企業の健康経営

-2024.01.22.Mon

健康経営の取り組みで「ウォーキング」を取り入れる方法とメリット

テクノロジーの発達で暮らしが便利になる一方、運動不足に悩む人も増えています。

運動不足は生活習慣病への引き金になるなど、健康に大きな影響を及ぼす場合も少なくありません。

近年は健康課題を経営の視点から捉える「健康経営」が注目を集めており、運動不足に効果が期待できるウォーキングを推奨している企業もあるようです。

健康経営として従業員のウォーキングを促すことのメリットや具体的な方法を解説し、役立つツールやサービスをご紹介します。

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従業員の健康づくりに企業が取り組む重要性

従業員が健康を維持しながら働けるように、運動を促し健康づくりに力を入れる企業が増えています。

背景には、テクノロジーの発達やテレワークの普及で移動時間が短縮され、労働や暮らしが便利になった一方、出歩く時間が少なくなり、運動量が減ってしまった人が増えているという状況があるようです。

運動不足に陥ると体力が低下して疲れやすくなり、生活習慣病やうつ病などの疾患につながるリスクも高まるでしょう。

実際にテレワークをしている人の中には、肩こりや腰痛に悩まされたり、精神的なストレスを感じたりといった心身の不調を感じている人が少なくありません。

体調に不安を抱える従業員が増えると、作業の質の低下や休職による人手不足などが懸念されるため、企業にとってもデメリットになります。

仕事が忙しく自主的な運動の時間をなかなかとれないという人も多いので、企業が主体となって運動を促進し、健康づくりに取り組むことは重要です。

また近年は、従業員の健康を経営の視点から捉えて促進する「健康経営」が注目されています。

健康経営を実施して企業の魅力を高めることは求職者へのアピールにもなり、従業員の確保に役立つでしょう。

運動不足解消のサポートなど健康経営に取り組むことは、従業員と企業の双方にとって重要なことなのです。

健康経営施策として運動を促進するメリット

健康経営を行っている企業の中には、施策としてウォーキングなどの運動を促進し、従業員の運動不足解消を図っている企業もあります。

ウォーキングをはじめとした運動を健康経営施策として促進することについて、4つのメリットを解説します。

病気の予防に役立つ

従業員の病気は休職や離職につながるので企業としては防ぎたいところです。

運動不足の状態が続くと生活習慣病にかかってしまうリスクが高まるため、ウォーキングなどに取り組むことは病気の予防になります。

動脈硬化やガンといった重症度の高い病気の予防にも、適度な運動を行うことが推奨されているようです。

また、運動することは気分の改善やリラックスに有効であるとされているので、精神面での健康維持にも役立つでしょう。

脳を活性化する効果もあるので認知症の予防にも効果があるとされています。

健康経営の施策としてウォーキングなどの運動を取り入れることは、心身ともに病気になるリスクを押さえる効果が期待できるのです。

従業員のパフォーマンスが高まる

健康経営として運動を取り入れると、従業員の仕事のパフォーマンスにもよい効果が期待できるでしょう。

肩こりや腰痛といった身体の不調を抱えている状態では、痛みに気を取られてしまいパフォーマンスが下がりがちです。

肩こりなどは運動不足が一因となっている場合も多いので、ウォーキングなどの運動をすることで体の不調が改善されたと感じるケースも少なくありません。

さらに、適度な運動を続けると体力や筋力が向上するので、疲れにくい身体作りに役立ちます。

体力や筋力は集中力にも大きくかかわるものですので、デスクワークの従業員にも必要です。

体の不調が改善して集中力が向上すれば、従業員のパフォーマンスが高まるので、健康経営の施策として運動を促すことは企業としても大きなメリットとなるでしょう。

