福利厚生制度

 公開:2025.06.30

 更新:2025.06.30

【厳選】福利厚生アウトソーシングサービス比較11選!おすすめは?

企業が、少子高齢化の進む日本社会で存続するには、優秀な人材を確保する必要があります。そのためには、給与や賞与などの待遇面はもちろん、競合他社より魅力ある福利厚生制度を検討すべきでしょう。

とはいえ、人手不足が恒常化している日本企業にとって、自社での福利厚生制度の確立・運営は難しいかもしれません。

そこで今回は、比較検討する際に便利な、福利厚生制度のおすすめアウトソーシングサービス11選について解説します。

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福利厚生アウトソーシングサービスとは?

まず、福利厚生アウトソーシングサービスについて説明しましょう。

そもそも、福利厚生制度とは、企業が給与などの待遇に加えて従業員がよりよい生活を送れるよう提供するもので、大きく分けて2種類あります。

企業に法律で義務付けられている厚生年金や保険金などの法定福利厚生と、独自で設定できる法定外福利厚生です。

特に、法定外福利厚生のサービスを充実させると、競合他社との差別化や従業員満足度の向上にもつながります。

しかし、人手不足が慢性化している日本社会では、法定外福利厚生制度の確立や自社での運営が実質的に難しいという企業も少なくありません。

そこで、そんな企業のために社風に適した福利厚生制度を提案し、運営・改善案などの業務を代行するのが福利厚生アウトソーシングサービスです。

福利厚生アウトソーシングサービスの3つの分類を比較

福利厚生制度のアウトソーシングサービスには、3つのタイプがあります。

1.特化型のサービスを提供するタイプ
2.カフェテリア型のタイプ
3.パッケージ型のタイプ

サービスの種類/項目特化型カフェテリア型パッケージ型
柔軟性
サービスの選択可

メニュー設定の最適化

サービス選定不可
導入コスト
サービスの選択が必要

メニューの設定が必要

導入はシンプル
運用・管理
複数の場合は煩雑

ポイントで管理が必要

運用は簡単
公平性
利用者が偏るリスク

従業員側の自由な選定可

全従業員のニーズ反映は困難


この章では、各タイプの特徴について説明しましょう。

特化型のサービスを提供するタイプ

特化型タイプの福利厚生制度をアウトソーシングする場合は、特に従業員に提供したいサービスを委託します。たとえば、ランチ補助や食事券の支給、社宅や賃貸マンションの手配などです。

ニーズの高い福利厚生サービスに特定して提供すれば、コストを抑えながら従業員をサポートできます。

ただし、複数のサービスを導入すると運営や管理が複雑化し、担当者に負担がかかるため、注意が必要です。

カフェテリア型のタイプ

カフェテリア型タイプは、各従業員が自由に付与されたポイントの範囲内でサービスを選択できる福利厚生制度です。具体的には、ベビーシッターやフィットネスの割引きなどがこれに該当します。

このカフェテリア型の特徴は、各従業員が自身のライフスタイルやニーズに合わせて選択できる柔軟性に加え、企業側も福利厚生制度にかける予算を調整しやすいことです。

複数あるメニューから従業員の要望や今後の人事戦略に沿って設計でき、公平性も維持できるため、上手に活用すれば従業員満足度の向上も期待できるでしょう。

ただし、豊富なメニューからどのサービスを導入するかの選定や、課税・非課税のサービスが混在した際の対応にコストがかかる点については考慮する必要があります。

パッケージ型のタイプ

パッケージ型の福利厚生制度のアウトソーシングは、あらかじめまとめられたエンタメサービスやレジャー施設など複数のサービスを一括して導入します。自社でサービスを自由に選択できない反面、運営や管理はとてもシンプルです。

このパッケージ型タイプの福利厚生制度には娯楽的なサービスが多く、従業員のニーズは高いかもしれませんが、人事戦略の一環としての効果にはつながりにくい面があります。

おすすめ福利厚生アウトソーシングサービス11選を比較

ここからは、おすすめのアウトソーシングできる福利厚生制度11選を紹介します。先述の3タイプで特徴的なサービスを厳選しました。検討する際は、ぜひ参考にしてください。

