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-2023.06.20.Tue

チームビルディングとは?知っておきたい目的と進め方

部署内の人間関係は悪くないのに、いまひとつチームとしての成果が上がらないということはないでしょうか。

成果につながるチーム作りには「チームビルディング」という手法が効果的です。

本記事では、チームビルディングについて説明するとともに、チームビルディングの進め方についても詳しく紹介していきます。

チームビルディングとは

チームビルディングとは、個々の能力を最大限に発揮し一丸となって目標達成できるチームを作るための、さまざまな取り組みのことを指します。

例えば、同じ部署やプロジェクトチームが形成されたばかりのころは、目標達成へのモチベーションや取り組み方に個人差があるため、そのままでは目標達成を目指すことができません。

また正しくチーム作りをおこなうことができなかった場合も、やはり個々の目的意識や取り組み方に統一性がないため、目標を達成することが難しくなります。

チームビルディングを取り入れることでチーム内の目的意識が統一され、メンバーそれぞれが能力を発揮し合って相乗効果を生み、目標達成できるチームを形成することができます。

チームワークとの違い

チーム形成においては「チームワーク」という言葉もよく使われます。

チームビルディングは、個人の能力を活かしてプラスアルファの付加価値を生むことのできるチーム形成を目的としています。

対して、チームワークは目標達成のために「お互いの弱点を補い合う」ことを目的とした協力体制を指すため、短期的な目標であれば効果を発揮するでしょう。

しかしチームワークだけでは、メンバーそれぞれの成長を促すものではないため、チームとしての総合力アップに繋がりません。

大きな目標達成や組織の成長を図るためには、個々の能力をどう活かすかに重点を置いたチームビルディングが不可欠といえるでしょう。

チームビルディングを推進する目的

企業全体としての組織力アップや業績アップを実現する際に、チームビルディングは効果的です。

具体的にどのようなメリットがあるのか、チームビルディングを推進する5つの目的を紹介します。

組織のビジョンの浸透

組織としての目標を達成するために重要なポイントの1つが、組織が掲げるビジョンの共有です。

とくに年度始めや入社時期、新規プロジェクトの立ち上げといった組織のスタート時にチームビルディングを取り入れることで、ビジョンを意識した組織づくりを進めやすくなります。

またチームビルディングによって目標達成できた際は、ビジョンを共有することの重要性を学ぶこともできるでしょう。

コミュニケーションの活性化

チームビルディングに取り組むことで、チーム内のコミュニケーションを促進し、活性化させることができます。

目的達成のビジョン共有はもちろん、メンバー間でお互いの考え方や仕事の進め方を理解し合うことで、コミュニケーションの活発なチームづくりが可能です。

また仕事に関することだけでなく、普段から何気ない会話ができる環境であれば、悩みや問題が起きた際も相談しやすいため、チーム全体の雰囲気をよい状態に保つことができるでしょう。

適切な人材配置の実現

チームビルディングを通して相互理解を深めることができれば、チーム内のコミュニケーションが活発になり、目標達成に向けた体制を作ることが可能です。

適切な人材配置をおこなう場合、それぞれの能力面だけでなく、考え方や仕事の進め方なども考慮することで、よりパフォーマンスを発揮しやすいチーム形成が可能になるでしょう。

モチベーション向上

チームビルディングによって、さまざまな面でモチベーションの向上が期待できます。

ビジョンや役割が明確で個々が能力を発揮しやすい環境は、モチベーションを維持しやすく、結果にもつながりやすくなります。成功体験を積み重ねることで、モチベーションのアップが期待できるでしょう。

またチームで目標に向かうことで一体感が生まれ、帰属意識も高まります。

さらにチームとしての成功を通してチャレンジ精神が芽生え、より大きな目標へ向かうモチベーションを持てるようになるでしょう。

チームビルディングの対象となる社員

チームビルディングでは、新人や若手社員だけでなく中堅社員や管理職、経営陣まであらゆる社員が対象となりますが、その中でも、特にチームビルディングが必要となるのは次の2つの層といわれています。

