福利厚生制度
福利厚生制度にあるデメリットを見抜く!社員満足度を向上させるには?
福利厚生は社員の満足度向上や仕事と家庭、プライベートの両立に欠かせない制度です。 少子高齢化による働き手不足で、人材の確保に苦労している企業も少なくないと思いま …
健康経営という考え方が普及し始めているのをご存知でしょうか。
健康経営とは、社員の健康管理を、経営的な視点で事業戦略として実践することをいいます。
経済産業省では平成26年度から「健康経営銘柄」を選定、平成28年度には「健康経営優良法人認定制度」を創設し、社員の体調管理を積極的に行っている会社を評価しています。
このため、近年、福利厚生として社員の体調を管理する制度を導入する会社が増えてきています。
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国による「働き方改革」が進められたことで、健康な社員の存在が会社の収益性を高める「健康経営」の考え方が定着してきています。
この考え方は2009年ごろから大企業を中心として広まっており、福利厚生として体調管理に関する制度を導入することは、もはや常識といっても過言ではありません。
社員の体調を配慮することによって、社員はベストな状態で仕事に取り組むことができるので、結果として業績を上げることにつながると考えられています。
福利厚生として、社員の体調管理をしていくことは、十分にメリットがあると思われます。
2008年に労働契約法で施行された「安全配慮義務」とは、「会社が従業員に対して心身の安全を保証して働けるように配慮する義務」です。
会社が「安全配慮義務」を守るために「適正労働条件措置義務」「健康管理義務」「適正労働義務」「看護・治療義務」の4つがポイントとなります。
それぞれご紹介していきましょう。
一つ目の「適正労働条件措置義務」とは、従業員が過重労働にならないように労働時間や休憩時間、休日、人員、労働環境などを会社が適正に管理する義務のことです。
これを守ることで、従業員の心身の体調管理ができます。
二つ目の「健康管理義務」とは、従業員の心身の健康状態を把握するために行う健康診断やストレスチェックを行う義務のことです。
健康診断とストレスチェックは法律で定められたルールにそって、実施が義務付けられています。
しかし、ただ実施するだけではなく、その結果を元に従業員の心身の健康状態を把握・体調管理を行い、問題がある場合は解決策を提示することが大切です。
三つ目の「適正労働義務」とは、従業員に心身の疾病や障害がある場合、本人の負担にならないような業務を任せたり配属先を決定したりする義務のことをいいます。
現状は心身に問題のない従業員が疾病や障害を抱えた場合でも、配置替えに即座に対応できるように体制を整えておくことが大切です。
四つ目の「看護・治療義務」とは、従業員が業務によって心身の健康を害した場合、会社が適切な看護・治療を行う義務のことをいいます。
これは健康を害した「可能性」の場合でも対応する必要があるため、常日頃から従業員の体調管理に気を配るようにしましょう。
「安全配慮義務違反」のケースとして、危険視される場所や物が職場にあったにも関わらず、そのままにしていて従業員が怪我をした場合や過労死ラインを超える時間外労働を行わせた場合、各種ハラスメントによる心身喪失などがあげられます。
きちんと対策を講じていなかった場合、義務違反として会社に損害賠償が発生することもあるため、社員の体調管理は会社が取り組むべき重要事項です。
安全配慮義務違反にならないように、社員の体調管理に取り組んでいきましょう。
長時間労働は、十分な睡眠や休息時間がとれないことで、精神的、肉体的に強いストレスとなります。
プライベートな時間が持てないと、自ら運動したり、食事に気をつかったりと体調管理を行うことは難しいので、会社は労働時間について配慮しなければなりません。
法律で決まった時間外の労働時間を守ることや、ハラスメントを防止することは会社にとって当然のことです。
健康診断やストレスチェックを行うことは義務ですが、「健康経営」の観点からも会社は社員の心身の体調管理に積極的に取り組む必要があります。
そのために福利厚生を活用して、社員自身に体調管理を意識してもらうことも大切です。
健康的な食事のできる社食サービスの提供や運動のきっかけ、有給休暇の利用、レジャーの補助を出すなど、福利厚生を充実させましょう。
福利厚生を通して、会社に居る時間もプライベートの時間も充実させることができると従業員は心に余裕ができるうえ、会社に感謝の気持ちも生まれます。
そのため、社員の体調管理に取り組むことは、会社のためにも重要なことです。
体調管理は個々の責任と考える時代は終わり、会社は福利厚生を通じて社員の体調管理をする時代になりました。
体調管理の福利厚生を取り入れることによって、社員は働きやすさを感じ、会社にとっても大きなメリットをもたらします。
