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無添加や国産、産地直送の野菜を中心としたOFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)は、サービス開始から累計10,000拠点以上(2024年2月時点)に導入されています。
小人数のオフィスから大規模な企業まで、さまざまな企業にサービスを導入いただいていますが、その中でも社員の健康に課題を感じる企業に多くの支持をいただいていると感じます。
今回お話を伺った老舗タクシー会社である山三交通株式会社も、社員の食生活を改善せねばという課題感から、OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)を導入いただくことになりました。
導入後、山三交通株式会社では、OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)を利用することで社員にどのような変化があったのでしょうか?
業務課長 大川麻美さんにインタビューを行いながら、OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)をはじめとした社員の健康に対するサポートや、今後の取り組みについても詳しく伺っていきます。
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置き型健康社食の『OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)』
目次
山三交通株式会社のお話に移る前に、企業にとって社員の健康サポートはなぜ必要なのか、また世の中の企業はどのように社員の健康をサポートしているのかを簡単にご紹介していきましょう。
昨今の企業では「健康経営」が推奨されるように、社員の健康を企業が積極的にサポートする傾向が増えてきています。これにはいくつかメリットがありますが、その中で大きく4つをご紹介します。
1.「企業の業績向上」
社員の健康を維持し常に万全の状態で業務に取り組めるようサポートすることで、社員の業務効率をあげることに繋がります。業務が効率化するということは、コスト削減や売上向上の土台にもなるため、企業の業績アップが期待できます。
2.「社員の安全確保」
今回お話を伺った山三交通株式会社のタクシードライバーのように、健康状態が不安定になることで事故など命の危険がある職業にとっては、社員の健康は命を守ることにも直結します。
そのため、健康をサポートすることで日々の安全確保に繋がります。
3.「休職・離職率の低下」
健康状態が損なわれれば体調を崩し休職に至ってしまうこともありますし、不健康が続けば精神的な不安定さにも繋がる可能性があります。
また、社員の健康をサポートすることで、社員にとっても「大切にされている」という意識が芽生えるため、離職率を下げる効果が期待できます。
4.「人材確保の強化」
健康経営や働き方改善などの取り組みは、社会的にも評価される傾向になってきました。そのため、社員の健康をサポートするための取り組みは人材採用においても有利に働くことがあります。
このように、社員が健康であり続けることは企業にとっても大きなメリットとなるのです。
では具体的にはどのような健康サポートが実施されているのでしょうか?
代表的な例としては、
・社員食堂など食事へのサポート
・健康診断の実施
・有休取得の奨励など労働時間減少への働きかけ
・カウンセリング等メンタルヘルスケア
・スポーツジムの社員割引
・社内運動会など運動の機会提供
などが挙がります。
企業によって取り組み内容は変わりますが、多くの企業で社員の健康を目指したさまざまな要素が取り入れられているようです。特に、気軽に導入しやすく社員満足度も高い「食事へのサポート」は近年増加の傾向にあります。
OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)は食事サポートのひとつですが、「健康的でヘルシーなメニュー」「時間を問わず利用できる」という商品の特徴から、社員の健康を意識する企業から多く評価をいただいています。
では、実際にOFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)を利用いただいている山三交通株式会社に「なぜ導入するに至ったのか」「導入後にはどんな効果があったのか」を詳しくお伺いしていきます。
タクシー業界では珍しく、多くの健康サポートを取り入れている山三交通株式会社はどのような企業なのでしょうか。
業務課長の大川麻美さんにお話を伺ってみましょう。
―まずは山三交通株式会社について教えてください。
昭和31年に創業しまして、主な事業内容はタクシー業ですが、グループとしてはLPガススタンドや整備会社も運営しています。
社員数は360名、うち女性は5名です。
平均年齢は58~59歳くらいですね、今年はじめて新卒が2名入社しました。
―タクシードライバーの勤務形態はどのようになっているのですか?
シフト制を取っていますが、そのシフトも「隔日勤務」「昼勤務」「夜勤」の3パターンに分かれています。
昼勤務・夜勤はイメージがつくかもしれませんが、隔日勤務はあまり聞きなれないかもしれませんね。
これは20時間勤務するシフトで、例えば13時に出勤したら終わるのは翌朝の9時という結構ハードなシフトになっています。
20時間勤務した翌日は明け番といって一日休んでもらい、また翌日出勤して20時間勤務するといったシフトになっています。
非常に不規則なため、社員は不健康になりがちなのが現状です。
―「健康優良企業 銀の認定」の取得について聞かせてください
昨年の7月にけんぽ(健康保険協会)の「銀の認定」を目指すことになったのですが、健康への取り組みは弊社の社長も重視していましたし、業界全体で野菜不足の問題もあったこともあり、積極的に後押ししてくれました。
そこから「社員の食生活を改善せねば」という流れになり健康面へのサポートを充実させようと考え始めました。
さまざまな取り組みを行った結果、無事に「銀の認定」を取得することができました。
「銀の認定」を目指したこともきっかけのひとつでしたが、山三交通株式会社が健康サポートを導入した根底には社員の健康状態への懸念もあったようです。
詳しく伺っていきましょう。
―健康サポートの必要性はどのような面で感じられていましたか?
