福利厚生制度
モチベーションマネジメントとは?改善に向けた取り組みを紹介
近年日本では多くの業界で深刻な人材不足が続いています。
限られた人材の中で企業が成長していくためには、モチベーションマネジメントを行い、従業員それぞれのやる気を高め、生産性やパフォーマンスを上げていくことが重要です。
モチベーションマネジメントを行うことで、従業員の心理状態の変化をいち早く把握でき、帰属意識の低下や離職などの課題解決にもつながります。
そこで本記事では、モチベーションマネジメントの概要や取り入れるメリット、実施する際のポイントについて解説します。
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目次
モチベーションマネジメントとは
モチベーションという言葉には「やる気」や「動機付け」などの意味があり、ビジネスにおいて重要な役割を持ちます。
従業員の仕事に対するモチベーションが高いと、従業員はやる気をもって自発的に仕事を行うようになります。
モチベーションには、従業員自身の興味関心から自発的に取り組む「内発的動機付け」と、評価や報酬など外的要因のために取り組む「外発的動機付け」があります。
外発的動機付けの場合、評価や報酬を得ると満足して維持しづらいケースが多いため、長期的に見ると内発的動機付けをいかに維持するかがポイントと言えるでしょう。
そこで重要になるのが「モチベーションマネジメント」です。
モチベーションマネジメントとは、企業の生産性アップを目的として従業員の仕事に対する動機付けを行い、モチベーションを管理・サポートしていくマネジメント手法です。
モチベーションマネジメントを実施すると、従業員の仕事に対する意欲が高まり生産性向上につながるなど、多くのメリットが生まれます。
モチベーションマネジメントの効果とは?
モチベーションマネジメントを導入すると、どのような効果があるのでしょうか。
ここからは、モチベーションマネジメントを取り入れた場合のメリットを3つご説明します。
会社全体の生産性向上
従業員のやる気が高まると、より自発的に働こうという意識が強くなります。
それぞれの従業員が今までより意欲的に業務に取り組むことで、会社全体の生産性向上につながるでしょう。
人材不足やさまざまなコストの増大に悩む企業にとって、最小のリソースでいかに多くの成果を生み出すかが課題となっています。
企業の生産性アップにつなげるためにも、従業員一人ひとりのパフォーマンスを向上させるモチベーションマネジメントが有効です。
従業員の定着率がアップ
加速する少子高齢化によって生産年齢人口が減少するなど、人材不足は企業課題の1つと言えるでしょう。
また、終身雇用や年功序列といったかつての制度が崩壊しつつあり、転職が当たり前になるなど、人々の働き方そのものが変化しています。
人材の流動性が高まる中で、重要なのが従業員の離職防止です。
従業員が高いモチベーションをもって仕事に従事することで、帰属意識や愛社精神の向上が期待できます。
さらに、従業員の定着率がアップし、離職率の低下も期待できるでしょう。
人材獲得の難しさに加えて離職率の高さに悩む企業が多い昨今、モチベーションマネジメントなどの施策を行い、経営基盤を強化することが大切と言えます。
企業のイメージが良くなる
従業員のやる気がアップして意欲的に働くようになると、企業が提供する商品やサービスの質を向上させることにもつながります。
結果として、顧客や取引先からの評価が高まり、企業のイメージ向上や株価の上昇など、さまざまな波及効果が期待できるでしょう。
企業のイメージアップは、人材獲得や採用活動にも大きなメリットがあります。
モチベーションマネジメントを積極的に行い、やりがいのある職場・働きやすい職場にしていくことで、企業としての求心力を高められるでしょう。
モチベーションが下がってしまう要因
モチベーションマネジメントでは、モチベーションを下げる要因を取り除きながら、モチベーションを向上させる2つのアプローチが必要となります。
まずは従業員のモチベーションが下がる要因を把握し、どのような解決方法があるか検証してみましょう。
適切な評価を受けていないと感じる
いくらがんばって成果を出しても正当に評価されていないと感じると、仕事に対するモチベーションはさがってしまいます。
給与や人事評価、待遇などに関する不満はモチベーションと直結するといっても過言ではありません。
特に日本の場合、年功序列で業績への貢献度や成果よりも「どれだけその企業で長く働いているか」が給与や待遇に反映されるケースが多くなっています。
適切な評価を受けていないと感じると、企業に対する信用を失い、仕事のパフォーマンスを恣意的に下げる人も出てくるかもしれません。
モチベーションマネジメントでは、従業員それぞれがどういった形でどれくらい企業に貢献しているかを可視化し、従業員の仕事を正当に評価できる体制づくりが必要です。
人間関係が悪化している
上司や同僚、部下、取引先といった仕事で関わる人たちとの関係は、モチベーションを大きく左右する非常に重要な要因です。
人間関係の良くない職場では、業務がスムーズに進みにくくなる上、従業員同士のコミュニケーションが減ったりストレスを感じやすくなったりと、多くの悪影響が生まれます。
どのような企業や組織でも人間関係のトラブルはつきものですが、業務に影響が出ている場合は、モチベーションマネジメントによって改善する必要があります。
昨今では職場でのハラスメントが社会問題にもなっています。
それらが常態化すると仕事へのモチベーションがさがるだけでなく、離職にもつながりかねません。
人間関係が良くない企業は離職率が高いとされますが、そういった悩みをかかえる企業でもモチベーションマネジメントが有効と言えます。
業務内容に不満がある
業務内容に不満がある場合も、モチベーション低下につながってしまいます。
仕事の内容にやりがいや魅力を感じられないと働く意欲がわかず、業務パフォーマンスが下がりがちです。
業務内容への不満からくるモチベーション低下は、特に新入社員の配属直後や人事異動直後に起こりやすいとされています。
「営業をやりたかったのに別の部署に配属された」、「異動先が自分の経験やスキルを活かせる部署ではなかった」など、自身の経験やスキルと現在の仕事にミスマッチを感じる従業員は要注意です。
