導入事例
働きやすい環境づくりのために、設置型の食事補助をフル活用! / 成増幼稚園
社会で働く人々の多くは、健康的な生活を送りたいと思っていても、運動不足や食生活の乱れなど、常にコンディションを良好に整えるのは難しいのが実情です。 コンビニなど …
今回は、北海道エリアにおいて、「OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)」の導入第1号である北都システム株式会社にインタビューを行いました。
北都システム株式会社では、元々従業員のお腹を満たすためだけの食事補助を検討していましたが、「オフィスでごはん」の無添加コースを取り入れたことがきっかけで、その他の商品セレクトにも健康面を気遣うようになり、企業全体で健康経営に取り組むようになりました。
これから健康経営に取り組みたい、健康経営をさらに推進したいという企業には参考になる事例のひとつです。
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置き型健康社食の『OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)』
目次
従業員の健康を考えるうえで必要な要素としては、「労働時間の管理」「運動補助」「食事補助」などが考えられますが、その中でも食事補助は従業員の健康にダイレクトに影響があるということで、多くの企業が注目・導入を進めています。
食事補助は誰もが公平に利用でき、かつ企業としても安価で導入ができるため、健康経営を浸透させるきっかけづくりとしても有効な手段とされています。
しかし、単に食事補助といってもその内容は多種多様なので、どんな食事を提供するかによっては健康経営とは真逆の推進となる可能性もあります。
導入する際には「何を選ぶのか」をしっかり検討する必要があります。
冒頭でも少し触れましたが、北海道にある北都システム株式会社では、食事補助としてOFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)の「オフィスでごはん」プランを利用したことがきっかけで、従業員が自主的に健康への意識を高める動きが生まれています。
健康経営をするにあたり、従業員の意識改革はひとつの課題となりますので、「OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)」を起点として、どのような状況を経て健康経営の推進に繋がっていったのか、その事例を紹介していきます。
―本日はよろしくお願いいたします。まず最初に、北都システム株式会社について教えてください。
ソフトウェア開発の会社で、取引先からの依頼に「技術力」で応える受託開発のほか、自社ブランドの「製品・サービス」を創出し、直接お客さまにも提供しています。
北海道で1994年に事業を立ち上げ、おかげさまで2019年には25年を迎えました。
札幌に本社を構え、現在では東京・新横浜・名古屋・大阪にオフィスを構えています。
従業員数は全社で230名、そのうちの半数以上となる160名が札幌、東京&新横浜で50名、名古屋&大阪拠点で20名といったところでしょうか。
札幌の本社ビルが開発センターとなっているため、従業員の多くは札幌に集中していますね。
従業員の大半はエンジニアで、約8割が男性です。
年齢層は30代が多く、平均年齢は34~35歳くらいと、比較的若い層が多い会社だと思います。
―「OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)」の導入をきかっけに健康経営を意識するようになったそうですが、導入前には何か課題はありましたか?
弊社は他社のシステム開発を請け負うことが多いため、部屋ごとのセキュリティレベルが一般の企業よりも高く、機密上、室内では個人のスマートフォンを気軽に利用できません。タバコを吸う社員は喫煙所がありますが、タバコを吸わない社員には休憩中にメールを見る場所さえもなかったんです。
また、弊社ではパートナー企業の従業員さんにも来ていただいてますが、先方の営業担当さんや上司の方とミーティングをするスペースも設けられていませんでした。
セキュリティを意識するあまり、コミュニケーションスペースが不足していたんです。
当初は、自動販売機コーナーと、それぞれの部署で室内に休憩コーナーを設ける程度で十分だったのですが、あちこちに休憩スペースが増えると、作業スペースが奪われていきまして・・・
そこで、「総務主体で、共有の休憩スペースを設置しよう」「せっかく作るなら、仕事の合間に安らげる場所や、自由にスマホを触れる場所を作ってあげよう」という思いから、4年前に休憩スペースを作ることになったんです。
―休憩室の設置から、どのような経緯で「OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)」を検討するようになったのですか?