福利厚生制度の種類・名称主な特徴
【おすすめ4選】特化型タイプの福利厚生制度
1.OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)フレッシュ野菜・果実の「オフィスでやさい」と惣菜の「オフィスでごはん」の2つのプランがある
2.ごちクルNow都内・近隣の各弁当販売店から日替わりでメニューを選べる
3.楽天早トク給与楽天銀行から前払いで給与を受け取ると楽天ポイントが増える
4.Udemy Businessスキル開発や認定資格の取得など学習に特化している
【おすすめ3選】カフェテリア型タイプの福利厚生制度
5. ベネフィット・ステーション(カフェテリアプラン)幅広いメニューのほか、給与天引き決済やNetflixプランがある
6. リロクラブ(カフェテリアプラン)基本サービス「福利厚生倶楽部」との同時契約が必要
7. カフェテリアHQプランメニューから付与されたポイントの範囲内で、AIにより各従業員に最適化されたサービスを利用できる
【おすすめ4選】パッケージ型タイプの福利厚生制度
8.Perk全国で活用できるサービスが1000種類以上、日常使いに特化している
9.WELBOX毎週「すご得!」キャンペーンで格安価格でアイテムを購入できる
10.ライフサポート倶楽部従業員の配偶者のほか、2等親以内の家族が利用できる
11.カンリー福利厚生(フクリー)Googleマップの位置情報で最寄りの社割特典を扱う店舗を検索できる

【おすすめ4選】特化型のサービスを提供するタイプ

最初に、特化型タイプの福利厚生制度のなかで、おすすめ4選を紹介します。

 OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)

オフィスで野菜

「 OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)」は食の福利厚生制度のひとつです。オフィス内に専用の冷蔵庫・電子レンジを設置すれば、24時間いつでも利用できます。

プランは、フレッシュな野菜や果実を使用した軽食・スナック類中心の「オフィスでやさい」と、管理栄養士の監修による惣菜類の「オフィスでごはん」の2種類あります。

従業員は1品につき100〜200円で利用でき、備品や配達・商品回収などは全て業者がおこなうため、企業側で管理しやすいのも特徴です。

送料無料の試食セットプレゼントや2ヶ月間の無料トライアルも実施していますので、導入前に試してみるのもよいでしょう。

OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)について詳しくはこちら

ごちクルNow

「ごちクルNow」は食の福利厚生制度のなかで、提携している複数の弁当販売店の注文決済を取り扱うサービスです。

従業員は、各自携帯しているスマホなどのアプリやパソコンのWeb経由で注文できます。企業側が、メニューの集計や注文の手配をおこなう必要はありません。

初期費用・月額利用料・送料はすべて無料ですが、提携している弁当販売店の配達可能エリアが限定されているため、導入前に配達の可否を確認しましょう。

楽天早トク給与

「楽天早トク給与」は、前払いの給与の振込サービスに特化した福利厚生制度です。どの銀行からも受け取れますが、楽天銀行から給与を受け取ると、その度に楽天ポイントが従業員に付与されます。

口座開設などの関係で、サービスを利用するまでに1ヶ月程度の準備期間が必要です。本サービスは、従業員の利用回数の上限も設定できます。

前払いや日払いサービスもあり、急にまとまったお金が必要な時や、社会人になって間もない若年層の従業員からはニーズも高いでしょう。

 Udemy Business

「Udemy Business」は、AIの活用による従業員のスキル開発や認定資格の取得など、学習に特化した福利厚生制度です。

コースも部署やチームごとの少人数から組織全体に至るまで多岐にわたり、人事戦略として自社の従業員のキャリアアップを目指す企業に適しています。

また、リーダーの育成やITスキル・専門知識の向上など、業界やチームの目的に沿った学習内容を選択できるのも特徴です。自社で研修やセミナーを実施できない企業は、導入を検討すべきでしょう。

【おすすめ3選】カフェテリア型のタイプ

この章では、カフェテリア型タイプでおすすめしたい福利厚生制度3選を紹介します。

ベネフィット・ステーション(カフェテリアプラン)

「ベネフィット・ステーション(カフェテリアプラン)」は、株式会社ベネフィット・ワンの提供する福利厚生制度です。

レジャー・エンタメ・旅行・美容・グルメ・ショッピング・育児・介護などの幅広いサービスに加え、社員旅行や社員研修などの割引特典もあります。

給与天引き決済やNetflixプラン・慶事のお祝いなど、管理面や自宅での娯楽・いざという時に役立つサービスに至るまで細かい点に配慮されているのもサービスの特徴です。