では、体調管理の福利厚生が充実することによるメリットには、具体的にどういったものがあるでしょうか。
以下に主要なポイントを挙げてみました。
1.社員の生産性が向上する
2.個々の生産性が向上することによって会社全体の業績がアップする
3.医療費が削減できる
4.会社のイメージアップにつながる
これらについて、詳しく掘り下げてみましょう。
社員の体調管理ができていると、集中力や活力、モチベーションやパフォーマンスが向上し、業務の効率アップにもつながります。
仕事をこなすには体力・集中力・思考力・コミュニケーション能力などが必要です。
これらを保つには肉体的にも精神的にも健康な(体調管理ができている)状態でなければなりません。
体調管理ができていないと欠勤や遅刻、早退をしたり、集中力が続かなくなり1日のノルマをこなせなかったりする可能性もあります。
また、欠員がでると他の社員が自分の仕事にプラスして欠勤している社員の分の仕事まで請け負わなければならず、負担が大きくなります。
定時の時間では終わらずに残業が必要となり、代理で仕事をしている社員までも体調を崩す可能性があります。
このような負のループが起こる事態を防ぐためにも、会社は社員の体調管理をする必要があります。
その手段として健康に関する福利厚生を取り入れ、社員の健康管理を通じて生産性の向上を図るのです。
社員が健康な状態だと個人の生産性が向上し、個々の生産性の向上は会社の業績が上がることにつながると先ほどお話ししました。
つまり健康に関する福利厚生の導入は会社の利益をも上げることができるということです。
さらに会社の業績がアップすれば社員に還元することができ、車内に良い循環が生まれ働きやすい環境が整います。
医療費補助の福利厚生や、病気や怪我によって働けない期間に傷病手当を福利厚生として提供している会社にとっては、社員の体調が不安定であると福利厚生費用の負担が増えてしまいます。
会社が社員の体調管理をサポートする福利厚生があれば、コストの削減にもつながります。
福利厚生は会社から社員へ支給されている給与以外の報酬であり、社員が働きやすい環境を作るということです。
つまり福利厚生が充実していると働きやすい環境が整っていると考える人が多く、会社の印象も良くなるのです。
社員の体調管理ができていれば、上記でお話ししたような負のループが起こらず離職率も減ります。
さらに離職率が少ない会社はイメージもアップするため、充実した福利厚生をアピールすることで新規採用が行いやすくなるでしょう。
社会全体で人手不足が深刻となっていますが、福利厚生が充実しているとそのような悩みも解消するかもしれません。
社員の体調管理が行き届くことで、会社には様々なメリットがもたらされることがわかりました。
では、実際にどのような方法で体調管理をサポートすればよいのでしょうか。
体調管理の基本は「食事」「運動」「睡眠」の3点といわれています。まずはこれらのポイントの重要性について、細かくみていきましょう。
体調管理にはバランスのとれた食事は欠かすことができません。
食事の栄養素はバランス良く摂取することでより効果的に働きます。
栄養バランスが考えられた食事とは、穀類の主食、肉や魚、たまごなどの動物性たんぱく質と大豆などの植物性タンパク質から作る主菜、野菜やきのこ、海藻などから作る副菜、味噌汁の揃った献立が望ましいと言われています。
年齢や性別、1日の活動量などから計算した1日の必要エネルギーも考えて摂取することがおすすめです。
主食となる栄養素は、からだや脳を動かすエネルギー源として使われます。
しかしエネルギーとして使われずに余ってしまうと、体内に残り蓄積されて脂肪となってしまいますので、量を調整する必要があります。
肉や魚などのたんぱく質は消化吸収されると筋肉や内臓、髪、爪などを作る成分「アミノ酸」となり、ホルモンや免疫細胞を作ります。
野菜には体温の調節や体内で必要な物質を作る働きに必要なビタミンやミネラルが豊富です。
これらをバランス良く摂ることが必要ですが、実行することはなかなか難しいのが現実です。
そこで、バランスの良い食事を支える「食」に関する福利厚生制度を設けることで、社員の体調管理をサポートすることが可能です。
体調管理のポイント、2つ目は適度な運動です。
体を動かした方が良い理由として、まずは肥満の予防が挙がります。
摂取エネルギーと消費エネルギーのバランスが保てていないと、脂肪を蓄積してしまいます。
蓄積が増えていくことで起こる肥満は、生活習慣病の発症リスクを高めます。
次に筋肉の維持です。
体調不良で少しの間寝込んでしまうと、疲れやすかったり普段の通りに動けないと感じたりすることがある人も大勢いると思います。これは寝込んだ間に筋肉が衰えてしまったためです。
このような状態にならないためにも、普段から体を動かし、筋肉量を維持しておくことが大切なのです。
福利厚生として運動を促す制度を取り入れると、社員も気軽に体を動かすことができ体調管理をサポートできます。
普段どのくらい睡眠をとっていますか?
