企業の健康経営

 公開:2026.03.31

 更新:2026.03.31

健康経営の情報収集におすすめの展示会4選!回る際のポイントも解説

健康経営に取り組む企業が増える中で、導入するサービスの比較や最新トレンドの把握を効率よく進める手段として、展示会への参加が注目されています。自社に合ったサービスを選ぶには多くの情報が必要ですが、個別にベンダーへ問い合わせるだけでは手間がかかり、比較検討も難しくなりがちです。

そこで本記事では、健康経営に関連する代表的な展示会を4つ取り上げ、それぞれの特徴や来場時に確認したいポイントを解説します。担当者の方がスムーズに情報収集を進められるよう、会場での回り方についても合わせてご紹介します。

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健康経営にまつわる展示会とは

健康経営に関連する展示会とは、健康管理システムやメンタルヘルスケアサービス、ストレスチェックツール、運動支援アプリ、食事・栄養改善サービスなど、従業員の健康増進を支援するさまざまなサービス・製品が一堂に集まるイベントです。

通常の営業活動や資料請求では得にくい「複数サービスの横断的な比較」「担当者との直接対話」「最新トレンドの把握」が、会場内で効率よく実現できる点が大きな特長です。

展示会がとくに向いている企業・担当者

展示会への参加がとくに役立つのは、以下のような状況にある方々です。

こんな課題をお持ちの方展示会で得られるもの
健康経営の施策を一から検討したい幅広いカテゴリのサービスを網羅的に確認できる
現在使っているサービスを見直したい複数サービスを比較し、自社の課題に合ったものを絞り込める
最新の健康経営トレンドを把握したいセミナーや講演を通じて知識をアップデートできる
他社の取り組み事例を知りたい登壇者の講演や他社担当者との交流で情報を得られる

また、展示会は「何が課題かをまだ明確にできていない段階」からでも参加しやすい場です。多くの出展社のブースを回る中で、課題の輪郭が見えてくるというケースも少なくありません。

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代表的な健康経営にまつわる展示会4選

ここからは、健康経営に取り組む企業の担当者が注目しておきたい展示会を4つ紹介します。いずれも定期的に開催されているものですが、直近の日程や詳細は変更されることもありますので、参加前に各展示会の公式サイトで最新情報をご確認ください。

健康経営EXPO:健康経営に特化した代表的な展示会

健康経営EXPOは、健康経営に特化した専門展です。健康管理システムや健康支援アプリ、産業医サービス、メンタルヘルスケアなどの製品が出展しています。2026年度は東京・大阪・名古屋にて開催されており、来場者は健康経営推進室・人事・総務・経営者・経営企画・健康保険組合など多岐にわたります。

健康経営EXPO単独の展示会として開催されているわけではなく、HREXPO、福利厚生EXPO、働き方改革EXPOなど合わせて9つの専門展示会が同時に開催されます。そのため、健康経営の施策だけでなく、関連する人事・福利厚生分野の情報もあわせて収集できるのが強みです。

最新トレンドや事例を学べるセミナー・交流イベントも同時開催されており、効率的な情報収集や出展社との直接商談も可能です。

項目内容
主催RX Japan合同会社
開催地東京(東京ビッグサイト・幕張メッセ)、大阪(インテックス大阪)など
主な出展カテゴリ健康管理システム、健康支援アプリ、産業医サービス、ストレスチェック、メンタルヘルスケア、運動支援、睡眠改善など
主な来場者人事、総務、健康経営推進担当、経営者、経営企画、健康保険組合
入場料無料(事前登録制)

https://www.office-expo.jp/hub/ja-jp/about/hel.html

ウェルビーイングEXPO:従業員の心身の充実や組織づくりを支える展示会

ウェルビーイングEXPOは、従業員満足度や職場環境の向上に関わるサービスが集まる展示会です。健康経営ツール、福利厚生サービス、社食・オフィスドリンク、社員教育・eラーニングなど、従業員満足度(EX)と健康経営の向上につながる製品・サービスが出展しており、総務・人事担当者、経営者、経営企画の方々が商談の場として活用しています。

ウェルビーイングEXPOは「ビジネスイノベーションJapan」の構成展のひとつとして開催されており、健康経営単体にとどまらず、従業員エンゲージメントや組織づくりに幅広くアプローチしたい方に向いています。東京(幕張メッセ)などで定期的に開催されており、入場は無料(事前登録制)です。

健康経営EXPOが「産業保健・健康管理」といった側面に強みを持つのに対し、ウェルビーイングEXPOは「従業員体験(EX)の向上」「組織の幸福度・エンゲージメント」といったテーマに重心を置いており、両展示会は視点が異なります。まずは健康管理の仕組みを整えたい方には健康経営EXPO、組織全体のウェルビーイングを高めたい方にはウェルビーイングEXPOが参考になるでしょう。