休憩室を作ってからは、当初の課題であったコミュニケーションが取りづらいという点を解決すべく、充実した休憩室にしようという流れになっていきました。
当初は、雨の日や雪の日など社外に出るのが億劫な日に、ちょっと小腹を満たす程度の自動販売機があれば十分と思っていました。仕出し弁当は、事前に注文が必要ですしね。
ところが、食品の自動販売機って、販売数量がある程度見込める場所じゃないと設置が難しくて。なんとか1台設置できましたが、菓子パン、カップ麺、お菓子ぐらいで、品数も限定的。
もう少し、軽食と呼べるようなラインナップを増やせないものか、ずっと悩んでいました。
―パンやカップラーメンだけでは偏りますし、お菓子では「食事」とは言えませんよね。
ないよりはいいんですけどね、エンジニアと言うとデスクワーク主体ですから、パンやカップ麺だけでは太りやすい気がして。従業員の健康面を考慮すると、もう少し健康に配慮した商品を入れたいなという気持ちはありました。
金銭的な食事補助もアイデアとしては上がりましたが、お金を支給するだけでは味気ないですし、面白くない。
当初の目的であるコミュニケーションの活性化を叶えつつ、食事としてお腹も満たせるものはないか、と探していた際に、「OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)」をはじめとした設置型の食事サービスを見つけたのです。
―では、数ある設置型サービスの中から、OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)の「オフィスでごはん」プランを食事補助として選んでいただいた理由は何だったのでしょうか?
他社のサービスとは色々と比較検討させていただいました。
こちらも、サービスにより最低限購入しないといけない数量っていうのがあるんですよね。
その結果、一番スモールスタートがしやすかったのが「OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)」だった、というのが、まずトライアルを決めた理由です。
「OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)」には、サラダやフルーツなどが食べられる「オフィスでやさい」と総菜が中心の「オフィスでごはん」がありますよね?
実は、当初は「オフィスでやさい」の導入を検討していたのですが、北海道は他エリアよりも配送にプラス1日掛かるということもあり、賞味期限が1日短くなってしまうため、冷凍で利用でき3ヶ月以上日持ちがする「オフィスでごはん」を導入することにしました。
従業員の健康面を考え最初は無添加コースだけを注文していましたが、飽きが出てきたので、今はラインナップを増やすために基本コースも注文しています。
―導入してみて従業員からの反応はいかがでしたが?
もともと、お弁当を持ってきている社員もいましたし、コンビニや外食を利用する人も変わらずいますから、せいぜい1日に1人、2人かな?と思っていたんですけど、まさかのロケットスタート。
1週間で冷蔵庫が空になりました(笑)
「オフィスでごはん」を導入してからは、若手社員が食費の負担を軽くするために有効活用している印象が強いですね。
そもそも社内に食事を提供するものが何もなかったので、導入した反響はとにかく大きいです。外に出るのが面倒なときの補助程度だったつもりが、常連客が付きましたからね。
ここまでは想定していませんでした。
パンやカップ麺とは違ったんでしょうね。「食事ができる」と受け止めてもらえたのだと思います。
また、「OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)」を北海道で1番最初に導入したということで、社内でもかなり盛り上がっていました。1番って、なかなか経験ないので、反響大きかったですよ。
従業員販売価格は、始めは「オフィスでごはん」の商品を<1つ200円>で販売していたのですが、売れ行き状況を見ながら途中で販売価格を推奨されている<1つ100円>に値下げ変更したのです。
価格設定って大事ですね。高めの設定では、わかりやすくリピーターが減っていきましたので・・・。
適正価格に見直したら、リピーターも戻ってきました!
これをきっかけに、「オフィスでごはん」はちゃんと従業員ニーズを満たせていることを証明でき、また、従業員が購入したくなる食事補助の価格を明確にすることができました。
―OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)の「オフィスでごはん」を導入したことで、企業全体に変化はありましたか?
