企業の健康経営

-2020.03.27.Fri

アブセンティズム・プレゼンティズムがもたらす損失とは?健康経営で対策

ここ最近、「アブセンティズム」や「プレゼンティズム」という言葉を耳にする機会が増えてはいないでしょうか?

それは、従業員の健康に対する投資効果(ROI)を測る指標として「アブセンティズム」、「プレゼンティズム」が、注目されているためです。

今回は、この「アブセンティズム」「プレゼンティズム」の解説から、2つがどのようなことを引き起こすのか、予防や対策までをご紹介していきます。

「アブセンティズム」「プレゼンティズム」のことをもっと理解すれば、会社の生産性の向上や、社内外へ健康経営をアピールできるとともに、従業員のエンゲージメントの向上にも繋がります。

是非、この機会に「アブセンティズム」「プレゼンティズム」のことを知り、自社の働き方改革の一部として取り入れてはいかがでしょうか。

 

アブセンティズム・プレゼンティズムとは?

アブセンティズム・プレゼンティズムとは

健康への投資効果を、目に見える形とするための指標として使われている「アブセンティズム」「プレゼンティズム」。

まずはこれら2つの言葉の意味や、発生する要因・背景について紹介していきます。

 

アブセンティズムとは

アブセンティズムとは、体調不良(心身ともに)が原因となり遅刻したり、就労が困難となり欠勤・休職してしまうなど、仕事自体が行えない状態」を指します。

あまり聞き慣れない言葉ですが、英語のabsent、“欠勤、欠席”を語源とする言葉です。

アブセンティズムの状態ではそもそも業務に携わる機会が減ってしまうため、仕事のパフォーマンスは落ち、結果として組織の業務効率や業務生産性も落ちる要因にもなります。

悪化していく様子が見えやすいため、企業は長年労務管理としてアブセンティズムの対応策を主に考えてきました。

しかし、近年ではこのアブセンティズムよりも深刻かつ影響力が大きい問題として、「プレゼンティズム」が生まれました。

 

プレゼンティズムとは

プレゼンティズムとは、「出勤しているにも関わらず、心身の健康上の問題が影響して、パフォーマンスが上がらない状態」を指します。

例えば、慢性的な風邪や頭痛等でボーッとして仕事に集中できないことや、メンタルの不調から自分の思うように行動できないなどがプレゼンティズムです。

プレゼンティズはケアレスミスを誘発し、作業効率の低下を引き起こします。

厚生労働省保健局の『データヘルス・健康経営を推進するためのコラボヘルスガイドライン』では、プレゼンティズムになってしまうことで仕事の生産性が下がり、コストが増えることが明らかになっています。

 

また、東京海上日動健康保険組合が2015年3月31日に発表した、『健康経営の枠組みに基づいた保険者・事業主のコラボヘルスによる健康課題の可視化』では、“労働生産性の損失(間接費用)の占める割合は、約30%〜60%と幅はあるが、最大のコストはプレゼンティズムであるという研究が多数である。”とされています。

 

アブセンティズムに比べて、プレデンティズムは普通に出勤はしているため、気づかれにくい傾向でした。

しかし、厚生労働省保健局の資料や東京海上日動健康保険組合が発表した研究によると、アブセンティズムよりも、実はプレゼンティズムの方が生産性や業績に影響する割合が大きく、経営視点から早急且つ戦略的に、従業員の健康を求める取り組みを行う必要があると報告されています。

 

発生する要因や背景

では、なぜアブセンティズムやプレゼンティズムが発生するのでしょうか?

アブセンティズムやプレゼンティズムの要因には、古くからある「多少の体調不良であれば出勤して当たり前」という、日本社会に根強く残る企業風土が関係しているかもしれません。

2011年に株式会社ウェザーニューズが『日本の風邪事情』について行った調査、「熱が出たら何度で学校・仕事を休みますか?」では、20代〜40代の働き盛りの人が仕事を休むボーダーラインは38℃でした。

会社でしっかりとしたサポートを受けられる環境でないと、プレッシャーや不安を強く感じ、結果会社を休めないといったことが起こりえるでしょう。

そういった環境や要因こそが、知らず知らずのうちにアブセンティズム・プレゼンティズムの予備群に…なんてことになってしまいます。

プレゼンティズムやアブセンティズムを改善するためには、古い日本の企業風土を一新させることも重要と言えるでしょう。

 

