働き方改革
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冷房病と聞いて「大したことはないのでは」と思う人は、きっと冷房病にかかった経験のない人でしょう。
1度でも冷房病にかかったことがある人は「もう2度と冷房病にかかりたくない」と、さまざまな工夫をしているのではないでしょうか。
冷房病と一口に言っても、その症状は軽いものから重いものまで、さまざまです。
だるくて体が動かせないような重い状態になることもあります。
毎日、エアコンの効きすぎる室内で過ごしていたら、何回も冷房病にかかってしまう可能性もあります。
オフィス勤務などで、快適な室温を保てない環境にいる人は、どのように冷房病予防をすればいいでしょうか。
本記事では、冷房病にはどのような症状があるのかを解説し、オフィスで冷房病を防ぐための対策について考えます。
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目次
冷房病とは、冷房の効いた室内で起こる自律神経の不調によって生じる病です。
夏に冷房を使うために「冷房病」と呼ばれるのですが、冬にエアコンを使っても冷房病になるとは限りません。
それは、人間の体が夏には体内での発熱を抑え、熱を逃がしやすい体質に変化するからです。
夏の時期に私たちの体は、毛細血管を拡張し放熱を促すほか、汗をかくことで体温を下げようとします。
冷房病は、冷えた室内で体内の熱を逃しすぎて冷えすぎてしまったり、屋外と屋内の激しい温度差で自律神経のバランスが崩れてしまったりすることによって生じます。
冷房病になると起きやすい主な5つの症状について、詳しくお伝えします。
【風邪に似た症状】
エアコンを効かせていると、暖房と同様に室内の空気が乾く傾向にあります。
冬でも同じことがいわれていますが、室内の乾燥により体の粘膜が乾燥しやすくなり、鼻水が垂れたり、せきが出たりするなど風邪に似た症状が出ることがあります。
このように粘膜が乾いてしまうと、ウイルスなどが付着しやすいので夏風邪を引いてしまうこともあるでしょう。
【血行不良】
オフィス勤務でデスクワークをする人が特に注意したいのが、血行不良です。
パソコン操作や書類のチェックなどでオフィスチェアに座った姿勢のままでいる時間が長くなるため、血行不良が生じやすくなります。
日本人が1日のうちに座っている時間は、世界で一番長い、という研究結果が2012年に行われたオーストラリア・シドニー大学の調査で報告されています。
1日に長時間座り続けると、死亡リスクを高めるという報告も同時に発表されています。
座っているだけでも体に良くない上に、冷えが加わると、さらに血行が悪くなってしまうことは想像に難くないでしょう。
血行不良の状態では、血管や筋肉が硬くなり、頭痛や肩こり、腰痛などのさまざまな症状を引き起こしてしまいます。
【全身の不調】
エアコンの風に当たり体が冷えすぎてしまうと、いつまでもだるさが抜けなかったり、疲れやすくなったりします。
よく眠れない、という症状が見られることもあります。冷えすぎた室内で、体の内部が冷えてしまうことで消化不良や下痢、便秘など、胃腸の不調が続く人もいるようです。
【生理不順や生理痛】
オフィス内で仕事をする事務職の女性などは、日中、涼しいオフィスから出ることがないという人もいるようです。
冷えすぎた室内にいることで血の巡りが悪くなり、生理痛が重くなったり、生理不順になったりすることがあります。
【冷え症】
オフィス内にいる女性がひざ掛けなどを使って体が冷えないように気を付けている姿をみたことがあるかもしれません。
手足が冷えるだけではなく、これまで紹介したような症状を生じるため、防御しているのです。
ほかにも、エアコンで体を冷やす状態が続くと、冷え症の症状として、肌荒れやいらつきなども生じる可能性があり、美容や心身の健康にも関わってきます。
しかも、これは女性だけの問題ではなく、男性の冷え症が増えているといわれています。
女性は男性よりも筋肉量が少ないため、基礎代謝量が低く、体温を上昇させにくいためと言われています。
エアコンの効いた室内にいても、男性は「冷え症は関係ない」と思っているため、冷え対策が不十分なことが多いでしょう。
特に年齢を重ねると皮膚の感覚が鈍くなってしまうため、知らず知らずのうちに冷え症になってしまうのです。
夏にエアコンで体を冷やし続ける状態は、これまでに述べたような症状を生じさせるため、よくないことが分かりました。
オフィスで冷房病を防ぐためにできることを5つにまとめます。
省エネの観点から「低すぎる温度設定はいけない」と思っている人も多いと思います。
オフィスによっては、温度設定操作をするリモコンに推奨温度について記載した紙が貼られているようなところもあるでしょう。
冷房病を防ぐためには、温度設定は25℃から28度がいいといわれています。しかし、体感温度には個人差があるため、寒さを感じずに快適と感じる温度が最適といえます。
外出の機会が多い場合には、外気温から3度〜4度低く設定することが目安です。
冷房病は、外気温と室内の温度差が大きいことでも生じやすいといわれているからです。
体感温度やエアコンのルーバー(羽板)の位置などを参考に、席の配置を考えてみましょう。
体感温度には個人差がありますが、オフィス内のどこで過ごすかによってもエアコンの影響の受け方が変わってきます。
ルーバーの直下で冷風に当たりたいのか、逆に直接冷風に当たりたくないのかなどの希望を聞きながら、多くの人がオフィス内で快適に過ごせる席の配置を考えるのです。
エアコンは、天井にはめ込んだタイプの機器だと移動ができませんが、プロペラ状のフィルターをエアコンに取り付け、オフィス内にまんべんなく冷風を送る方法もあります。