休憩スペースの充実を考えていた当初は、「何かお腹を満たせるものを…」としか考えていませんでしたが、「オフィスでごはん」の無添加コースを導入したことをきっかけに、企業全体で健康意識が高まり、それをきっかけとして健康経営に通り組むようになりました。
また、休憩スペースを作ってから「やるなら本気でやろう!」ということで、休憩スペースを「Hot cafe」と命名(HOTは自社製品のサービス名称からとりました)、カフェのロゴも従業員が作成し、BGMを流したり、季節の飾り付けをしたりするなど、居心地の良い雰囲気づくりにもこだわっています。
さらに、「Hot cafe」の経営理念なども作成して、商品の補充担当者を「店長」と呼び、担当者のやる気をくすぐるようなアイデアも取り入れています。
「どうせやるなら総務担当者自身も楽しみながらやりたい!」という気持ちがありますので、楽しくなるような仕組みを考え、毎年行っている社内のプロジェクト発表会でも「Hot cafe」について発表し活動を公にすることで、担当者のモチベーションをあげるよう心がけています。
「オフィスでごはん」を導入し始めてからは、「おかずとごはんがあるなら、あとはお味噌汁でしょ」という発想から、今では食事補助としてお味噌汁も設置するようになりました。
フリーズドライの味噌汁で、国産・減塩のものを扱っているのですが、実は原価が高く一番赤字を出している商品でして…(汗)
ただ、「食事補助では価値あるものを提供したい」という強い思いもあり、安さを重視するのではなく、野菜がたっぷり入っているものや、減塩やカロリーカットなど、健康的な商品ラインナップにするようこだわっています。
このカフェスペースは、もともと執務室だったため、当初は「仕事が増えてしまったら休憩スペースをなくせばいいよ」という空気感があったのですが、今後はさらに機能を充実させていくことで「あの休憩スペースだけは潰したくない、最優先に大事にしたい福利厚生の場所だ」と思ってもらえるようになることを目指しています。
―「Hot cafe」は具体的にどのように活用されているのか教えてください。
弊社では12~13時がランチタイムで、その時間に利用する従業員が多く、レンジ渋滞が起きることもあります。
その他の時間は各自のタイミングでバラバラで、コーヒーを飲んだり休んだりと自由に休憩スペースを活用していますね。
休憩スペースに導入した商品は年間2,000個売れたのですが、そのうちの半分が味噌汁でした。
手作り弁当や「オフィスでごはん」のおかずに味噌汁をプラスするといった活用の仕方が人気のようなので、「オフィスでごはん」にも味噌汁のような新商品が加われば嬉しいなとは思っています。
―支払いはどのように対応していますか?
現金払いの貯金箱とLINEpayを活用しています。
貯金箱はお釣りが出ないのが不便なのでなるべくキャッシュレスにしたいとは思っていますね。
また弊社では「オフィスでごはん」以外に、味噌汁など自社で独自に用意している商品もあるため、一緒に支払いが完結できるようLINE payを導入しています。
「味噌汁セット」など定食のようにセット用のバーコードも独自に作成しているので、バーコードを1回読み取るだけで、複数の商品が購入できるような工夫も行っています。
―今後どのように健康経営に取り組んでいくのか、展望を教えてください。
やるからにはとことんやりたい!と思っているため、健康経営優良法人の認定を目指して取り組んでいるところです。
健康経営を目指すうえでは、会社でジャンクなものを売るのも控えたいと思っていますし、健康的だが美味しくないとは言われたくないので、「味」「価格」「健康面」のバランスを考えながら食事補助サービスを選んでいます。
その他、健康経営を意識した取り組みは広がっており、社員の健康状態を管理できる支援ツール「Carely」の導入や、年に1回開催されているボーリング大会も当初は「レクリエーション」という扱いでしたが、現在は「スポーツイベント」という位置づけで健康経営の一環として開催しています。
弊社は特にエンジニアが多く、動かない人が多いことも不健康理由の1つなので、運動面のサポートも引き続き行っていく予定です。
「オフィスでごはん」を設置している「Hot cafe」のような福利厚生の取り組みや、ホワイト500の取得、健康経営アドバイザーの取得者を増やす取り組みなどを行いながら、企業全体で健康に向けてブランディングしていこうと思っています。
「OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)」の導入をきっかけとして、企業全体で健康経営へ向けて意識が変化した、という事例をご紹介させていただきました。
健康経営を目指したいと思っても、何から着手すべきか難しいことも多いでしょう。
今回インタビューを行った北都システム株式会社のように、ちょっとした食事補助から企業全体の指針変更へと繋がる可能性もありますので、一歩を踏み出すきっかけを探している企業は、ぜひ一度「OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)」を検討してみてください。
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