また、能力以上のノルマやサービス残業、管理職なのに裁量権が少ないことなどもモチベーション低下につながってしまうでしょう。
疲労がたまっている
身体的な疲労がたまっている場合にも、モチベーションの低下は起こりやすいとされます。
日本では古くから「長くたくさん働くこと」を美徳とする考えがあり、働きすぎで心身の不調をきたす人も少なくありません。
しかし、残業や休日出勤が続いて長時間労働が常態化すると、従業員のモチベーションも低下してしまいます。
意欲的に働き続けるためには、適度な休息を取りながら働く必要がありますが、過度に疲労が蓄積されると、少し休んだところでモチベーションを回復させるのが困難になる場合もあります。
従業員の労働時間や心身の健康状態を管理し、少しの異変にも気づけるようにモチベーションマネジメントを行いましょう。
モチベーションマネジメントのポイント
ここからは、効果的にモチベーションマネジメントを実施するためのポイントを解説します。
モチベーションの現状を可視化する
モチベーションマネジメントを行うにあたって、まずは従業員が、現状どのようなモチベーションであるかを把握しましょう。
具体的には、従業員満足度調査やモチベーションサーベイなどを行って従業員の状態を可視化し、部署単位、会社単位での課題を把握します。
最近では、モチベーションについてのデータ収集や分析を行う管理システムを導入する企業も増えています。
調査結果や個々のデータを分析・グラフ化することで、どのようにモチベーションマネジメントを行えばよいか分かるようになります。
個々の従業員に対する面談やインタビューを行うと、モチベーションの現状や課題をさらに詳しく知ることができるでしょう。
健康状態に問題がないか把握する
モチベーションマネジメントでは、従業員の健康状態の把握も非常に重要です。
従業員の中には、自分でも気づかないうちに心身の不調を招き、モチベーション低下を引き起こしているケースもあるかもしれません。
健康診断やストレスチェックの結果を集計・管理し、従業員の健康状態に問題がないか定期的にチェックしましょう。
健康状態を定期的にチェックすることで、不調の早期発見やパフォーマンス低下の防止、離職防止など早めに対処できる体制づくりにもつながります。
モチベーションマネジメントでは、行う施策によって従業員の健康維持にもアプローチできるため、健康経営の観点からもメリットがあると言えるでしょう。
「ハードアプローチ」と「ソフトアプローチ」
モチベーションマネジメントを進めるにあたって重要なのが、「ハードアプローチ」と「ソフトアプローチ」です。
ハードアプローチとは、人事評価や福利厚生制度といった、変化が見えやすい部分を改善することでモチベーションにアプローチする方法です。
対してソフトアプローチは、人間関係や職場の雰囲気といったような、体感的な部分を改善していく方法です。
企業ではハードアプローチを重視しがちですが、長期的な効果を得るには双方向からのアプローチが大切です。
それぞれの側面からバランス良く改善していくことで、モチベーションマネジメントをより効果的に行うことができるでしょう。
コミュニケーションの改善
社内コミュニケーションの改善も、モチベーションマネジメントにおいて重要な役割を持ちます。
従業員同士のコミュニケーションが活性化することでより良い人間関係が生まれ、仕事への意欲が向上し、新たなアイディアが生まれたり、仲間意識が高まったりします。
社内コミュニケーションを活性化させるためには、さまざまな部署の従業員が集まってコミュニケーションを取れるような環境づくりが大切です。
コミュニケーションが改善されると、従業員のメンタルヘルスにも良い影響が生まれます。
モチベーションマネジメントの一環として、カフェスペースの設置やフリーアドレスの導入などを積極的に取り入れてみましょう。
健康増進やコミュニケーションの活性化に「OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)」
モチベーションマネジメントの施策としておすすめなのが、新たな福利厚生の導入です。
昨今、多種多様な福利厚生サービスがある中、特に食の福利厚生は従業員からの人気を集めています。
食の福利厚生と言っても、社員食堂やカフェテリアは導入費用やスペースの問題で難しいという企業も多いかもしれません。
そうした企業におすすめなのがオフィスコンビニです。
オフィスコンビニは、オフィスに設置した什器から従業員がいつでも好きな時に商品を購入でき、コンビニまで行かなくても買い物ができる便利なサービスです。
近年日本でも健康経営への注目が高まっていますが、設置型社食サービスのオフィスコンビニは低コストかつ手軽に導入できるとして、導入する企業が増えています。
数あるオフィスコンビニの中でも、健康的なメニューを中心に提供している「OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)」がおすすめです。
「オフィスで野菜」の特徴は、国産野菜で作るサラダやスムージー、フルーツ、無添加のお惣菜など健康に配慮したメニュー構成で、累計10,000拠点以上(2024年2月時点)で福利厚生として導入されています。
忙しいと食事をおろそかにしたりお菓子などで済ませたりする従業員もいるかもしれませんが、健康状態の悪化はモチベーション低下にもつながります。
モチベーションマネジメントの一環としてオフィスコンビニを福利厚生に導入することで、従業員の健康的な食事をサポートしてみませんか。
まとめ
多くの企業で深刻な人材不足が続いており、厳しい状況下で企業が成長していくためには、モチベーションマネジメントが重要です。
モチベーションマネジメントは企業にとっても多くのメリットがあるだけでなく、施策を効果的に取り入れることで、働く従業員たちの心身の健康にもつながります。
従業員一人ひとりの意欲を高めるために、まずは現状把握を行い、モチベーションマネジメントの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
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