冷房病を防ぐためには、ひざ掛けなど冷えない工夫をすることも大切です。
暖気は上に、冷気は下にたまりやすいので、どうしても下半身が冷えやすくなります。
下半身を冷えから守るひざ掛けは、オフィス勤務の方には定番の冷房対策グッズだと思われている人も多いでしょう。
さらに、肩からでもさっと羽織れるカーディガンや、首や肩を覆うストールなどもあれば、上半身を冷えから守るのに便利です。
冷え症を自覚されている方なら、靴下やストッキングの上から履ける厚手の靴下やレッグウオーマーなどを着用すれば、下半身の冷え対策は万全です。
それでも冷えを感じる方は、ミニサイズの電気毛布で体を温めておくといいでしょう。
冷房病を防ぐために血行をよくする軽い運動もおすすめです。運動とはいっても、激しく体を動かす必要はありません。
給湯室やトイレに行くときに屈伸や背伸び、腕回し、もも上げ、かかとの上げ下げのような簡単な運動を行うだけで大丈夫です。
いすから立ち上がって目立つのを避けたい人は、座りながらでもできる腰ひねりなどのストレッチや、自分の指やひじを使ったマッサージでも十分でしょう。
軽い運動をすれば血行が良くなるため、冷房病を防ぐだけでなく体調の改善も見込めます。
徐々に軽い運動に慣れてきたら、エレベーターではなく階段を使うようにするなど、運動強度を上げてみましょう。
筋肉量が上がり、基礎代謝量が増すことで、冷え症対策にもつながります。
1日中、冷やしてきた体をリセットするつもりで、シャワーではなくバスタブにつかって暖まりましょう。
炭酸ガス効果がある入浴剤などを選び、血行を促進すれば、さらに体の疲れを取り除くことができます。
睡眠時間の1時間前に入浴すると、睡眠の質も良くなるといいます。
体の疲れを取り、質のいい睡眠が取れれば、冷房病から遠ざかることができるでしょう。
夏にはアイスクリームやかき氷、冷たいそうめんなどを食べたくなりますね。その一方で「夏には温かいものを食べるといい」という話を聞いたことがある人も多いでしょう。
これは迷信ではなく、冷房病を防ぐためにも重要な習慣です。
冷房病を予防するには、体の表面だけでなく、内部を冷やしすぎないことが大切です。
エアコンの効いた場所で冷たいものを食べてしまうと、体を急激に内外から冷やしてしまうことになります。
冷えた室内でも少し汗ばんでしまうくらいの温かい食べ物や飲み物をとるように心掛けましょう。
夏バテで食欲がない場合にも、冷たいものをとらないように注意することが大切です。
胃腸が冷えてしまい、さらに体調を崩してしまうことにつながってしまいます。
夏バテだからといって食事をとらないでいると、カロリー不足で体が冷えやすくなったり、ビタミン不足でだるさや疲れが増幅されたりするので注意しましょう。
冷房病の予防には、体を温める食べ物をとることも有効です。
体を温める食べ物とは、ショウガやネギ、ニンニク、唐辛子、タマネギ、チーズなどです。
体を温める食品を積極的に食べて、オフィス勤務の人は冬だけでなく、夏も「温活」に取り組みましょう。
夏バテを感じていても、温かい食べ物を少量でもいいのでとるようにしましょう。
夏バテで食欲がわかなくても、冷房病を予防するには何か食べないといけません。
疲労を感じたり、業務が立て込んだりしていると、オフィスの外に買い物に行くのも面倒に感じてしまう人もいるでしょう。
そのような人におすすめしたいのが、オフィス内で手軽に健康的な軽食がとれる「OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)」です。
食事でどうしても不足しがちになってしまう生野菜やフルーツのほか、総菜、軽食などを手軽にとることができます。
「OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)」の具体的なメニューは、カット野菜やカットフルーツ、ミニサラダ、スムージー、サラダチキン、燻製たまごなどです。
ビタミンやミネラル以外にタンパク質も補給できます。
冷房病予防のために軽い運動を行い、タンパク質をとれば、筋肉の増量も期待できるでしょう。
「OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)」は、置き型タイプの社食ジャンルに含まれます。
オフィス内の小さなスペースに「OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)」から貸与された冷蔵庫や電子レンジなどを置くだけで準備完了です。
さらに商品の決済は、電子決済アプリ「YASAI PAY」でQRコードを読み取るだけで、現金の管理も不要なので簡単に始められます。
気になる価格は、月の企業負担額は68,000円~(税別)始められ、社員の購入価格は1個100円です。
「OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)」を導入すれば、オフィス内の仕事が立て込んでいても、オフィス内を少し歩いてエネルギーやビタミン、ミネラルをチャージ可能です。
夏バテで食欲がなくても、手軽に栄養補給ができるので、冷房病対策の一助になりますね。
さらに、そのような健康的な食事習慣が身につけば、健康意識の高い社員が増え、業務効率のアップ、会社の生産性向上に結びつく可能性もあります。
冷房病は、エアコンの効いたオフィスで仕事をする人であれば、男女関係なく誰もが気を付けないといけないということが分かりました。
1度体調を崩してしまうと、回復には思いのほか時間がかかってしまいます。
冷え対策や睡眠、運動、食事に気を付けて夏を元気に乗り切りましょう。
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