心身の疲労を癒すには「睡眠」が必要不可欠と言われています。
質の悪い睡眠では寝不足を感じるだけでなく、生活習慣病への危険性が高くなったり、身心的、精神的にも不安定な状態になったりと、体調管理においてさまざまな影響がでてきます。
体調管理のためには良質な睡眠が大切なのです。
成人の必要睡眠時間は6から8時間程度と言われていますが、個人差があるので個々に合った睡眠時間を把握することが大切です。
十分な睡眠時間かどうかは昼間(仕事中)に眠くなるかどうかです。眠くなる場合は夜の睡眠時間が足りていない、良質な睡眠がとれていないという可能性があります。
睡眠不足によって集中力や判断力が欠如した結果、仕事の効率が下がったり良いアイデアが浮かばなかったり、最悪の場合事故などの危険があります。
このように睡眠は健康な状態を保つばかりでなく社員の生産性の向上、つまり会社の利益アップにも欠かすことのできないことです。
会社は社員が十分な睡眠を確保できるように、仕事量の調整や、昼寝に関する福利厚生の導入などの検討が必要です。
社員の体調管理に関する福利厚生は、主に3つに分類されます。
それぞれの福利厚生をご紹介していきましょう。
「食事」は生きていくために欠かせないことの一つで、会社に居ると食事の時間は必ず発生します。
食事面をサポートする福利厚生は人気が高く、社員食堂や食事補助費用、軽食の提供などさまざまです。
体調管理で重要な「食事」はただ食べられたら良いというわけではなく、栄養バランスのとれた健康的な食事であることがポイントです。
社員食堂や社食サービスは管理栄養士が栄養を考えて提供するメニューがほとんどで、体調管理の面では最適な福利厚生といえるでしょう。
食事面の福利厚生がない場合、節約のためにコンビニやファストフード、カップラーメンなどですましてしまったりと、健康的とは言えない食生活になってしまいます。
社員の体調管理を行うために、食事面をサポートする福利厚生は重要です。
運動を促す福利厚生としては、スポーツジム費用の補助があったり、会社にヨガ講師を呼んだり、オンラインでストレッチ動画を見たりといったものがあります。
働いていると、家と会社の往復だけになりがちで休日は家で寝ていることがほとんどという社員も多いでしょう。
運動不足は肩こりや腰痛、肥満や成人病にもつながるので、社員の体調管理のためにも運動を促す福利厚生を導入することは大切です。
健康診断やストレスチェックは義務付けられている会社がほとんどですが、社員の体調管理のために重要なことです。
他にも、アプリを使って健康状態を把握する福利厚生サービスや産業医との面談を実施するなどして、体調管理に努めましょう。
体調管理をしっかり行うためには、運動と休息、また食事を意識することがとても大切です。
福利厚生として定期的なスポーツイベントや社内でヨガ教室の開催することは、運動不足を解消し、ストレスの発散にも役立つでしょう。
また、糖尿病や高血圧などの病気を予防するために最も重要なことは「食事の管理」です。食に関する福利厚生の導入は、ぜひおさえておきたいところです。
忙しい毎日の中、朝ごはんが食べられなかった、夜ご飯は外食が多いなど体調管理がうまくできない社員も多いのではないでしょうか。
健康な体づくりの基本となる食事のサポートは、社員の体調管理の点で重要な福利厚生となります。
そこで、体調管理にかかわる福利厚生として、今回は健康を意識した食生活を提供する「OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)」を紹介したいと思います。
仕事のある日、オフィスでどのような食事をしていますか?
