福利厚生制度
福利厚生制度
-2025.03.31.Mon
福利厚生としてパワーナップ(昼寝)を取り入れるメリットと方法
心身の健康は、業務のパフォーマンスに大きく影響します。中でも睡眠は、集中力や判断力などに関わるため、従業員がしっかり眠ることができているか、確認や配慮をすることは重要です。
企業ができるサポートのひとつに「パワーナップ(昼寝)」を福利厚生として実施する方法があります。従業員の睡眠不足が気になる場合は、福利厚生として取り組んでみてはいかがでしょうか。
今回は、パワーナップ(昼寝)のメリット・デメリットや、福利厚生として効果的に取り組む方法を解説します。導入に役立つ福利厚生サービスもご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
【1品100円〜】継続率99.2%の福利厚生
置き型健康社食の『OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)』
目次
パワーナップとは?
パワーナップ(昼寝)とは福利厚生のひとつで、従業員の疲れやストレスを和らげビジネス力を高めるために、15分〜30分程度、昼寝の時間を設ける取り組みです。仕事のパフォーマンス向上に役立つとして、世界でも複数の有名企業が取り入れている福利厚生で、近年注目を集めています。
疲労回復につながる理由は?
福利厚生のパワーナップ(昼寝)が疲労回復につながる理由は、眠くなりやすい昼過ぎに短い睡眠を取ることで、眠気を解消できるからです。
昼過ぎに眠気を感じるのは、昼食を食べたことによる血糖値の変動や、夜だけでなく昼にも眠気のピークが存在する生体リズムが関係していると言われています。仕事中でも眠くなってしまうのは自然な現象であるため、無理に目を覚ましていようとせず、パワーナップ(昼寝)で一時的な睡眠を取ることは理にかなっているのです。
また人間の睡眠では、入眠から20分ほどで脳内で情報の整理や記憶の定着が活発になるとされており、短時間の昼寝はワーキングメモリのリフレッシュにも効果があると考えられています。パワーナップ(昼寝)の後には、すっきりと頭が冴えた状態になり、ビジネス力が高まるのです。
一般的な「昼寝」と定義は違う?
一般的な昼寝は昼間に寝ること全てを指すため、福利厚生のパワーナップ(昼寝)だけでなく、長時間寝入ってしまうことも含みます。仮眠を長く取りすぎると、深い眠りになった状態から中途半端に起きることになるため、すっきりとした目覚めにならず、ビジネス力のアップには逆効果だと言われています。効果の低い福利厚生になってしまわないように、時間を定めて行いましょう。
また福利厚生としての昼寝といえば「シエスタ」も有名ですが、パワーナップ(昼寝)とは休憩時間の長さや目的が異なります。シエスタはもともと南欧の国などで、真夏の暑い時間帯を避けるために長めに取られていた休息の習慣を、企業でも取り入れた休憩時間です。一般的には、昼食後に1時間〜3時間程度で設定する場合が多く、従業員が自由に過ごせる時間として設けます。そのため、必ずしも眠るための時間とは限りません。
仕事中のパワーナップを取り入れるメリット
パワーナップ(昼寝)は、業務パフォーマンスの向上や従業員の健康促進といった点で効果的です。仕事中のパワーナップ(昼寝)を取り入れるメリットをご紹介します。
生産性向上につながる
福利厚生としてパワーナップ(昼寝)を取り入れると、生産性向上につながる点が大きなメリットです。午後の眠気と疲れの蓄積を解消でき、集中力や判断力が回復するため、ケアレスミスなどを減らせるでしょう。アイデアを出すための発想力や創造性にもよい効果があるとされているので、クリエイティブな分野の従業員が多い職場にもおすすめの福利厚生です。
モチベーションやパフォーマンスが向上し、メリハリのある効率的な業務が実現すれば、余計な残業などの削減も期待できます。
睡眠不足を解消できる
仕事や私生活が忙しいと夜間の睡眠時間が不足しがちです。しっかり眠れていないと、疲労やストレスが溜まってしまいます。職場の福利厚生にパワーナップ(昼寝)の時間が設けられていれば、体力を回復するための睡眠時間を安定して確保できるため、睡眠が足りていない従業員にとってメリットです。
従業員の健康管理に役立つ
パワーナップ(昼寝)で適度な睡眠を取ると免疫系の機能も回復し、病気への抵抗力が高まると期待できます。従業員の長期的な健康増進に効果をもたらす福利厚生で、欠勤率の低下など企業のメリットにもつながるでしょう。
また、パワーナップ(昼寝)のような短時間の睡眠は、学習能力や記憶力の向上にも効果的です。従業員の認知症予防にもよい影響があると考えられているので、長期的な労働力の維持にも役立ちます。
