福利厚生制度
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近年、注目を浴びる「働き方改革」。
その働き方改革の中で、「ウェルビーイング」という概念が注目されていることをご存知でしょうか。
日本ではまだ馴染みの浅いウェルビーイングという言葉ですが、海外ではより良い企業運営を行なっていく上で大切な要素の一つだと考えられているそうです。
そこで今回は、企業が重視すべきウェルビーイングと、そのメリットや実践方法についてまとめてみたいと思います。
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目次
そもそも「ウェルビーイング」とはどのような意味なのでしょうか。
ウェルビーイングは直訳すると「健康」や「幸福」という意味です。
1946年にWHOは「健康」という言葉を定義した際に「肉体(からだ)や精神(こころ)だけでなく、社会的にもすべてが満たされた状態(=Well-being)」と述べています。
ビジネス分野においてのウェルビーイングは、働く人々の心と体がこの定義にあるような「健康」な状態で「幸福」であることが、企業にもプラスに働くということを意味しているといえます。
「ウェルビーイング」とは、もともと社会福祉分野における専門用語でしたが、昨今、ビジネスシーンでも注目されるようになってきました。
日本の企業においても、労働力不足からウェルビーイングの必要性が高まっています。
近年、日本は少子高齢化が進み、2007年には「超高齢社会」となり、2019年の推計では65歳以上の高齢者が人口の28%を超えました。
高齢化が進むことで労働力人口が減少し、労働力不足は深刻なものとなりつつあります。
現代の日本企業にとって、労働者ひとりひとりのの生産性をあげることは非常に重要と言えるでしょう。
戦後の日本高度経済成長期を支えたのは、「モーレツ社員」という言葉にもあるように、企業のために身を粉にして働く人々でした。
しかし時代は変化し、現代の日本では仕事とプライベートの両立が求められるなど、自分らしく働くことが重要視されるようになってきました。
2019年4月より「働き方改革関連法案」が段階的に施行され、<生産性の向上>や<離職率の低下>、<就業満足度の向上>が求められるようになりました。
これらの流れもあり、「健康」な状態で働き「幸福」であることを目指すウェルビーイングは、日本国内でもその必要性が高まってきています。
また、AI技術の進歩により、労働者に求められる技能も、単純な作業ではなく、よりクリエイティブで創造性の高いものとなってくるでしょう。
このような<生産性>や<創造性>の高い仕事をするためのキーになると考えられているのが、ウェルビーイングです。
参考:総務省統計局
https://www.stat.go.jp/data/topics/topi1211.html
それでは企業にとって、ウェルビーイングを実践するメリットとは具体的にどのようなものがあるのでしょうか。
2017年のウイングアークフォーラムでは、慶応義塾大学大学大学院の教授である前野隆司氏が「幸福度の高い従業員は、生産性が<1.3倍>、創造性が<3倍>である」と唱え、ウェルビーイング経営の必要性を提言しています。
身体面も、精神面も、社会的にも、満たされた状態の幸福度の高い従業員は、生産性や創造性が高く、結果的に、企業にもプラスの効果をもたらすと言えます。
具体的には、
「離職率の低下」
「人間関係の改善」
「職場環境の改善」
「従業員の生産性・創造性の向上」
「従業員が心身の健康状態を確認することができる」
などがあげられます。
◆離職率の低下
企業がウェルビーイングを実践し、従業員にとって職場の居心地がよくなれば、幸福度が上がり、従業員の離職率の低下につながります。
人材流出を防ぎ、従業員に長く健康に働いてもらうことは、労働力不足が叫ばれる日本で、今後ますます重要となります。
◆人間関係の改善
人間関係は、ときに職場の大きなストレスとなります。
ウェルビーイングに取り組むことで、職場の人間関係の改善に組織的に取り組むことができます。
◆職場環境の改善
長時間労働が強いられるようなブラック企業は、ウェルビーイングの主旨とはかけ離れています。
ウェルビーイングに取り組むことは、すなわち、従業員の働きやすい環境を整備することです。
例えば、有給を取得しやすい環境を整えたり、時短勤務や在宅勤務など柔軟な勤務制度を導入するなどして、職場環境を改善していく必要があります。
◆従業員の生産性や創造性の向上
前述の通り、ウェルビーイングに取り組むことで、従業員の生産性や創造性が高まると言われています。
従業員が健康で幸福でいることが、企業の生産性向上など好循環に繋がるのです。
◆従業員が心身の状態を確認する機会ができる
仕事に追われる毎日のなかで、立ち止まって「自分の仕事が、今どのような状態であるか」と考える機会はあまりないでしょう。
ウェルビーイングに取り組むことで、仕事がどのような状態・状況であれことが「健康」で「幸福」で「仕事の満足度が高い」と言えるのかを、従業員が自ら考えることができます。
このようにウェルビーイングを実践することは、従業員が健康で幸福で働くことができる職場を意識的に整備することに繋がり、企業の生産性や離職率の低下をもたらすメリットがあるといえます。
では、ウェルビーイングを構成する要素とはどのようなものなのでしょうか?