ドライバーたちは、業務中に車を駐車できる場所がないということもあり、ゆっくり食事を摂れず、立ち食い蕎麦や牛丼ばかりを食べている人が大半でした。
ずっと運転しているため歩く時間も少なく、仕事を始めてから太ったという人も多いのです。
また、業界的に福利厚生があまり整っていないことも気になっていました。
タクシードライバーは基本的に社外にいるため、会社に人が集まるという機会が少なく、全員に対して行えるサポートの導入は難しい傾向にありました。
しかし、近年ドライバーの事故なども多発しており、ドライバーの安全という観点でも健康への取り組みは急務だと思い、サポートの導入を進めることになりました。
―健康サポートの中でも、食事を導入することに決めた理由は何でしょうか?
ドライバーは外出していることがほとんどで、忙しいため時間にも余裕がありません。
賃金も歩合制なので、社内にいるよりもできるだけ早くお客さんを乗せたい、と思うため、「全員で揃って運動をしよう」ということもハードルが高いのです。
それで何ができるかなと考えた結果、食事でのサポートに行きつきました。
OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)を導入することにしたのは、健康サポートをしようと思った際にネットで調べて目に留まったのがきっかけです。
ドライバーは点呼のために一度は本社に立ち寄りますがすぐに外出してしまうため、限られた時間にしか提供できないサービスだと導入は難しかったのですが、OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)のような設置型であればいつでも利用できるため、本社に寄ったタイミングで自由に野菜を手に取ってもらえるかもしれない、ということで取り入れることにしました。
では、導入することでタクシードライバーの方々にはどのような変化があったのでしょうか?
―導入後、社員の反応はいかがでしたか?
とても好評でした!
拠点地が本社に近いドライバーは、本社に戻ってきてランチをする人もいるのですが、本社ではお弁当を頼んでいるため、それにプラスする形でサラダを食べている人が多いですね。
「自分でサラダを買うことがないからあると嬉しい」という声もあり、非常に重宝されています。
また、ドライバーは普段孤独に仕事をする時間が多いため、本社に寄った際には話したがる人も多いのですが、OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)はコミュニケーションツールとしても役立っています。
―どのような商品に人気がありますか?
とにかく牛乳が大人気です。
10年ほど前にも、瓶牛乳を自動販売機で販売していたことがあったのですが、その時はあまり売れずに撤退となりました。なので牛乳が人気なのはとても意外でした。
「瓶だとお風呂屋さんのような特別感があるし、そういった場所で購入するよりも安い、1瓶100円という価格設定も嬉しい」と喜ばれています。
以前は人気がなかったのになぜだろうと思いましたが、牛乳だけでなくサラダなどと一緒に売られていることによって、セットで買ってもらいやすいのかもしれませんね。
さらなる目標を掲げる山三交通株式会社では、今後どのような取り組みを検討しているのでしょうか。
―OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)以外で取り入れている健康面の取り組みはありますか?
簡単な運動ということで、社員点呼の際にストレッチを取り入れています。長時間拘束はできないので、肩回し・首回し・腰回しなどすぐにできることを行っていますね。
また、会社にはお風呂があるので、そこに血圧計や体温計、体重計も設置して自己管理のサポートをしています。
そのほかにも、月に1回「健康会議」を実施しています。
弊社には3つの組合があるのですが、健康会議ではその3つの組合から代表者が1人ずつと、乗務員の代表者が1人参加して会議を行っています。
健康診断の結果を見ると、ドライバーは血圧が高い人が非常に多いという傾向が出ていますし、肥満や喫煙率も高いため、この数値を3割減らすためにはどうすれば良いのか、ということを話し合っています。
OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)の利用率データをもとに、どんなメニューが人気でどういうものを取り入れるべきかなど、導入メニューを検討することもありますよ。
―今後はどのような取り組みを行う予定ですか?
社員の健康サポートはこれからも強化していき、今後はホワイト500の取得を目指しています。
今年(2019年)の申請は間に合わなかったため、来年には取得したいですね。
OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)を採用アピールにはまだ使っていませんが、業界的にも人材は不足していますし、採用には力を入れていますので、今後はぜひOFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)をアピールポイントとして使ってみようと思います。
このような健康サポートの取り組みは社員にも共有しています。
自分の企業が社員の健康を考えてくれているというのは嬉しいと思いますので、今後もさらに導入を進めていこうと思っています。
―山三交通株式会社、 大川 麻美さんにお話を伺いました、ありがとうございました。
今回お話を伺った山三交通株式会社だけでなく、多くのタクシー企業では、勤務時間も不規則で運動もままならない状況が多くあるのではないでしょうか。
社外に出ることが稼ぎになるという業界では、全員揃っての運動や利用時間の限られる食堂ではサポートが難しい面もあると思われます。
OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)のような「設置型」の食事サービスは、利用時間が不規則な企業にとって、「いつでも利用できる」という点が大きなメリットになっています。
社員の働き方や課題点を考慮し、より効果的にサポートできるサービスとして、ぜひ一度OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)を検討してみてはいかがでしょうか。
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