1つ目は、新入社員や若手社員といった、組織の中でも比較的在籍の浅い層です。

個々の考え方や人となりを知るためのコミュニケーションがまだ不足している状態で、組織への帰属意識や社内の繋がりも薄いため、チームビルディングを通して関係性を深める必要があります。

また社会人としての姿勢や主体性を育む目的でも、チームビルディングは大きく役立ちます。

2つ目は、管理職を含めた中堅の社員層です。リーダーシップやマネジメント能力が必要となるため、チームビルディングを通して、課題解決力やチームマネジメント力のアップを狙います。

つながりを意識した組織づくりや、柔軟な発想力を持ったリーダーを育成するためにチームビルディングは有効です。

チームビルディングに必要な「5段階のプロセス」

「タックマンモデル」といわれる1965年にブルース・W・タックマンが提唱したチームビルディングでは、4段階のプロセスが必要であるといわれていました。

さらに1977年にもう1段階加えられ、現在チームビルディングのプロセスは5段階とされています。

ここでは、それぞれの段階について紹介していきます。

形成期

形成期はチームが形成されたばかりの段階をいい、役割分担や目標の共有もできていません。

お互いのことをよく知らないため遠慮があり、発言の際も周りの様子を見ながらといったように、チーム全体が緊張感を抱えている状態です。

チームリーダーは目標を設定し、それぞれの役割を決定する必要があります。また、目標達成のイメージを共有することも重要です。

混乱期

チームができてしばらく経つと、それぞれの価値観や考え方、仕事への取り組み方などが明確になり、メンバー同士で意見の衝突や対立が起こりやすくなります。

これを混乱期といい、議論を通して認識のすり合わせや相互理解を深める必要があります。

統一期

混乱期を乗り越えると、統一期と呼ばれるチームの状態が安定した時期に入ります。目標を各自が意識できており、役割分担も共有している状態です。

コミュニケーションも活発におこなわれますが、お互いの考え方を認め合えるため、意見がぶつかり合っても解決することができます。

機能期

メンバーそれぞれが自分の役割を果たし、目標達成に向けて主体的に動くことができるようになるのが機能期です。

機能期になると、リーダーからメンバーに対しての指示は必要なくなります。

その分メンバーやチームの状態を把握し、各自のケアやサポートにあたることが、機能期の状態を長く維持するためのポイントとなってきます。

散会期

目標を達成できたり、移動などでメンバーが離脱したりすることでチームが解散の時期を迎えることを散会期といいます。

散会期のメンバーの状態でチームビルディングの成果がわかるでしょう。チームの解散を惜しんだり、お互いの仕事や成功を讃え合えていれば、チームづくりは成功したといえます。

チームビルディングの方法

それでは、チームビルディングをおこなう具体的な方法について説明していきましょう。

以下で紹介する内容は、チームビルディングにおける基本的な4つの方法です。

ビジョンの共有

まずチーム共通のビジョンや目標を設定し、チーム全体で共有しましょう。

チーム目標は期限を設定し、なるべく具体的かつ数値化できるように立てると、成果が実感しやすく達成へのプロセスも可視化できるためおすすめです。

また部署単位やプロジェクト単位といった小規模のチームで行う場合、企業の目標につながる内容を設定すると、企業への帰属意識も生まれるため、より効果的と考えられます。

心理的安全性の高い環境づくり

次に、チーム全員が安心して意見や考えを伝えられる環境を整えましょう。とくに形成期での環境づくりが、チームビルディングを進めるうえで重要なポイントです。

それぞれが意見や考えを伝え合える環境を作ることで、メンバー同士の信頼関係を構築しやすくなり、コミュニケーション促進につながります。

また発言しても否定されたり叱られたりするだけの環境は、心理的安全性が高いとはいえません。とくにチームビルディングの初期段階では、メンバーの意見を認めて自己肯定感を高めることが大切です。

