導入事例

-2018.04.23.Mon

イノベーションを支えるコミュニケーション!カギは食の選択肢充実化 / トレジャーデータ

社員の定着化とコミュニケーション円滑化が会社の発展に繋がる

トレジャーデータは日本人創業者3名がシリコンバレーで創業した会社で、今は社員数が全体で165名、うち84名が日本勤務で、またその中の半数がエンジニアという構成ですが、アメリカでの経験を踏まえ、健康的な食事をオフィスで取れることが社員の定着化とコミュニケーションの円滑化に繋がり、ひいては新しいビジネスアイデアが生まれやすくなると感じていたことから、会社をより発展させることを目的に「OFFICE DE YASAI」の導入を決定しました。

トレジャーデータはデジタルマーケッターの強い味方

トレジャーデータ株式会社は、クラウドでカスタマーデータプラットフォームのサービスを提供している会社です。カスタマーデータプラットフォームというと一見難しそうに思われますが、平たく言うと主にデジタルマーケッターの方に、マーケティング施策に活用していただくデータ分析システムを提供しています。今やウェブやアプリのログデータはマーケティング施策を考える上で必須のものです。ただし、そのログの蓄積や分析というのは意外と労力がかかってしまうため、それらのデータをクラウド上で蓄積し、分析するシステムを提供しています。

アメリカでの課題は日本でも課題に

アメリカでは最近、エンジニアは1年で転職する傾向が顕著のようです。1年で転職されると、会社としてはビジネスの成長過程で離脱されるので、大きな機会損失になります。

ですので、シリコンバレーのアメリカ本社内にはかなり広めのキッチンを併設し、冷蔵庫のドリンクも充実させ、ランチ時になるとケータリングの食事を用意することで、オフィスにいながら食の選択肢を充実化させるということをやってきました。そうすると、社員は自然とキッチンに集まって食事をするようになってきました。

アメリカというと個人主義のイメージが強いですが、皆で同じ場所に集まって、雑談しながら食事することで、イノベーションが起こりやすくなりました。エンジニアにとっても新しいビジネスアイデアも生まれるし、食事だけでなく一人分のスペースとしても広く働きやすい環境も整備したことで、今ではより仕事の効率も上がるという好循環になっています。

日本の場合は、物理的な条件などでアメリカ本社のような環境の提供は難しいのですが、「食の選択肢」という意味では日本オフィスはあまり充実していなかった(特に健康的な食事の選択肢がなかった)ので、日本の社員にも健康的な食の選択肢を増やし、少しでも社員同士のコミュニケーションを増やしたい、それによって社員が会社を好きになってもらいたい、そして最終的には当社のビジネスの発展に繋げたい!という思いがありました。

新ビジネス創出のキッカケに

コミュニケーション円滑化の成果としては、社員同士が仲良くなるだけで止まらせるのではなく、新しいビジネスアイデアを生み出せるところに行き着かせられるか、そこが肝と捉えています。

OFFICE DE YASAI以外の施策として金曜の夜にお酒を飲みながらディスカッションすることも進めていますが、新しいビジネスを考える機会が定着してきたという意味で、これらの施策の成果は出てきていると感じています。

また、OFFICE DE YASAIに関して言うと、健康的な食生活の選択肢が増えたということで、従業員にとっては「社員みんなが健康的に働いてほしい」ということのメッセージにもなっていると思います。

働き甲斐は、給料<<環境。働き甲斐のための試行錯誤を続けたい

エンジニアの働き甲斐は必ずしも給料ではなく、働きやすさを重視した食や環境のサポートが充実していないと辞めてしまいます。社員を大事にし、長く健康で働いてもらい、その良い影響が外部に伝わって、結果として私たちのサービスがより拡大していければと思っています。

シリコンバレーのアメリカ本社の食のサポートを参考にしながら、日本本社では皇居ランやヨガのサークルを開始したりしていますので、社員の働き甲斐のために日本で出来ることを今後も試行錯誤していきたいと思います。

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