項目内容
主催ビジネスイノベーションJapan実行委員会
開催地東京(幕張メッセ)など
主な出展カテゴリ福利厚生サービス、健康経営ツール、社食・オフィスドリンク、社員教育・eラーニング、従業員エンゲージメント支援など
主な来場者総務・人事担当者、経営者、経営企画
入場料無料(事前登録制)

https://www.bizcrew.jp/expo/bij-tokyo-well-being

総務・人事・経理Week:人事総務領域全体の中で健康経営施策もチェックできる展示会

総務・人事・経理Weekは、バックオフィス業務全般を網羅した日本最大規模の専門展示会群です。HREXPO、福利厚生EXPO、健康経営EXPO、オフィス防災EXPOなどバックオフィスを幅広く網羅した9つの専門展示会で構成されており、人事労務、採用・育成、福利厚生、健康経営、業務効率化など、多岐にわたる課題に対応したサービスが集まります。

健康経営施策だけに絞らず、「労務DXも見直したい」「福利厚生のラインナップも確認したい」「働き方改革の施策も検討している」といった方に向いています。一度の来場で複数のテーマを一気にカバーできるため、限られた時間で幅広い情報収集をしたい担当者にとって利便性の高い展示会です。

項目内容
主催RX Japan合同会社
開催地東京(東京ビッグサイト・幕張メッセ)、大阪(インテックス大阪)、名古屋(ポートメッセなごや)など
主な構成展HREXPO、福利厚生EXPO、健康経営EXPO、働き方改革EXPO、ワークプレイス改革EXPO、総務サービスEXPO、会計・財務EXPOなど
主な来場者総務、人事、経営者・経営企画、経理・財務、DX・IT推進担当
入場料無料(事前登録制)

https://www.office-expo.jp/tokyo/ja-jp.html

ビジネスイノベーションJapan:経営課題解決の一環として健康経営を捉えられる展示会

ビジネスイノベーションJapanは、経営課題解決のためのソリューションが幅広く集まる総合展示会です。経営者、取締役・役員、経営企画、事業責任者、総務、経理・財務などが来場する展示会で、SDGs・ESG支援、脱炭素経営、経営・組織コンサル、働き方改革・業務改革、健康経営・福利厚生、人材育成・採用支援など、多様なソリューションが出展しています。

ウェルビーイングEXPO、経営支援EXPO、SDGs・ESG支援EXPOなどが構成展として同時開催されており、経営の文脈から健康経営を捉え直す場としても活用できます。「健康経営を人事・総務の施策として進める」というよりも、「経営戦略の一環として、従業員の健康投資と生産性向上を結びつけて考えたい」という方に向いている展示会です。経営層や経営企画担当が足を運ぶ場でもあるため、「経営の言葉で健康経営の意義を語るためのヒント」を得やすいのも特長です。

項目内容
主催ビジネスイノベーションJapan実行委員会
開催地東京、大阪、福岡など
主な構成展ウェルビーイングEXPO、経営支援EXPO、働き方改革Week、SDGs・ESG支援EXPO、AIWorldなど
主な来場者経営者、取締役・役員、経営企画、事業責任者、総務、人事
入場料無料(事前登録制)

https://www.bizcrew.jp/expo/bij-tokyo

健康経営の展示会で情報収集できる主なサービスのカテゴリ

健康経営関連の展示会では、多様なカテゴリのサービスが出展しています。あらかじめ大まかな分類を把握しておくと、会場での動き方がスムーズになるでしょう。

食事・栄養改善支援サービス

従業員の食生活を改善するサービスは、健康経営施策の中でも比較的導入しやすいカテゴリです。設置型の小型社食(置き食サービス)、ヘルシーな食事を届けるケータリング・弁当サービス、栄養管理アプリ、食事補助の仕組みをサポートするサービスなどが出展されています。食事への取り組みは、特定のスキルや設備を必要とせず、幅広い年齢層の従業員に受け入れられやすいという点で、健康経営の入口として採用する企業も多い施策です。

運動促進・フィジカルケア関連

運動習慣の定着を支援するアプリ、フィットネスジムの法人向け優待プラン、オフィスで取り組めるストレッチや姿勢改善プログラム、社内ウォーキングイベントの運営支援ツールなどが代表的なサービスです。テレワークの普及により、従業員の運動量低下が課題となっている企業でのニーズが高まっています。「楽しみながら取り組める」仕掛けのあるサービスかどうかも、継続率を左右する重要なポイントといえるでしょう。

メンタルヘルス・ストレスチェック関連

法定のストレスチェックを効率化するシステム、EAP(従業員支援プログラム)、オンラインカウンセリングサービス、組織のエンゲージメントや心理的安全性を可視化するサーベイツールなどが含まれます。