ここでは、アメリカの大手コンサルティング会社であるギャラップ社が発表している5つの構成要素をご紹介します。
①Career Wellbeing(キャリア ウェルビーイング)
仕事だけではなく、家事や育児、勉強やボランティア活動などに1日の多くを費やすことができるなど、キャリアによる幸福。
②Social Wellbeing(ソーシャル ウェルビーイング)
単純な人間関係の量ではなく、強い信頼や愛情の繋がりがある人間関係があるかなど、人間関係にまつわる幸福。
③Financial Wellbeing(フィナンシャル ウェルビーイング)
自分の資産管理や運用ができているか報酬を得る手段があるかなど、経済的な幸福。
④Physical Wellbeing(フィジカル ウェルビーイング)
毎日の生活や仕事でポジティブな感情を持って動けているか、満足なエネルギーに満ちているかという、身体的かつ精神的な幸福。
⑤Community Wellbeing(コミュニティ ウェルビーイング)
居住しているコミュニティとの関係性、職場など身近なコミュニティとの関係性など、地域社会での幸福。
出典:The Five Essential Elements of Well-Being
https://www.gallup.com/workplace/237020/five-essential-elements.aspx
さて企業がウェルビーイングを実践するメリットについてお分かりいただけたところで、次に実現するための方法について考えてみたいと思います。
ウェルビーイングを実現する方法には大きく分けて、次の3つのアプローチがあります。
多くの労働者は、毎日仕事をすることが当たり前で、よほど急激に体調を崩さない限り、自分自身が健康であるか、ましてや幸福であるかということを振り返る機会はないのではないでしょうか。
ウェルビーイング経営の第一歩は、まず従業員が自身の心身の状態を把握することを促す制度を設けることから始まります。
まずフィジカルの状態を知る方法として、健康診断がありますね。
定期的な健康診断の他にも、人間ドックのような法定以外の検診や歯科検診への補助制度、予防接種への補助といった制度があります。
これにより従業員は自分の体の状態を把握し、問題があれば対策を打つことにつなげることができます。
次にメンタルの状態を知る方法ですが、一例として挙げられるのは、「ストレスチェック」です。
2015年から労働安全衛生法において、従業員が50名以上の事業所には「ストレスチェック制度」が設けられているので、既に取り入れている企業も多いかもしれません。
50名以下の事業所やまだ取り入れていない企業は、厚生労働省が勧めている「職業性ストレス調査票」を用いてみてはいかがでしょうか。
ストレスチェックで問題が生じた従業員に対しては、産業医によるカウンセリングや相談窓口を利用してもらう必要が出てくるでしょう。
そのようなフローを制度化することも考えられますね。
さらにウェルビーイングの観点から考えると、従来のような「心身」だけではなく、「幸福度」についても、自分がどう感じているのか把握する制度が必要です。
例えば、幸福度を診断するサービスが産学連携などで出てきています。
このようなサービスを利用し、従業員にとって自身の「幸福度」について考え、気づきを与えれば、ウェルビーイングの実践の第一歩を踏みだすことにつながるでしょう。
次に現在の労働環境を確認し、ウェルビーイングの観点から見直し、改善していくことが必要です。
労働環境を改善する方法としては、長時間労働の撲滅、リモートワークなどを多様な働き方を制度に組み込んで実践していくことなどが挙げられます。
またオフィスの状態という意味での労働環境も、ウェルビーイングを重視する上で不可欠な要素です。
1日のほとんどを過ごすオフィスにおいて、ストレスに感じるデスクの配置であったり、息抜きをしたくても休憩スペースがなかったりという問題は、従業員の心身を蝕んでいってしまいます。