リロクラブ(カフェテリアプラン)

「リロクラブ(カフェテリアプラン)」は、従業員が付与されたポイントの範囲内で12万種類以上の豊富なメニューからサービスを選べる福利厚生制度です。

本サービスは、ほかの企業の成功事例を参考にしながら、自社に最適なプランにカスタマイズできます。ただし、導入する場合は、基本サービスの「福利厚生倶楽部」との同時契約が必要です。

ちなみに、1ポイントは100〜200円相当で、全てのメニューに共通して利用金額の最大50%まで申請できます。

カフェテリアHQ

「カフェテリアHQ」は、企業の人事戦略や経営方針と連動させたメニューの設計により、従業員が多彩なサービスを活用できる福利厚生制度です。

アンケートでいくつかの設問に回答するだけで、AIが各従業員に最適なサービスを提案してくれます。

企業側で利用状況を確認できるだけでなく、効果を可視化した詳細なレポートで改善点を提案してもらえるため、自社の福利厚生制度の形骸化も回避できるでしょう。

【おすすめ4選】パッケージ型のタイプ

この章では、パッケージ型タイプでおすすめの福利厚生制度4選について紹介します。

Perk

「Perk」は、リモートワークにも活用できる福利厚生制度です。従業員を招待すればすぐに利用でき、導入コストを最低限に抑えられます。

多彩なメニューは、健康維持やリモートワークの環境整備・日常の作業に必要な情報収集に至るまで網羅しており、各従業員が自分に適したメニューを選択できるのも特徴です。

月額は1従業員あたり280円で、初期費用は無料にて対応しています。手軽に福利厚生制度を導入したい企業におすすめです。

WELBOX

「WELBOX」は、全国で加盟している施設やサービスと提携し、数万箇所の施設と数十万点のアイテムを会員価格で利用できる福利厚生制度です。

入会金無料の子育てや介護支援・会員制リゾートの宿泊施設・フィットネス・自己啓発など多数のサービスが割引きになるほか、グルメも15%OFFで利用できます。

また、毎週水曜日に「すご得!」キャンペーンと称したお得な商品の期間限定セールを実施し、市場価格より大幅にコストダウンしたアイテムを購入できるのも特徴です。

スマートフォンのアプリでいつでもどこでも利用できるため、使いやすい福利厚生制度として高く評価されています。

ライフサポート倶楽部

「ライフサポート倶楽部」は、リソルライフサポート株式会社が提供する福利厚生制度です。

会員登録すると、インターネットを経由してコンビニで発券できる映画鑑賞券の割引き特典や、育児・介護・グルメ・旅行・レジャーなど各サービスを利用できます。

本サービスは、従業員とその配偶者だけでなく、2等親以内の家族が会員対象となるのも特徴です。入会金は無料で、従業員は1ヶ月あたり350円で利用できます。

特に、アミューズメントパークや観劇・遊園地などの割引き特典が充実しているため、小さいお子さんのいる従業員からはニーズも高いでしょう。

カンリー福利厚生(フクリー)

「カンリー福利厚生(フクリー)」は、株式会社カンリーの提供するGoogleマップで優待割引の施設を検索し、位置情報を確認できるユニークな福利厚生制度です。

社員割引を福利厚生制度として導入している企業は、従業員に対し自社店舗やブランドの認知度を拡大する目的で利用するとよいでしょう。

アプリには、チケットの利用回数の調整や不正行為の防止機能もあり、アルバイトやパートなど非正規雇用者の使いやすさにも配慮されています。雇用形態や職場にこだわらず、売上を高めるマーケティングツールとして運用できるのも特徴です。

初期費用は月額の1ヶ月分で、人数に応じて10,000円〜30,000円(税抜)/月で利用できます。人数が101人以上の大企業の場合は、応相談です。

まとめ

企業が自由に設置できる福利厚生制度には3つのタイプがあり、それぞれ特徴があります。

福利厚生制度は、形骸化すれば企業にとってコストになるでしょう。しかし、活用の仕方次第で従業員満足度の向上や企業ブランディングにもつながります。

今回ご紹介した福利厚生制度11選の各サービス内容や特徴を参考に、自社に最適な福利厚生制度を導入しましょう。

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