企業の健康経営
健康経営がもたらす大きなメリットと、注意が必要なデメリットとは?
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従業員満足度を向上するための打ち手のひとつである福利厚生。社員食堂からジムの費用支援制度、レジャー施設の優待券など、あまりにも種類が多すぎて、自社にフィットした福利厚生を選ぶ方法がわからない人事担当者は多いのではないでしょうか。
株式会社WOWOWは、自社にフィットした福利厚生を考えた結果、OFFICE DE YASAIの導入にいたりました。今回は健康経営の取り組みについて、株式会社WOWOW 人事部 健康経営チームの迫間瑛美さんに話を伺いました。
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-迫間さんは現在人事をつとめられていますが、これまでどのようなキャリアを描かれてきたのでしょうか?
新卒でWOWOWに入社して、最初は制作局に配属されました。当時は、AP(アシスタント・プロデューサー)として映画の情報番組や、海外アワードの生中継などを担当していました。
その後、人事部に異動となり、新卒採用業務を経験した後、現在は健康経営の推進チームで、福利厚生も含めて担当しています。
-健康経営チームがあるのですね!どういった経緯で発足したのですか?
WOWOWは放送局ですので、部署によっては海外とのやりとりや深夜の中継業務が発生することもあります。フルフレックス制度を導入しているので、社員が勤務時間を自身で調整できていますが、私自身、どうしても生活が不規則になりがちな時期を経験しました。
だからこそ、人事部に異動してから「健康に働けるように“会社ができることは何か”」を考えるようになり、昨年チームが立ち上がりました。
同じ頃、経済産業省主催の「健康経営度調査」に初めて回答し、フィードバックを受けたのですが、結果の数値が想定よりも良くなかったことも、本格的に施策を推進する後押しになりました。
-放送業界だからこそ、大事な問題意識ですね。健康経営チームではこれまで具体的にどのような取り組みをしてきたのですか?
まずは、社内全体の健康知識を高め、病気などのリスクを下げるための健康セミナーやイベントを企画しました。
キックオフとなったのは、その名も“健康チェックイベント”。血管年齢や動体視力、握力などの測定を準備したところ、予想を上回る数の社員が参加してくれました。
その後も、全社の健康に関するサーベイを実施し、課題として可視化された運動不足の傾向から、“大人の体力測定”といったイベントを開催しました。柔軟性や筋力のレベルを自覚してもらえるプログラムで、こちらも自身の体の状態と向き合えたと、好評でした。
他にも、食事の摂り方や女性の健康に関するセミナーなども社内展開しましたが、決められた時間に参加するスタイルより、オフィスのフリースペースにイベントブースを出して社員の都合のいいタイミングで参加できるほうが参加率は高いです。やはり仕事柄、急に打ち合わせや外出の予定が入るケースも多いからだと思いますが、肩こり・腰痛予防のセミナーやオフィスヨガなどのプログラムのニーズも高まってきているので、今後は、徐々に固定された時間の施策も増やしていく予定です。
こういった健康スキルの向上を目的としたイベントだけでなく、これからの時代、企業として働く社員が病気になったりしても、安心して治療と就労を両立できるように、新たに疾病保障保険に団体加入したりと、人事制度面も整備しています。
-数ある福利厚生の中でも、食を提供する「OFFICE DE YASAI」の導入にいたるには、どのような背景があったのでしょうか?
これまでの福利厚生というと、日頃の疲れを癒してもらうためのマッサージ券の配布や保養所の利用を推進していました。
こういった施設も利用してもらいたいのですが、残念ながら「知らない」、「知っている」といった情報格差が生まれてしまっており、事前の予約などの手続きを前にして、どうしても活用に個人差が出ていました。
人事部に異動してから、誰でも日常的に利用できる福利厚生が会社にあれば喜ばれるのでは?と検討していたところ、OFFICE DE YASAIに出会いました。
社員の食生活の乱れも気になっていたので、特に食事は、どの社員にとっても必要不可欠なものですから、まさに「いつでも」「誰でも」「手軽に」利用できる健康的な福利厚生だと、魅力に感じました。トライアル期間も含めて、導入して約10か月が経ちましたが、好評につき2台目の冷蔵庫を設置しました。結果的に、非常に自社にフィットする福利厚生だと思っています。
-OFFICE DE YASAIを導入したことで何か良い変化はありましたか?
まだ健康面の数値的な効果検証はできていないのですが、社員からは多くのポジティブな声が集まっています。天気が悪い日や忙しい時に、わざわざ昼食のためにオフィスの外に出る必要もないですし、配達される商品はヘルシーなものばかりなので外食よりも食べるときの罪悪感がありません。女性からは「旬の食べ物があるのがうれしい!」といった声もよく聞かれます。用意したお弁当に、カットフルーツを併せている人も見かけます。
導入当初、どれだけ反響があるかわからなかったのですが、社内広報の意味も込めて、「健康チェックイベントに参加するとOFFICE DE YASAIの商品を先着でプレゼント!」という触れ込みにしたところ、イベントの参加者が予想以上に高かったことも。それくらい、社内では一定の注目を浴びています。
-OFFICE DE YASAIによって、良い効果が生まれているようで何よりです!今後の健康経営実現のための意気込みをいただいてもよろしいでしょうか?
WOWOWでは働き方改革プロジェクトも始動中で、フリーアドレスやリモートワークを推進したり、育休や時短勤務などの制度を整えたりしています。
健康経営や福利厚生に関しても、従来の事例に捉われず、時代の流れや社員のニーズにあわせて拡充していきたいと考えています。
放送局としては社員も少ない方ですし、全社を巻き込みやすいのはメリットと考えています。
心身が健康だからこそ、オモシロイものを創れると信じていますし、社員がWOWOWで働いていてよかった、と思えるようにチームで頑張っていこうと思います。
-迫間さん、ありがとうございました!!
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