匿名での社内アンケートを取るなどして問題を洗い出し、場合によっては職場環境の空間設計などに特化した企業に依頼してオフィス環境を整えてもらうのもよいでしょう。
オフィス環境ひとつで多くの従業員のウェルビーイングが向上するのであれば、やらない手はないでしょう。
ウェルビーイングを実践するためには、職場のコミュニケーションを改善し、風通しのよい職場環境を整える必要があります。
オープンスペースの設置や、休憩室のリフォームなど、コミュニケーションが活性化しやくなるように職場環境の整備をしましょう。
SNSなどコミュニケーションツールを導入することで、従業員同士がコミュニケーションをとりやすくすることも方法のひとつです。
日頃から円滑なコミュニケーションがとれていると、問題の早期発見や解決に繋がります。
コミュニケーションを円滑にすることは、従業員のウェルビーイング向上に繋がると言えるでしょう。
ウェルビーイングに取り組む際問題となるのが、取り組みの成果が見えづらい点にあります。
この問題を解決するためには、
1.定期的にアンケートを実施する
2.従業員同士が評価し合う施策を実施する
3.健康診断結果を活用する
などの方法があります。
センシティブな情報が含まれるため取り扱いには一定の注意が必要ですが、これらの情報を可視化することで、取り組みの成果を確認することができます。
既に述べてきたように、ウェルビーイングを実践するためには、従業員が自身の状態を把握する制度を作ったり、労働環境を見直したりする必要があります。
そのような制度は、福利厚生の活用によって整えることができます。
自社で福利厚生制度を整えるのが難しいような中小企業や小規模な事業所は、福利厚生のアウトソーシングのサービスを利用するのもよいでしょう。
自社の規模や従業員の希望などにあったスタイルのサービスを選べるといいですね。
それではウェルビーイングの実現をサポートする福利厚生には、どのような種類があるのでしょうか。
◆健康
メンタルケアのカウンセリング割引、人間ドック割引などにより、直接的に従業員の健康促進をサポートします。
また自社でマッサージルームを設置したり、軽い体操の時間を設けたりしている企業もあります。
◆スポーツ
フィットネスクラブやテニスクラブの割引、スポーツ用品の購入補助などにより、従業員がスポーツに親しむ機会を創出します。
企業内でスポーツを楽しむサークルを作ったり、イベントを実施したりしている企業もあります。
定期的にスポーツをすることで、従業員の身体面の健康の充実をはかります。
◆レジャー
海外、国内の提携宿泊施設の割引、航空券の割引、遊園地や美術館の割引などにより、従業員が旅行やレジャーに出掛けて心身ともにリフレッシュすることをサポートします。
◆食生活
社員食堂を設け、健康的な食事を安価にとれるようしたり、専門の管理栄養士に栄養相談ができるサービスを用意したりしている企業もあります。
また健康的な食事やおやつが摂取できるよう、オフィスコンビニを導入するというサポート方法もあります。
前述したように、企業におけるウェルビーイングの第一歩として大切なのは、従業員自身の意識の向上です。
いくら企業側が立派な制度を整えたとしても、自身のウェルビーイングを向上させたい!という意識を従業員が持って利用してくれなければ、制度は形骸化してしまいますよね。
そこでウェルビーイングの意識を従業員に持たせるきっかけとして、食生活の改善によって健康意識を持ってもらうことをおすすめします。
健康診断などはせいぜい半年に1回~年に1回程度で、毎日意識することにはつながりづらいのが現状です。
それに比べて、食事は毎日必ず誰もがとるものです。
年齢や属性を問わず、オフィスにいる間に必ず1回は食事をするでしょうから、福利厚生として取り入れた際の不公平感も出にくくなりますよね。
何よりも食生活を改善することは健康に直結するので、結果が見えやすく、意識向上につながりやすいというメリットがあります。