昼食はコンビニ弁当、間食はスナック菓子となってしまいがちではありませんか?
栄養が偏ってしまう社員のためのサポートに最適なサービス「OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)」は、オフィスで野菜が手軽に食べられる福利厚生です。
「OFFICE DE YASAI」は、社内設置型の食のデリバリーサービスを提供しています。
「野菜の力で心身ともに健康を!」をテーマに掲げており、オフィスに設置した専用の冷蔵庫や冷凍庫にサラダやフルーツ、お惣菜などが配達されるので、その中から好きなものを自由に選ぶことができます。
オフィスで簡単に栄養補給ができるため、意識せずに体調管理ができる嬉しいサービスなので、福利厚生として導入することをオススメします。
「オフィスでやさい」プランは、全国から厳選した野菜やフルーツ、ヘルシーな農産加工品をそろえており、「昼食に一品追加」「間食として食べるだけ」で必要な栄養素を摂取することができる手軽な福利厚生です。
普段の食事は炭水化物や脂質を多くとりがちな社員には、豆乳やこだわりの卵を燻製にした「スモっち」などでたんぱく質を、ハンディサイズにパックされた野菜や果物でビタミンやミネラル、食物繊維を補給することができます。
サラダごはんシリーズでは、1品でバランスよく栄養素を補えるメニューがそろっています。
「ゴロゴロ野菜サラダ」は不足しがちな緑黄色野菜を中心にトッピングされており、「雑穀とお豆のサラダ」には炭水化物、植物性たんぱく質、ビタミン、ミネラル、食物繊維がバランスよく含まれているので、身体にとてもよいですね。
(※商品ラインナップは常に更新されるため、上記商品を取り扱っていない場合もあります。)
「オフィスでごはん」プランは冷凍のお惣菜が届くサービスで、「基本コース」と「無添加コース」があります。
「無添加コース」は管理栄養士がメニューを厳選しているので、配達された商品から主菜、副菜を選ぶだけで、バランス良く栄養素を摂取できます。
また、「無添加コース」は約30種類のメニューの中から毎月10種類が届き、そのうち人気メニューの3〜4種類が固定、それ以外の6〜7種類のメニューが毎月入れ替わります。
飽きることなく栄養バランスの整ったごはんやお惣菜を選ぶことができるので、社員の体調管理に最適な福利厚生といえるでしょう。
「オフィスでやさい」の商品は、野菜やフルーツが食べやすくハンディサイズにカットされているため、小腹がすいたときなど、手軽につまめます。
果物の甘味や酸味、香りはリフレッシュ効果もあり、集中して仕事に取り組むことができるのは仕事効率が上がる福利厚生の効果といえます。
毎月変わるメニューが週1回(最大5回)配達されるので、どんな商品が届くのか楽しみになることも。
社員同士で「どの商品が好きだった?おすすめは何?」など会話のきっかけとなりコミュニケーションが活発になれば、社内環境改善の効果もみこまれる福利厚生です。
福利厚生の一環として社員の体調管理を行うことは、結果として会社の業績アップにつながっていくでしょう。
「OFFICE DE YASAI」は食のサポートをする福利厚生として、社員の体調管理の一部を担い、会社の業績にも貢献したいと考えています。
サービス開始以降、累計10,000拠点以上(2024年2月時点)に導入され、多くの会社に福利厚生として選ばれている実績をもつ「OFFICE DE YASAI」。
「オフィスワーカーに力と健康を」をテーマに、管理栄養士が中心となって作るメニューは、社員の体調管理にぴったりです。
福利厚生として身体の基本となる「食」のサポートをすることで、社員の体調管理を試みてはいかがでしょうか。
社員の健康改善につながる新しい社食
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