アブセンティズム・プレゼンティズムがもたらす損失とは

社員が不在の様子

アブセンティズム・プレゼンティズムがどんなものか、またプレゼンティズムやアブセンティズムが誕生した要因や背景について、おわかりいただけたのではないでしょうか。

ここでは、具体的にアブセンティズムとプレゼンティズムがどのような損失をもたらすかにについてご紹介していきます。

普段より弱っている状態で無理に仕事をし続けることで、ストレスや疲労が蓄積され、心身への大きな負担は増えるばかりです。

通院や入院などが必要になれば、企業の医療費や保険費などの負担額等は増え、退職してしまうリスクも発生します。

企業にとって従業員が退職することは、その人が持つ知識やスキルを失うのみならず、人材育成にかけたコストや、新しい人を採用するためのコストも発生し、大きな損失となりますよね。

また、厚生労働省保健局が調査した『データヘルス・健康経営を推進するためのコラボヘルスガイドライン』を見てみると、プレゼンティズムのコストが77.9%という結果が出ています。

データヘルス・健康経営を推進するためのコラボヘルスガイドライン 厚生労働省保健局

出典:データヘルス・健康経営を推進するためのコラボヘルスガイドライン 厚生労働省保健局

アブセンティズム・プレゼンティズムのどちらも、健康経営に取り組む上で、きちんと対処すべき問題ではありますが、特に労働生産性を低下させるプレゼンティズムへの対策の必要性がデータで証明され、現在の企業の深刻な課題であると言えます。

 

アブセンティズム・プレゼンティズムを防ぐには?

社員同士でサポートし合っている様子

アブセンティズム・プレゼンティズムの損失についてお伝えしました。

社員をアブセンティズム・プレゼンティズムの状態にしてしまうことが、いかに企業にとってリスクであり損失なのか、おわかりいただけたと思います。

次は、どのようにしたらアブセンティズム・プレゼンティズムを防ぐことができるのか、という点についてご紹介いたします。

 

健康経営を推進しよう

健康経営とは、従業員の健康管理について、経営の視点から考えて実行することをいいます。

企業経営を支える従業員の健康に配慮することは、企業イメージや業績の向上につながり、成果を得ることができるというのが、健康経営の考え方のベースになっています。

健康経営の取り組み内容は企業によって様々です。例えば健康診断の受診率の向上や再検査費用の補助、運動や食事のサポート、ヘルスリテラシー向上セミナーの開催などがあります。

健康経営を目指す過程で行われる様々な取り組みは、アブセンティズム・プレゼンティズムの予防に繋がります。

 

健康経営がもたらす効果とは

健康経営を実現すると、アブセンティズム・プレゼンティズムを改善し、どのような効果をもたらすのでしょうか?

1つはアブセンティズム・プレゼンティズムが減り、1人の従業員に長く働いてもらいやすくなり、労働力の確保につながります

また、アブセンティズム・プレゼンティズムが改善されることで、生産性の低下や医療費の増大問題の解決につながります

アブセンティズム・プレゼンティズムのみの改善を考えるのではなく、従業員の健康問題を含めた包括的な対策を検討することがとても重要です。

つまり、健康経営の実践を通して従業員が健康になれば、アブセンティズム・プレゼンティズムの改善やそれに付随する様々な問題の解決へと近づくことができます。

 

ヘルステック(Health Tech)の活用も重要

少しアブセンティズムやプレゼンティズムと離れてみましょう。

皆さんはヘルステック(Health Tech)をご存知でしょうか?

ヘルステックとは、「health(ヘルス)」と「technology(テクノロジー)」を掛け合わせているものを指し、最新のICT技術(情報通信技術)を活用したさまざまな医療サービス・健康管理サービスのことを表します。

具体的な例としては、クラウドコンピューティング、スマートフォンやタブレットなどのモバイル、ウェアラブルデバイス、loT(モノのインターネット)、AI(人工知能)などです。

これらを活用したサービスとして、「電子お薬手帳」で安全な服薬をサポートしたり、「ウェアラブルディバイス」で社員の健康管理やメンタルヘルス対策を行ったり、「遠隔診療サービス」で在宅でも医師の診療が可能になったりと、さまざまなものが提供されています。

ヘルステックをもっと幅広く活用することで、アブセンティズムやプレゼンティズムの予防・改善・早期発見につながる可能性を秘めています。

 

社員の健康意識を見つめ直すきっかけづくりとは

健康的な食事

アブセンティズムやプレゼンティズムの予防対策として、企業は従業員の健康意識を見つめ直すきっかけをつくるにはどのようにしたら良いでしょうか。

そこで、マンパワーグループが「会社の福利厚生として良いと思うもの」、「実際にあった福利厚生で良かったもの」をアンケート調査した結果をご紹介します。

会社の福利厚生として良いと思うものは?