社内コミュニケーションが活性化する

健康経営の施策として企業がウォーキングなどの運動を促進することで、従業員間の共通の話題を作ることができます。

「今日はたくさん歩いた」という人にねぎらいの言葉をかけるなど、自然なコミュニケーションが生まれ、気軽に会話ができる人間関係が構築されます。

仕事でも互いに気兼ねなく発言できるようになり、よりよいアイディアが生まれる環境につながるでしょう。

運動のイベントを開催すれば参加者同士の部署を超えた交流も期待でき、社内の連携の強化にも役立ちます。

ウォーキングイベントなら会話を楽しみながら歩くこともできるので、コミュニケーションの活性化にもつながる健康経営の施策としておすすめです。

また職場で運動や健康についての話題が飛び交っていると、自分の健康に気を付けるようになる従業員も多いでしょう。

社内の健康意識が高まることで健康経営が進めやすくなる効果も期待できそうです。

企業へのロイヤリティが向上する

ロイヤリティとは忠誠や愛着を意味するもので、従業員の企業に対するロイヤリティは、仕事のパフォーマンスやモチベーションに大きく関係します。

ロイヤリティを高めるためには、従業員が働き続けたいと思える職場づくりが重要です。

健康経営を実施することは従業員の健康に気遣っているというアピールになるでしょう。

取り組みへの参加で健康になったことを実感すれば「この会社で働いていてよかった」と思ってもらえそうです。

ウォーキングなどの手軽にできる運動なら多くの人が参加しやすいので、従業員に喜ばれる施策になるのではないでしょうか。

ぜひ取り入れて従業員のロイヤリティを高める健康経営を実現させてください。

運動施策としてウォーキングを取り入れる方法

健康経営の取り組みとしてウォーキングを行う場合は、どのような形で取り入れるのかを考えましょう。

ウォーキングは自由度の高い運動なので、集合して歩くことも個々に歩いて歩数を記録することもできます。

従業員の希望を聞きながら取り組みやすい方法を探ってみてください。

イベントの開催や、個々のウォーキングをサポートする取り組みも、社内のウォーキングを盛り上げて健康経営を円滑に進める効果がありそうです。

ウォーキングイベントの開催

社内でウォーキングイベントを開催するのは効果的な方法です。

集合して皆で歩くウォーキング大会を開いたり、一定期間に歩いた歩数でランキングをつけたりといったイベントを設けるものです。

ウォーキングをする目標が立てやすくなるので、従業員が健康経営に取り組みやすくなります。

イベント後には達成感を感じることができ、今後も続けたいという気持ちも引き出せそうです。

ランキングをつける方法では、ランクに見合ったプレゼントなどを用意すると、よりモチベーションが高まるでしょう。

また個人戦だけでなく部署対抗などのチーム戦も取り入れると、健康経営へのやる気が高まり従業員間の親睦にもつながるのではないでしょうか。

個々でウォーキング

健康経営の施策に取り組みやすくするために、ウォーキングのための補助金やサービスを提供するというのも従業員に喜ばれます。

ウォーキングシューズの購入費用を補助すれば、出費を気にせず始められて助かるという人も多いでしょう。

歩数を記録できるウォーキングアプリを社内で統一して導入するという方法も有効です。

企業がサポートしてくれるのならやってみようと感じる人も少なくありません。

ウォーキングの導入に対して従業員が不安や要望を感じていることを確認しながら、健康経営の実現に役立つサポート内容を考えてみるとよいでしょう。

運動として「ウォーキング」を選ぶメリット

ウォーキングにはどのようなメリットがあるのでしょうか。詳しくみていきましょう。

ウォーキングの効果

体に酸素を取り込みながら手軽に行える有酸素運動として代表的なウォーキングは、継続することで脂肪をエネルギーとして効率的に消費し、肥満解消や代謝の促進に良い影響を与えます。

