コラム

-2018.04.23.Mon

「働き方改革2年」は本格的な「働き方改革時代」の幕開けか

2018年度もスタートして少し経ちましたが、遂に(?)ブログを書いていくことになりました(笑)

ちなみに、「お前、誰だ」という方も多いと思うので最初に自己紹介をすると、OFFICE DE YASAIというサービスを展開している株式会社KOMPEITO 代表取締役の川岸亮造と申します。

今後、このブログで働き方改革などの情報発信をしていければと思いますのでよろしくお願いします。

 

さて、早速初回ですが、働き方改革時代の幕開けということで、以前公開されたボクシルさんのアンケート結果(https://boxil.jp/mag/a3562/)によると、2017年のSaas業界話題の10大ワード第1位は「働き方改革元年」だったそうです。

これだけでなく、去年はサイボウズさんの広告が話題になったり、様々な識者の方が2017年を働き方改革元年と位置づけ、右も左も「働き方改革」といった感じで一気に働き方改革という言葉が市民権を得た年だったと思います。

元々、「欧米諸国に比べて労働時間が長い」といったことは昔から言われていたことに加え、少子高齢化で育児や介護と仕事を両立する方が増えてきている、あるいは共働きがスタンダードになってきているといった時代背景の中、潜在的には多くの人が「今の働き方で良いんだっけ…」と薄々感じていたところに、大手広告代理店のセンセーショナルな事件がトリガーとなってこの動きが一気に加速された感があります。

一方で、経産省肝入りで打ち出した「プレミアムフライデー」はやや下火になってしまいました。また、企業向けサービスの展示会に行ってみると、これまでのITツールの冠をただ変えて打ち出しているだけのサービスも散見されます。

 

このような状況の中で、「働き方改革」の大号令の元、担当部署をつくったものの何をすれば良いかから考えなければならないので、まずは情報収集をしたり、それと同時に、本質的に「働き方改革」とは何なのかを試行錯誤したり、といった日々を送られたご担当者の方も多いのではないでしょうか。

このような働き方改革に関する世の中的な流れから個人的に感じることとしては、もっと「個人のコンディション」に着目すべきではないか、ということです。

 

オフィスワーカーが月20日間働いているとすると、それは年間で240日も働いていることになります。

野球選手は年間約140日間試合を行っていますが、オフィスワーカーをアスリートになぞらえるならば、年間240試合を闘っていると捉えても良いでしょう。また、野球選手で言えば、最終的にシーズン終了後に評価されるのはその年間140試合を通じて成績を残した選手です。

つまり、ある1試合だけで飛び切り良い成績を残すのではなく、年間を通じてコンスタントに成績を残せる選手が評価されるということで、最近の野球選手はコンディションをいかに高い状態で維持するかに相当気を遣っています。

これは年間240試合を闘うオフィスワーカーでももちろん言えることで、優秀なアスリートが日々のコンディションに気を遣っているのと同様に、オフィスワーカーも普段のコンディションを気遣うことで自ずとパフォーマンスも変わってくると思うのです。

また、このコンディションを高い状態でキープする、といったことについては食事が大きく影響することも分かってきています。

更には1日の食事の摂り方ひとつがその当日の生産性に関わることも、わかってきているのです。

これは個人的に実験したことですが、朝から何も食べず、15時頃に空腹の限界が来た時に糖質たっぷりのラーメンを食べてみた日は、空腹時に集中できなかっただけでなく、食事後急激に眠気が襲ってきてあまり仕事になりませんでした。

逆に、朝から、どういった物をどのタイミングで食べるかを意識した日はかなりスッキリ感があり…この2日間で仕事の進みがどうだったかについては言わずもがなでしょう。

 

さて、この辺になるとややポジショントークが過ぎる感じになったので詳しい話はまたの機会にしたいと思いますが、働き方改革でインプットを減らしアウトプットも減らしてはそれこそ日本は衰退してしまうのではないでしょうか。

働き方改革をしてアウトプット(成果)も最大化させたい、というのが経営者の本音だと思います。

もう少し噛み砕くと、生産性向上は「アウトプット(工数)/インプット(成果)」を向上させることですが、働き方改革でインプットを減らし、アウトプットまで減らしては意味がないので、働き方改革をしてインプット(工数)を減らしつつ、アウトプット(成果)も最大化(少なくともキープ)させることが求められていると考えます。

 

ここで、

アウトプット=個人能力×コンディション等による能力の発揮効率×かけた時間×人数×組織の業務効率

インプット=人数×かけた時間

(※ただし、かけた時間が一定を越えると個人の能力や能力の発揮効率が極端に下がるなど、それぞれの要素同士でも影響する場合があります)

と定義すると、かける時間を減らすだけの施策は、実は生産性は変わらず、アウトプットが下がるということになりかねません。

そのため、時間を減らした分ICTツールで組織の業務効率を上げる、だったり、短い時間でしか働けないというプレッシャーをかけることで、それぞれが工夫して業務遂行する(個人能力を引き上げる)といったことでアウトプットを確保する、というのが世の中的に広く行われている働き方改革ですが、それだけではなく、「コンディション等による能力の発揮効率」を上げること、ひいてはそれが健康に起因することに着目して生産性を向上し、アウトプットを高めることも働き方改革で大切にすべきことなのではないかと捉えています。

 

働き方改革2年、おそらく企業は、本格的に取り組む企業とそうでない企業で大きく色分けされます。これがボディーブローのように5年後10年後に効いてきます。本質的な働き方改革や健康経営に取り組むことがスタンダードになり、取り組んでいない企業は時代に取り残されるような時代になるでしょう。

 

今回は私の考える「働き方改革の切り口」や生産性向上について書きましたが、私としては、より多くの企業が本格的な取り組みに踏み出してもらえるように、様々な情報や考えをこの場を使って情報発信できればと思っています。

ということで今後ともこのブログをよろしくお願いします!

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