1.住宅・家賃補助・・・48.3%

2.食堂・昼食補助・・・33.9%

3.健康診断・・・33.0%

参考:https://www.manpowergroup.jp/client/jinji/surveydata/150422_01.html

 

実際にあってよかった福利厚生は?

1.食堂・昼食補助・・・17.1%

2.住宅・家賃補助・・・16.7%

3.レジャー施設などの割引・・・14.5%

参考:https://www.manpowergroup.jp/client/jinji/surveydata/150422_01.html

 

アンケート調査の結果、「住宅手当・家賃補助」「食堂・昼食補助」が上位を占めています。

 

その中でも、食事はどの従業員も利用できる補助のため、実際に福利厚生であって良かったと思う従業員が多いことがわかりました。

そこで今回は、手軽に始められる「OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)」をご紹介します。

アブセンティズムやプレゼンティズムの改善にも役立つおすすめの福利厚生です。

 

新鮮野菜を手軽に楽しめる「OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)」

オフィスで野菜

従業員に健康意識を見つめ直すきっかけづくりに最適なのは「食」ではないでしょうか。

そこで、オフィスにいながら新鮮な野菜を手軽に楽しむことができる設置型社食サービス「OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)」がオススメです。

 

「OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)」は、会社に専用の冷蔵庫が設置され、新鮮な野菜やフルーツ等がパックで並べられます。

24時間いつでも好きなときに利用できて、1つ100円〜という安価な価格のため、従業員は手軽に利用できます。

コンビニより安い価格で、昼食にもう1品プラスできるのは嬉しいですよね。

企業がすることは、冷蔵庫を設置するだけ!手間のかかる集金管理や商品管理はすべて「OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)」のスタッフが行うため、企業側としても気軽に始めることができます。

導入のメリットをそれぞれの視点で簡単にまとめてみました。

【従業員】
・1品100円〜(税込)の価格設定で利用しやすい
・栄養バランスの良い食事が可能に
・24時間利用できる
・仕事をしながら食べられるハンディサイズ
・季節に合わせた豊富な商品のラインアップ(年間60種類以上)で飽きない

【企業】
・月の負担額が40,000円〜で気軽に始めやすい(「オフィスでヤサイ」プランの場合)
・商品管理や集金管理は配達員さんが担当してくれて、手間いらず
・週に2回新鮮な野菜などが届く
・従業員に野菜を食べる習慣が生まれ、健康維持につながる
・求人など対外的なアピールポイントになる

身体が健康であれば、自ずと心にも余裕が生まれますね。

この余裕こそが、アブセンティズムやプレゼンティズムを予防することにとても重要なことなのです。

福利厚生を検討しているけれど、何がいいかわからないという企業の方、アブセンティズムやプレゼンティズムを減らしたい方、「OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)」の導入を検討してみてはいかがでしょうか。

 

まとめ

アブセンティズム・プレゼンティズムについて理解は深まりましたか?

アブセンティズムもプレゼンティズムも企業が健康経営を取り入れるとこで、未然に防げる可能性があります。

従業員は「人財」です。

その人財の健康管理を、個人の問題とするのではなく、経営課題として守り維持することが、アブセンティズムやプレゼンティズムを予防するばかりでなく、生産性や業績の向上につながり、企業イメージの向上につながります。

アブセンティズム、プレゼンティズムの予防・早期発見・改善のツールとして、ヘルステックの導入や、福利厚生で健康経営を推進していくことを検討されてはいかがでしょうか。

そして、福利厚生型健康経営の方法に困った方は、新鮮な野菜を手軽に楽しむことができる設置型社食サービス「OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)」の導入も是非検討してみてください。

 

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