さらに、骨に負荷をかけることで骨密度を増し、骨粗しょう症を予防する効果も期待できるでしょう。

ウォーキングは体の健康だけでなく、心のリフレッシュにも役立つため、健康経営の一環として推奨されるエクササイズです。

ウォーキングの取り入れやすさ

健康経営に取り組む企業が、ウォーキングを推奨する理由の1つに「だれでも参加しやすい」という点があります。

年齢や性別に関わらず、一人ひとりの年齢や体調、運動能力に合わせて目標を設定し取り組めるので、どの従業員でも参加しやすいでしょう。

運動が苦手だと感じる人でも「歩くだけ」のウォーキングなら取り組みやすく、健康経営へ向けて多くの従業員が参加しやすい運動だといえます。

また、ウォーキングは、特別な場所を確保しなくても手軽に導入できる点も、低コストで健康経営を進めたい企業にとっては魅力的です。

参加する従業員も、運動靴さえあれば他に道具を使わず、すぐにスタートでき、通勤時にいつもより少し遠回りする、階段を使うなど、日常の延長線上で取り組めるメリットがあります。

ウォーキングを取り入れる際のポイント

健康経営を目指し手軽に取り組めるウォーキングですが、実際に参加する従業員が興味ある内容にしなければ失敗する恐れもあるため、取り入れる場合のポイントを確認しましょう。

従業員の健康面の実態を把握する

健康経営を促進するためにも、従業員の健康状態を調査し運動不足かどうか、また運動習慣があるかどうかを把握し、ウォーキングなどの取り組みが必要かどうかを確認します。

まずは従業員の声に耳を傾け、実態を確認するとよいでしょう。

関心が高まる工夫をする

ウォーキングアプリを導入すると、歩数や歩いた距離など運動状況を記録でき、運動へのモチベーションを維持しやすくなります。

ウォーキングアプリの中には、消費カロリーを計算したり、体重や体脂肪率の変化を記録したりする機能が備わっているものもあります。

健康経営を促す上でも従業員同士で競えるようランキング表示される機能や、ウォーキングした歩数がポイントに変換できるシステムを搭載したアプリを導入することで、従業員がウォーキングに関心を持つようになるでしょう。

またウォーキングイベントを開催すれば、健康経営への取り組みを内外的にアピールする施策にもなります。

ウォーキングの取り組みを盛り上げるサービス・ツール

ウォーキングをより手軽に取り組めるようにするには、スマホアプリなどのサービス・ツールの活用が役立ちます。

健康経営の施策として継続していくためには、日常的にウォーキングを意識する環境を整えることが重要です。

スマホで手軽に記録を付けることができれば、歩数を管理する習慣が付きやすいでしょう。

ウォーキングに役立つサービス・ツールをご紹介しますので、参考にしてみてください。

RenoBody

ウォーキングイベントを手軽に取り入れたいと考えている場合は、歩数計アプリ「RenoBody」の団体向けサービス「RenoBodyウォーキングイベントサービス」がおすすめです。

参加する従業員がスマホなどで計測したウォーキングのデータを、管理者が確認したりダウンロードしたりといったことが簡単にできます。

個人はもちろん、グループ対抗のランキングイベントにも対応しているので、部署別などのチームで一丸となって取り組めるでしょう。

グループチャットや写真投稿の機能もついているので、社内のコミュニケーション活性化にも役立ちます。

500団体以上の導入実績があるサービスで、健康経営への取り組みとして導入している企業も多いようです。

無料トライアルもあるので試してみて検討するとよいでしょう。

aruku& forオフィス

健康経営実現のためにウォーキングへの参加者を増やしたいと考えている場合は、参加率向上のサポートに力を入れている「aruku& forオフィス」がおすすめです。

まずは従業員に取り組みを知ってもらう必要がありますが、「aruku& forオフィス」ならアプリ導入時のポイントプレゼントや社内向けポスターの提供などがあるので、興味を持ってもらいやすいでしょう。