メンタルヘルスへの対策は、離職防止や生産性維持の観点から多くの企業が優先度を高めている領域です。「利用のハードルが低いか」「匿名性が確保されているか」といった視点で比較する企業が増えています。

健康管理DX・データ活用支援

健診結果の管理や受診勧奨の効率化、保健指導の記録・管理、健康データの可視化ダッシュボードなどを提供するサービスが含まれます。紙やExcelで管理していた健康情報をデジタル化し、産業医や保健師との連携をスムーズにする目的で導入が進んでいます。「健康経営優良法人」の認定申請に必要なデータ整備に役立てられるサービスも多く、これから認定取得を目指す企業にとっても参考になるでしょう。

睡眠・休養・職場環境改善支援

睡眠の質を計測・改善するアプリやデバイス、仮眠スペースの設置ソリューション、オフィスの照明・空調環境を整えるサービスなどが出展されています。

健康経営の文脈で「睡眠」が注目されるようになってきた背景には、睡眠不足が業務パフォーマンスに与える影響が研究から明らかになってきていることがあります。見落とされがちな領域ですが、展示会で実際に体験できるサービスも多く、現場のリアルな声を聞ける機会でもあります。

健康経営の展示会を探すとき&回るときのポイントは?

ここでは、健康経営の展示会を探すときや回るときのポイントについてご紹介します。

健康経営の展示会の探し方

展示会を探す際は、以下の方法を組み合わせると効率よく情報を集められるでしょう。

①主催会社の公式サイトを確認する

RXJapan(総務・人事・経理Week、健康経営EXPO)や、ビジネスイノベーションJapan実行委員会(ウェルビーイングEXPO、ビジネスイノベーションJapan)など、主催会社のウェブサイトでは開催スケジュールや来場登録ページを確認できます。同時開催の構成展も確認できるため、1回の来場で複数テーマを回ることを計画しやすくなります。

②JETRO(ジェトロ)の見本市データベース(J-messe)を活用する

業種・開催地・開催時期などから幅広く展示会情報を検索できるデータベースです。比較的新しい展示会の情報も掲載されており、自社課題に近い展示会を探す際の参考になります。

世界の見本市・展示会情報(J-messe)

③業界メディアやSNSをチェックする

人事・総務・健康経営領域の情報サイトや、LinkedInなどのビジネスSNSでは展示会情報が発信されることがあります。他社担当者の「展示会レポート」なども参考になります。

健康経営の展示会の回り方

展示会当日に成果を上げるためには、事前準備と当日の行動計画が重要です。以下のポイントを押さえておきましょう。

【事前準備】

・自社の課題を言語化しておく
「何を解決したいか」「どんなサービスを比較したいか」を事前に整理しておくと、ブースでの会話がスムーズになります。「まだ課題が明確でない」という場合でも、「予算感」「従業員規模」「現在の取り組み状況」をまとめておくだけで話が弾みやすくなります。

・出展社リストを事前確認する
多くの展示会では、開催前に出展社一覧と出展カテゴリをウェブサイトで公開しています。あらかじめ気になる出展社をリストアップして優先順位をつけておくと、限られた時間を効率よく使えます。

・来場登録は早めに済ませる
事前登録をしておくと、当日の受付が迅速になります。大規模な展示会では入場まで時間がかかることもあるため、開場直後を狙うか、混雑しにくい午後の時間帯を確認しておくのもひとつの手です。

【当日の動き方】

ポイント内容
メモと名刺を準備するブースごとに受けた説明の要点や感想を記録しておくと、後日の比較検討に役立つでしょう
セミナーとブース巡回をバランスよく人気セミナーは事前予約が必要な場合もあります。聴きたい講演と回りたいブースのスケジュールを事前に組んでおきましょう
気になるサービスは担当者に質問する「他社との違いは何か」「どんな企業規模・業種での導入が多いか」「費用感の目安はどのくらいか」などを直接確認すると、資料だけでは分からない実態が見えてきます
名刺交換後のフォローを計画する展示会後に複数社から資料が届くことがあります。どの社のどのサービスに関心を持ったか、当日の熱量を忘れないうちにメモを残しておきましょう

健康経営につながる福利厚生「オフィスでやさい」

展示会での情報収集と並行して、今すぐ取り組める健康経営施策として注目されているのが、食事・栄養面でのアプローチです。「オフィスでやさい」は、野菜やフルーツなどの健康的な食品をオフィスに定期的に届けるサービスで、難しい手続きや大がかりな設備投資なしに導入できます。従業員が毎日の業務の合間に手軽に食べられる環境を整えることで、食生活の改善と健康意識の醸成を自然な形でサポートします。

健康経営の第一歩を踏み出したい企業にとって、展示会での幅広い情報収集と「オフィスでやさい」のような導入しやすいサービスの組み合わせは、施策のスタートを後押しするひとつの選択肢になるでしょう。

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