従業員満足度が向上する
疲労が溜まるとモチベーションは下がり、様々なことに不満を感じてしまうものです。福利厚生としてパワーナップ(昼寝)を導入すると、仕事中にリフレッシュする機会を提供できます。疲れやストレスが軽減すれば、従業員は仕事をしやすくなり、職場や業務に対する満足度が高まるでしょう。
また、福利厚生を充実させる企業の姿勢は、従業員に気をかけているという意思表示にもなるものです。従業員にありがたいと感じてもらえれば、信頼や忠誠心といった企業ロイヤリティを引き出す効果も期待できます。
企業イメージが向上する
福利厚生の充実は採用面にもメリットをもたらすポイントです。優れた福利厚生は職場環境の改善につながるため、企業でどのような福利厚生が実施されているかは、多くの求職者が確認しています。福利厚生としてパワーナップ(昼寝)を導入していることを公表すれば、企業イメージが向上し、多くの求職者に興味を持ってもらえるのではないでしょうか。
また、効果的な福利厚生を取り入れて従業員の健康や働き方に配慮している企業だというアピールにもつながり、社会や顧客に向けたブランドイメージの向上にも役立ちます。
パワーナップにはデメリットもある?
メリットの多いパワーナップ(昼寝)ですが、方法が悪いとデメリットを感じる福利厚生になってしまい、効果を十分に得られません。注意点を紹介するので、気を付けながら実施してください。
長時間寝てしまうと生産性低下につながる
パワーナップ(昼寝)の時間を長く取ってしまうと、睡眠が深くなったタイミングで起きることになります。目覚めが悪くぼんやりとしてしまい、生産性を落とすので注意しなければなりません。
一般的に福利厚生として行うパワーナップ(昼寝)は、15〜20分がよいとされています。長くても30分以上は眠ってしまわないように周知して実施しましょう。
夜間の睡眠に影響が出る場合がある
遅い時間帯に眠ってしまうと、夜間の睡眠の質を下げてしまう場合があります。福利厚生のパワーナップ(昼寝)は12時~15時頃に行うのが理想とされているので、15時以降の仮眠は避けましょう。
また、必要な睡眠時間は個人差があるものです。短時間でも昼間に寝ると、夜の眠りが浅くなる人もいます。パワーナップ(昼寝)をすると夜間の眠りに影響を感じるという従業員には無理強いせず、ゆっくりリラックスする時間として活用してもらうなどの配慮をしましょう。
悪い体勢で眠ると身体に負担がかかる
パワーナップ(昼寝)を取る時の体勢が悪いと身体に負担がかかり、首や背中などに痛みを生じる原因となります。首をひねった寝方や身体を圧迫するような姿勢で寝るのは避けましょう。パワーナップ用のピローやチェアを活用するのがおすすめです。
業務や活動の状況に合わせた実施が重要
パワーナップ(昼寝)の重要度や必要性は、業務や活動の状況によって日々変わるものです。期日が迫った業務を抱えている場合や、午後から重要な会議などがある際は、パワーナップ(昼寝)の時間を取ることで、余計に焦りを感じてしまうこともあるでしょう。また、日中の活動が少ない時は眠気を感じないこともあります。
そのため、眠ることを義務付けるような制度にすると、福利厚生として役立つどころか、従業員が負担を感じるものになりうるので注意が必要です。従業員の気持ちや働きやすさを第一に、業務や活動に合わせて実施しましょう。
効果的なパワーナップの方法
デメリットを感じる福利厚生にならないように、効果的にパワーナップ(昼寝)を行う方法を紹介します。
時間を決めて行う
深い睡眠に入るまで長く眠ってしまった場合、途中で起きると返ってすっきりしない目覚めになりがちです。寝すぎてしまわないように、福利厚生のパワーナップ(昼寝)は時間を決めて行いましょう。時間に余裕がある日もアラームをかけるなどして、眠りすぎないように工夫してください。
コーヒーを飲んでから寝る
パワーナップ(昼寝)を行う前にコーヒーを飲むのもおすすめです。コーヒーに含まれるカフェインには覚醒作用があり、摂取から約30分程度で効果が出るため、すっきり目覚めやすくなります。ただし過剰に摂取すると夜の睡眠を妨げる場合があるので注意してください。
パワーナップピローを使う
楽な姿勢で仮眠するためにはパワーナップピローの活用が効果的です。パワーナップピローには、首や肩を支えるネックピローや、目の周りを暗くしてくれるアイピロー、体を斜めに傾けることができるウェッジピローなどがあります。自分の使いやすいパワーナップピローを選びましょう。
福利厚生や会社の制度としてパワーナップを取り入れるには?