ウォーキングイベントの企画立案もサポートしてもらえます。

参加者は面倒な手続きや操作は必要なく、スマホをアプリにダウンロードして歩くだけで始められるのも便利です。

リアルタイムに個人や部署別のランキングが反映されるので、記録を確認したり競い合ったりしてウォーキングが盛り上がるでしょう。

キャラクターによるゲームミッションなど、社内イベントが終了した後もウォーキングを続けたくなる仕掛けが多く、ウォーキングの習慣化に役立ちそうです。

健康経営を実現するためには従業員が一丸となって取り組み、継続していく事が大切なので、便利なサービスを活用しながら施策を進めてみてください。

歩こうフェス By SUNTORY

950社以上(※2024年4月時点)が導入している、サントリープラスの「歩こうフェス」は、従業員が持っているスマホで簡単に開催でき、健康経営の促進、コミュニケーション活性化に繋がるとして注目を集めています。

「歩こうフェス」は、従業員が持っているスマートフォンやウェアラブルデバイスにサントリープラス、ウォーキングイベント用アプリをダウンロードするだけで参加できます。

健康経営をすすめたくても、予算不足によりイベントが実現しない企業へ向けて「完全無料」で実施できるプランもあり、予算をかけずにウォーキングイベントをしつつ健康経営施策の実績にもつながるでしょう。

また運営担当者の負担を軽減できるようサポート体制も充実しており、社内告知ツール、参加者管理なども、アプリの管理画面で行えます。

アプリはイベント終了後もウォーキングサポートツールとして利用でき、継続的な健康経営を促すよう、歩数に応じて飲料クーポンやポイントを集められ、社内に設置できる専用自販機でサントリーの健康飲料と交換できます。

KIWI GO

運動好きでない従業員にも参加してもらえるよう、ユニークな施策が盛り込まれたウォーキングアプリが「KIWI GO」です。

スマートフォンなどにインストールして利用者のウォーキング記録を取るアプリですが、特徴的なのは、歩いた歩数がコインに換算され、そのコインを使ってご褒美と呼ばれるインセンティブをもらえる点です。

健康経営をすすめる上で大切なのは、運動習慣のない従業員のモチベーションを上げることでしょう。

運動に興味がない従業員でも、歩くことでもらえるインセンティブがある点は魅力的です。

「KIWI GO」は、リモートワークを導入した企業で実際に発生した健康問題を解消すべく誕生したウォーキングアプリです。

ウォーキングを通じて従業員の交流を促す機能が充実しており、チーム対抗戦や、ギルド機能を使って、イベントを開催できるため、健康経営への対策としても有用でしょう。

孤立しがちなリモートワークの健康経営をすすめたい企業にも、従業員同士が一緒に運動できる人を募集できる機能があるアプリは、高く評価されています。

健康な身体作りには「食」も重要

ウォーキングの実施に平行して取り組みたい健康経営の施策は「食」の面のサポートです。

健康な身体を作るために食事は重要な役割を果たします。

従業員が栄養のある食事を取れるように、食に関する福利厚生の導入なども検討して、健康経営に役立ててみましょう。

食をサポートするおすすめのサービスとして、健康社食「OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)」をご紹介します。

企業が従業員の「食」を支える「OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)」

オフィスで野菜

OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)」は設置型の健康社食サービスです。

オフィスに新鮮なサラダやフルーツが届くサービスで、専用の冷蔵庫を設置するスペースがあれば導入できます。

野菜や果物には現代人に不足しがちな栄養がたくさん含まれているので、オフィスで手軽に摂取できれば従業員の健康促進に役立つのではないでしょうか。

また、通勤や休憩時間にウォーキングをする人は、仕事中に空腹を感じることもあるでしょう。

間食に野菜スティックや野菜ジュースを活用できる環境を整えれば、お菓子などで小腹を満たすよりも健康的ですね。

健康経営の実現やウォーキングの実施を考えている企業の方は、食事面のサポートとして「OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)」の導入もぜひご検討ください。

OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)について詳しくはこちら

まとめ

誰でも手軽にできるウォーキングは健康経営の施策や従業員の健康づくりにぴったりです。

ウォーキングの実施で従業員の健康が向上すれば、生産性が高まるなど企業にも多くのメリットがあるでしょう。

「OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)」のようなサービスも上手に活用しながら、ウォーキングを取り入れた健康経営を実現してみてください。

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