研修やワークショップの開催

次に研修やワークショップを通して、チームの強化を図りましょう。チームの衝突が生まれやすい混乱期に、コミュニケーション量を増やすことを目的に実施すると効果的です。

ワークショップでは、意見交換や議論をおこないながら目標に向かう内容のものがおすすめです。またチームの抱える課題によってはゲーム性の高いものを選ぶなど、さまざまな種類を用意しておくとよいでしょう。

取り入れやすいものでは「脱出ゲーム」「NASAゲーム」「マシュマロチャレンジ」などがよく知られています。

コミュニケーションの促進

環境づくりやワークショップを通してメンバー同士の信頼関係が構築されたら、コミュニケーションの促進を図りましょう。

コミュニケーションを促進させるためには、自然と会話が生まれるように職場内を整えたり、会話のきっかけとなる社内サークルや社内イベントを実施したりといった方法があります。

またコミュニケーション促進に福利厚生を活用するという方法もあります。

社内コミュニケーション促進に活用できる福利厚生とは?

社内コミュニケーションの促進に役立つ福利厚生は、フリースペースの設置やレクリエーションの実施、食事補助などさまざまな種類があります。

その中でもおすすめの福利厚生が、社食サービスの導入です。

社食サービスは、社員のニーズに合った食事補助を手軽に提供できるとして、ここ数年人気の高い福利厚生の1つです。

オフィス設置型や宅配型などの種類があり、社員食堂に比べてコストも低く省スペースですむため、企業規模に関わらず導入することができます。

社食サービスで提供できるメニューはお菓子や軽食、パンといった手軽なものから、フルーツやサラダ、素材や味にこだわった惣菜・お弁当など、サービスの提供元によってさまざまなバリエーションがあります。

とくに健康面を意識したサービスの人気が高く、健康経営を目的として導入されることも多くあります。

社食サービスの「オフィスでやさい・オフィスでごはん」がおすすめ

オフィスで野菜

社内コミュニケーションの促進に加えて、社員の健康面も意識した社食サービスを選びたい場合は「OFFICE DE YASAI」が提供するオフィスでやさい」「オフィスでごはんがおすすめです。

OFFICE DE YASAIは、いつでも好きな時に健康的な食事ができるとして人気の高い社食サービスです。

社員は1つ100円からという手軽な価格で商品を購入することができるうえ、食事改善や健康促進にも役立つため、従業員満足度も向上します。

導入は専用の冷蔵庫や冷凍庫を設置するだけでよく、商品の管理などは配達員が行ってくれるため手間もかかりません。

「オフィスでやさい」は、新鮮な野菜を使ったメニューを中心としたプランで、サラダやフルーツ・ドリンクに加え、肉や魚を使った食べごたえのある惣菜も用意されています。

さらに毎月旬のメニューや新商品が追加されるなど、年間で約60種類もの商品が変わるため、飽きのこないラインナップとなっています。

「オフィスでごはん」では、無添加や国産素材にこだわり旬の味も取り入れた惣菜がラインナップされています。冷凍で届くため、グラタンやチャーハンといったメニューも豊富に用意されており、しっかり食べたい方にも満足度の高いプランです。

おいしく健康的な社食サービスを提供することで、食事をきっかけとしたコミュニケーションが生まれた事例も多く聞かれます。

また健康面を意識することで、社員のパフォーマンス向上にも効果が期待できるでしょう。

まとめ

成果につながるチーム作りの方法として、チームビルディングを紹介してきましたが、チームビルディングを成功させる大きなポイントはコミュニケーションです。

チーム内だけでなく、企業全体のコミュニケーションを活発にすることで、さまざまなアイデアが生まれ、企業全体の組織力アップにもつながります。

コミュニケーションを増やす効果的な方法は、レクリエーションなど特別なことだけではありません。

社食サービスなどを活用し、普段から多くのコミュニケーションがとれる環境を整えていきましょう。

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