福利厚生や会社の制度としてパワーナップ(昼寝)を取り入れる場合、社内の環境整備やルール作りも重要です。福利厚生としての導入方法や、工夫したいことを紹介します。
オフィスの自席でのパワーナップを許可する
パワーナップ(昼寝)を福利厚生として手軽に導入するには、オフィスの自席での仮眠を許可する方法が簡単です。外回りの営業を担当している従業員には、車内での実施を許可するのもよいでしょう。
アイマスクや耳栓、パワーナップピローなどを用意すれば、従業員がより快適にパワーナップ(昼寝)をとれるのでおすすめです。
パワーナップ用の空間を用意する
本格的な福利厚生として取り組む場合は、パワーナップ(昼寝)に適した環境整備を行いましょう。リクライニングチェアやクッションを配置した仮眠室を作れたら理想的です。ユニークな福利厚生の取り組みとして社外に告知すれば、採用面や企業イメージの向上にもつながりそうです。
専用スペースを確保するのが難しい場合は、会議室や休憩室を活用することもできます。遮光カーテンや遮音性の高いパーテーションを上手に使いましょう。
実施にあたりルールを決める
福利厚生として円滑な運用を行うためには、パワーナップ(昼寝)についての社内ルールを明確に策定することが重要です。時間帯や仮眠室の利用利用、業務への影響を抑えるための注意事項などを定め、社内メールや掲示で全従業員に共有しましょう。
効果的な方法について教育する
パワーナップ(昼寝)の効果的な実施方法の説明会を行ったり、質問の機会を設けたりといった教育も必要です。科学的根拠に基づいた情報の提供や、専門家を招いたセミナーの実施などを通して従業員の理解を促し、意識的に取り組めるように工夫しましょう。
福利厚生は実施状況のモニタリングも重要です。アンケートや業績データを照らし合わせて分析し、確認できた効果や改善点を活かして、より効果的な運用を模索しましょう。
手軽な「設置型社食」でパワーナップの時間を作り出そう
福利厚生としてパワーナップ(昼寝)を取り入れるためには、休憩時間に十分なゆとりが必要です。昼食の買い出しなどに時間がかかると、お昼の休憩が慌ただしくなり、パワーナップ(昼寝)よりも食事や午後の準備に時間を充てたいと考える人が多くなります。
余裕を持ってパワーナップ(昼寝)を実施するためには、あわせて食事をサポートする福利厚生を取り入れるのが効果的です。中でも「設置型社食」は導入が手軽で、社内で簡単に食事を取れる環境を整備できます。
特におすすめのサービスが、健康的なメニューの揃った「OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)」です。
設置型社食は「OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)」がおすすめ
「OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)」はオフィスに設置した専用冷蔵庫から、従業員がセルフサービスで食事を購入できる設置型社食です。
従業員価格1個100円からと手を伸ばしやすい価格帯の商品が準備された食の福利厚生で、自席などでも食べやすいハンディサイズの食品が揃っています。社内でランチを調達でき、食事場所確保の時間も削減できれば、ゆとりをもってパワーナップ(昼寝)を実施できるでしょう。
冷蔵庫には毎月、新鮮なサラダや果物、こだわりのお惣菜や軽食など、季節に合わせた豊富なラインナップの商品が届きます。管理栄養士監修の健康的なメニューが揃っており、福利厚生を通して健康経営に取り組む企業にもぴったりです。
専用の冷蔵庫を置ければ導入できるので、従来型の社員食堂よりもスペースやコストを抑えた運用ができる点も魅力です。社内の空きスペースは仮眠室のために有効利用したいという場合は特に、省スペースで導入できる「OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)」が重宝するのではないでしょうか。ぜひ検討してみてください。
OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)について詳しくはこちら
まとめ
パワーナップ(昼寝)は、仕事中に起こりがちな眠気や疲労の解消に役立ちます。福利厚生として取り入れれば、従業員のパフォーマンス向上や健康促進に大きな効果が期待できるでしょう。設置型社食「OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)」のような便利なサービスも活用しながら、パワーナップ(昼寝)に取り組んでみてください。
手軽に導入できる健康社食で福利厚生を充実!
>> OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜) <<
- tags
関連記事
記事はありませんでした