不規則な現場にも合わせやすい方法です。日勤者と夜勤者が同じ仕組みを利用できるため、福利厚生の公平性を高めやすい点も魅力です。
夜勤やシフト勤務の食事環境を整えたい企業には、設置型社食サービスの導入が選択肢になります。その中でも、オフィスでやさいは、職場にいながら手軽に食事を取れるサービスとして活用されています。
オフィスでやさいは、オフィスや休憩スペースに専用の冷蔵庫・冷凍庫を設置し、惣菜や軽食などを提供する設置型社食サービスです。従業員は勤務中の休憩時間などに商品を選び、必要に応じて電子レンジで温めて食べることができます。夜勤やシフト勤務の職場では、次のような課題に対応しやすくなります。
| 夜勤現場の課題 | オフィスでやさいで期待できるポイント |
| 深夜に食事を買いに行きづらい | 職場内で食事を選べる |
| 社員食堂が夜間営業していない | 営業時間に左右されにくい |
| コンビニ食に偏りやすい | 惣菜や野菜系メニューを選びやすい |
| 少人数夜勤で食堂運営が難しい | 省スペースで導入しやすい |
| 日勤者との福利厚生差が出やすい | 勤務時間を問わず利用しやすい |
特に、医療・介護・物流・製造・宿泊施設など、夜勤やシフト勤務が発生する職場では、スタッフが外出せずに食事を取れる環境が役立ちます。休憩時間が前後しやすい現場でも、設置型社食であれば自分のタイミングで利用しやすくなります。
また、オフィスでやさいは、従業員の健康支援を意識した福利厚生として導入しやすい点も特徴です。食事補助を単なる費用負担の軽減にとどめず、野菜や惣菜を取り入れやすい環境づくりにつなげられます。
福利厚生を見直す際は、制度の内容だけでなく、現場で継続的に使われるかどうかが大切です。夜勤スタッフが使いやすい食事補助を整えたい場合は、オフィスでやさいのような設置型社食サービスを検討してみると良いでしょう。
累計導入実績 20,000拠点 ※2025年7月時点
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夜勤勤務では、食事時間の乱れや深夜帯の選択肢不足など、日勤とは異なる食事課題が発生しやすくなります。忙しさから食事を抜いてしまうケースや、既存の福利厚生を利用しづらい状況もあるため、企業側の支援体制が重要です。
食事補助は、食費負担の軽減だけでなく、健康的な食事を取りやすくし、従業員満足度や定着率の向上にもつながる施策です。特に夜勤スタッフに対しては、深夜帯でも無理なく利用できる仕組みを整える必要があります。
社員食堂や食事券、宅配弁当などにもメリットはありますが、営業時間や受け取り時間、利用できる店舗の制約が課題になる場合があります。その点、設置型社食は職場内で利用でき、休憩時間が前後しやすい夜勤現場にも合わせやすい方法です。
食事補助の非課税条件や上限額の考え方も踏まえながら、自社の勤務形態に合った制度を選ぶことで、夜勤スタッフにとって実用性の高い福利厚生になります。夜勤やシフト勤務の働きやすさを高めたい企業は、設置型社食の導入を検討してみてはいかがでしょうか。
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