例えば、栄養の偏った菓子パンやカップ麺ばかりを食べていた従業員が、「今日はちょっとビタミンが足りていないからフルーツを取ろうかな」と考え始めるようになったらどうでしょうか。
食生活全体が変化することで、健康意識が格段に上がると思いませんか。
このように従業員の健康意識を高めるのにぴったりの福利厚生サービスが「OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)」です。
「OFFICE DE YASAI」とは、オフィスに冷蔵庫(冷凍庫)を設置し、野菜を中心とした健康的な食事を従業員が手軽に取ることのできるサービスです。
サービス内容は大きく分けて、2つのコースがあります。
産地直送の保存料不使用の新鮮な野菜やフルーツ、ヘルシースナックがラインナップされています。
サラダ、カットフルーツはもちろん、卵や豆腐のような植物性たんぱく質のお惣菜もあり、バランスの良い食事をとることができます。
ゼリーやスムージー、フルーツジュースは、おやつタイムや朝ごはん抜きで出社した従業員にもおすすめです。
仕事をしながらでも食べられるハンディサイズにこだわっており、料金も1つ100円からとお手軽なところもポイントです。
さらにオプションの乳飲料プランでは、話題のR-1やヨーグルト飲料なども届けてもらうことができます。
無添加や国産にこだわったお惣菜が、冷凍で届くサービスです。
従業員は、肉や魚、野菜のお料理、米やパンの主食などのラインナップから好きなものを選び、電子レンジで温めるだけで、バランスの良い食事をとることができます。
無添加コース、基本コースの2つのコースから選ぶことができますが、特に無添加コースでは毎月管理栄養士が健康的かつ飽きのこない組み合わせを厳選してくれます。
どちらのサービスも決済にはYASAI PAYという専用の電子決済アプリを使った決済が可能です(集金箱による現金支払も可)。
企業側の現金管理がなくなり、従業員側も最短2タップで決済できるので、ますます手軽に野菜を購入してもらうことができます。
OFFICE DE YASAIは、サービス継続率が98.4%にのぼり、導入した企業の満足度が大変高いことが分かります。
実際にOFFICE DE YASAIを利用している企業からは、従業員が自ら食習慣を見直すきっかけになったという声がたくさんあがっています。
例えば北海道のソフトウエア開発会社である北都システム株式会社。
導入前は、おなかを満たせればいいかな程度に考えていたそうですが、OFFICE DE YASAIの「オフィスでごはん」無添加コースを導入したことから、企業全体の健康意識が高まり、健康経営に力を注ぐようになったそうです。
また老舗タクシー会社である山三交通株式会社では、以前は立ち食い蕎麦や牛丼などをかき込むようなタクシードライバーの方々の食生活が、OFFICE DE YASAIの導入をきっかけに変化したといいます。
本社にOFFICE DE YASAIの冷蔵庫を設置しておけば、仕事の合間に本社に寄ったタイミングで手軽に野菜を取ることができます。
平均年齢が58~59歳というドライバーの方々からは「自分でサラダを買うことがないからあると嬉しい」という声があり、非常に重宝されているとか。
さらに、普段は孤独に仕事をしていることが多いドライバーの方々にとって、本社に設置されたOFFICE DE YASAIは、コミュニケーションツールとしても役に立っているといいます。
オフィスでのコミュニケーションが増えることにより、社員のメンタルヘルス面への好影響、ひいてはウェルビーイングにもつながりそうです。
これからの企業運営において欠かせないキーワードとなる、ウェルビーイング。
従業員と企業の幸せのために、OFFICE DE YASAIを導入して従業員の健康意識を高めるところからウェルビーイング経営を始めてみませんか。
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